研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-12-25 14:48:39）　

ヴィサテップスクサバン
ＶＩＸＡＴＨＥＰＳＯＵＫＳＡＶＡＮＨ
VIXATHEP SOUKSAVANH

所属経済学部経済学科

職名教授

その他所属
1.	経済学研究科

学歴
1.		博士（経済学）
2.	2005/04～2009/03	神戸大学国際協力研究科
3.	2000/10～2002/06	国際大学大学院国際関係学研究科国際開発プログラム
4.	1991/10～1997/05	Technische Universität Ilmenau (Germany), Institut für Bimedizinische Technik und Informatik, Biomedical Engineering

職歴
1.		立命館大学経済学部
2.	2016/10 ～	兵庫県立大学国際商経学部
3.	2014/05 ～ 2016/09	京都大学経済学部・研究科
4.	2011/06 ～ 2014/04	神戸大学大学院国際協力研究科
5.	2009/04 ～ 2011/05	│ Project Consultant │ Asian Development Bank (Executive Public Policy Training Program)

委員会・協会等
1.	2012/01 ～	East Asian Economic Association Member
2.	2008/10 ～	Japan Society for International Development Member

研究テーマ
1.	企業発展・企業家精神・イノベーション
2.	国際貿易、産業政策と経済発展（CLMV：カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム）
3.	縫製業と経済発展（CLMV: カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム；バングラデシュ）

研究概要
•発展途上国の比較優位と国際貿易の構造に関する研究 •企業と経済発展に関する研究（中心点　起業家精神、イノベーション、中小企業） •草の根レベルの開発、産業政策、分野別開発に関する研究私は大学院時代から一貫して、開発経済学の分野で研究を行ってきました。これまで実施してきた研究は、カンボジア、ラオス、ベトナム、バングラデシュの製造業（特に縫製業）に焦点を絞り、企業の技術効率と全要素生産性、その決定要因に関する計量分析を中心としています。研究対象を上記の４ヶ国に絞った理由は、輸出総額に占める縫製品の比率が高く、工業部門における所得・雇用シェアが大きく、成長率も高かったためです。研究方法は、現地調査（主に企業調査）とミクロデータ分析を両輪としたものであり、企業個票を入手して計量分析を行なうだけでなく、その背後にある要因をつかむために現地調査を多数実施しています。近年は、研究分野を拡大するとともに、企業家能力とイノベーションについて、人的資本と社会資本の観点から研究しています。また、これらの研究分野に加えて、農業開発、土地分配、食料安全保障、マイクロファイナンスなど、草の根レベルの開発に焦点を合わせた研究や産業政策に関する研究も行っています。現在、ミャンマーの経済開発と産業政策及びラオスのヘルスケア分野にも研究を拡大しています。

現在の専門分野
開発経済学 (キーワード：縫製業発展、イノベーション、企業家精神、工業化、アジア経済、企業発展)

著書
1.	2019/03	「Chapter: Human Capital, Innovation, and Productivity in Manufacturing Small and Medium Enterprises in Vietnam」

論文
1.	2023/03	Technical Efficiency of Small and Medium Manufacturing Enterprises in Vietnam—Evidence from 2012 and 2014 Enterprise Surveys— │ University of Hyogo, Institute for Policy Analysis and Social Innovation Discussion Paper │ (140),1-21頁
2.	2023/02	Revisiting Industrial Policy and the Role of the State │ University of Hyogo, Institute for Policy Analysis and Social Innovation Discussion Paper │ (138),1-18頁
3.	2022/09	Impact of Saving on Welfare of Households in Laos │ SSRN Working Paper │ (4221028),1-17頁
4.	2022/09	Industrial Policy and Development in Myanmar: An Analysis of Trade Promotion Policies │ University of Hyogo, Institute for Policy Analysis and Social Innovation Discussion Paper │ (134),1-17頁
5.	2020/05	Who Are Better Learners?—Reducing Inefficiency in Laos’ Manufacturing Industry─ │ SSRN Working Paper │ (3815460),1-10頁
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学会発表
1.	2019/12/03	Economic Development and SME Policy in Lao PDR —A comparative study with Vietnam— （口頭発表，一般）
2.	2019/11/03	A study of Impact of Technology transfer from MNCs to SMEs in Vietnam – The case of local SMEs and Japanese Corporations （口頭発表，一般）
3.	2019/02/26	Small and Medium Enterprise Development （口頭発表，特別・招待講演等）
4.	2018/12/08	Policy, Entrepreneurship and Innovation in SMEs in Laos （口頭発表，特別・招待講演等）
5.	2018/10/27	Does Laos Have an Industrial Policy for Development: Trade, Economic Zones, and SMEs? （口頭発表，一般）
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講師・講演
1.	2016/11/08	Commentary on “Does Firm Size Matter for the Effect of Productivity on Market Exit? A Case Study for Vietnamese Manufacturing Firms” by Vu Thi Bich Lien
2.	2016/11/06	Commentary on “Determinants of the Capital Structure of Cambodian Firms: Firms’ Fund Raising Behavior in highly Dollarized Emerging Markets” by Hidenobu Okuda and Daiju Aiba
3.	2014/11/29	Entrepreneurial Human and Social Capital in Vietnam’s Small Businesses
4.	2014/11/01	Commentary on “The Effect of Innovations on Competitions: The Case of 4G Technology” by Chatra Kamsaeng
5.	2013/12/05	過渡期におけるラオス：改革，投資，および変化
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共同・受託研究実績
1.	2018/04 ～ 2021/03	ASEAN現地企業への技術伝播と中所得国の経済成長に関する理論・実証研究
2.	2017/04 ～ 2020/03	発展途上国におけるイノベーションの企業家能力に関する研究
3.	2015/04 ～ 2018/03	インドシナにおける中小企業の発展と企業家精神に関する研究
4.	2015/04 ～ 2019/03	グローバリゼーション下のプロプアな経済成長を目指し統合型産業政策をデザインする -- 新しい官民協力によりアジア・アフリカの開発途上国に生き延び行く産業を育成する --
5.	2014/04 ～ 2016/03	アジアにおける企業家群像の抽出と企業家ネットワークによる経済統合の深化に関する研究
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授業科目
1.	Elementary Seminar Ⅱ
2.	Research Seminar Ⅰ
3.	Research Seminar Ⅱ
4.	Special Seminar Ⅰ
5.	Special Seminar Ⅱ
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研究者からのメッセージ
1.	今後の研究について COVID-19のパンデミックは、途上国の経済発展に甚大なダメージを与えていますが、これらの問題に関連する研究は十分とは言い難い状況です。今後の研究としては、発展途上国のヘルスケア分野に研究領域を拡大することを目指します。さらに、研究地域をインドネシア、マレーシア、フィリピンなどに広げる予定であり、これによりASEANの海洋経済圏における中小企業のイノベーションや起業家精神を重層的に研究することが可能になります。