研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-08-31 22:34:18）　

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ｾｲｹｱﾔ
清家　理
SEIKE AYA

所属スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構スポーツ健康科学総合研究所
2.	衣笠総合研究機構人間科学研究所
3.	スポーツ健康科学研究科

学歴
1.	2008/04～2011/03	京都大学人間・環境学研究科共生人間学博士後期課程修了京都大学博士（人間・環境学;2011年）
2.	2001/04～2003/03	京都大学医学研究科社会健康医学系専攻博士前期課程修了京都大学修士（社会健康医学;2003年）
3.	1999/04～2001/03	関西学院大学社会学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了関西学院大学修士（社会福祉学;2001年）

職歴
1.	2022/05 ～ 2024/03/31	京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻教育研究機関研究員
2.	2022/04/01 ～	国立長寿医療研究センターもの忘れセンター認知症ケア研究室もの忘れセンター認知症ケア研究室研究員
3.	2022/04 ～	立命館大学スポーツ健康科学部教授
4.	2018/04 ～ 2022/03	京都大学こころの未来研究センター上廣寄付研究部門講師
5.	2013/04 ～ 2022/03/31	国立研究開発法人国立長寿医療研究センターもの忘れセンター（認知症疾患医療センター）外来研究員
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委員会・協会等
1.	2022/07/01 ～	京都府アドバンス・ケア・プランニング推進ワーキング学術専門委員
2.	2022/06/29 ～	アーバンデザインセンターびわこ・くさつ事業運営懇話会委員
3.	2022/04 ～	くさつ未来総合研究所運営委員
4.	2020/04 ～ 2021/03	厚生労働省老人保健事業「認知症の人の家族が認知症を正しく理解し適切な対応につなげるための取組の普及促進に関する調査研究事業」専門委員会専門委員会委員
5.	2017/04 ～ 2019/03	厚生労働省老人保健事業「認知症の家族等介護者支援に関する調査研究事業」ガイドライン作成委員会委員
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所属学会
1.	～	The Alzheimer's Association International Society to Advance Alzheimer's Research and Treatment (ISTAART)
2.	～	The American Geriatrics Society (AGS)
3.	～	日本認知症学会
4.	～	日本認知症予防学会
5.	～	日本老年医学会

研究テーマ
1.	AI-chat bot による軽度認知障害や認知症の人への心理社会的支援システム開発
2.	多様性寛容のための手法開発
3.	認知症の人の介護者に対するWell-being 向上のためのアプローチ方法の開発
4.	軽度認知障害や認知症の人と家族に対する心理社会的支援プログラム開発

研究概要
『超高齢社会における軽度認知障害の人、認知症の人と家族に対するWell-being獲得・促進の手法開発：産官学民連携による共生社会創成を中心に』超高齢社会を迎えた日本の医療保健福祉に係る課題に対し、(1) 課題の背景の探索、(2)解決に向けたニーズ調査、(3)試行的介入のプロセスを経たアプローチ、(4)政策提言につながる介入の効果の提示、以上のプロセスで、アクションリサーチを用い、課題解決手法の社会実装を目標としている。本アクションリサーチの柱は、1：地域コミュニティにおける「互助力再生」、2：超高齢社会で有病率が増加の一途である「認知症」と社会啓発、以上2点である。この2つの柱に基づき、①互助・自助再生・強化のためのプログラム開発プロジェクト、②MCI・認知症の人と家族に対する非薬物介入プログラムとこれらの介入効果の測定スケール開発プロジェクトを進めている。研究は、認知症の人や家族、住民、行政、国立長寿医療研究センター、京都大学、企業等、産官学民連携で進めている。

現在の専門分野
認知脳科学, 神経内科学, 精神神経科学, 医療管理学、医療系社会学, 衛生学、公衆衛生学分野：実験系を含む, 高齢者看護学、地域看護学, 医療福祉工学, 社会福祉学, 健康心理学 (キーワード：認知脳科学,神経内科学,精神神経学,医療系社会学, 公衆衛生学分野(実験系を含む), 高齢看護学・地域看護学, 健康科学, 医療福祉工学,健康心理学)

著書
1.	2021/04	家族介護者の学びあいを通じた治療・ケアへの参画 │ 認知症サポート医・認知症初期集中支援チームのための認知症診療ハンドブック │ ,174-177頁 (共著)
2.	2021/04	第Ⅲ章 C-1 相談を通じた治療・ケアへの参画 │ 認知症サポート医・認知症初期集中支援チームのための認知症診療ハンドブック │ ,171-173頁 (共著)
3.	2021	地域で支える取り組み・連携 - 治し・支える医療にむけて -．生活習慣病と健康長寿・フレイル対策． │ ,125-131頁 (共著)
4.	2020/10	設計你的幸福人生：從家庭到消費，看準社會五大趨勢，畫出你的未來藍圖 │ 寶鼎 │ (共著)
5.	2019/06	軽度認知障害および早期認知症をもつ人への心理的アプローチによる当事者・家族介護者相互効果検証研究 │ 長寿科学の最前線 │ 6,43-51頁 (共著)
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論文
1.	2024/10	”I wanted to create my ideal self”: Exploring avatar perception for Therapy in Virtual Reality. │ (共著)
2.	2024/06	軽度認知障害または認知症の方と家族に対するレクリエーションアプローチによる心理社会的支援プログラム開発 │ 大阪ガス福祉財団研究報告書 │ 37 (１),129-140頁 (共著)
3.	2023/09	Participatory approaches for developing a practical handbook integrating health information for supporting individuals with mild cognitive impairment and their families │ (共著)
4.	2022/05	Extracting multiple layers of social networks through a 7-month survey using a wearable device: a case study from a farming community in Japan │ JOURNAL OF COMPUTATIONAL SOCIAL SCIENCE │ 5 (1),1069-1094頁 (共著)
5.	2022	Relationship Between Multiple-Layered Social Networks and Pro-Community Attitudes in a Farming Community │ In Proceedings of the Human Communication Group symposium │ (共著)
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その他
1.	2021	認知症の人と家族を支えるガイドブック │ (共著)
2.	2019	もしも－気になるようでしたらお読みください－ │ (共著)
3.	2017	アドバンス・ケア・プランニングの啓発「人生の終い仕度と医療」 │ (共著)

学会発表
1.	2023/04/29	楽しく学ぶ認知症とケア (Petit笑店キックオフシンポジウム)
2.	2020	超高齢社会における現代日本の医療・保健・福祉にかかる倫理：Society 5.0 時代・新興感染症増加時代を見据えたICT活用による介護者支援 (仏教から考えるコロナ時代の生き方)
3.	2019	学びあいから生まれる支えあいの可能性：認知症を例に. 超高齢社会をよりよく生きる術 (上廣寄付研究部門シンポジウム)
4.	2018	Dementia Care Classes and Community Salon Prevent the Isolation of People with Dementia and Family Caregivers (Alzheimer's Association International Conference)
5.	2018	Local community activities; dementia care classes and community salon prevent the isolation of people with dementia and family caregivers (Educational leadership conference of association for Gerontology in higher education)
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その他研究活動
1.	2022/04/25 ～	認知症はじめの一歩:第２版 (国立長寿医療研究センター)
2.	2019/03/20 ～	考えてみましょう「人生の終い仕度」と医療:解説編 (京都地域包括ケア推進機構)
3.	2018/04/01 ～	考えてみましょう「人生の終い仕度」と医療 (京都地域包括ケア推進機構)
4.	2016/04/01 ～	あした晴れますように　ー認知症をもつ人と私ー　ご家族のための教室テキスト：中級編 (国立長寿医療研究センター)
5.	2015/04/01 ～	認知症はじめの一歩 (国立長寿医療研究センター)

講師・講演
1.	2024/07/10	多様性への理解の現状 (長野県軽井沢市)
2.	2024	エビデンスに基づく認知症共生社会づくり：お笑いでつながる認知症を有する人と若者世代
3.	2023	A study on emotional support for the elderly using chat-bots with artificial intelligence -Verification of the characteristics of non-task-oriented dialogue for elderly people (Yokohama)
4.	2022	Development of psycho-social support program -Challenges, Results and Future-
5.	2022	孤立防止のための互助・自助強化プログラム『くらしの学び庵』の試行的実施と効果検証 (立命館大学びわこ・くさつキャンパス)
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受賞学術賞
1.	2022/06/02	Geriatric & Gerontology International Best Article Award (Effectiveness of Group based Education for Informal Caregivers of People with Dementia in Japan: a randomized controlled study)
2.	2021/07	公益財団法人杉浦記念財団杉浦地域医療振興賞 (「あした晴れますように」認知症の人の家族介護者向け教室)
3.	2017/09	日本認知症予防学会浦上賞 (「認知症にやさしい街づくりのリーダー養成プログラムの効果検証 –互助・自助強化プログラム開発プロジェクト『くらしの学び庵』中級コースより-」)
4.	2016/09	日本認知症予防学会浦上賞 (「自助・互助強化プログラムによる認知症啓発活動 ―京町家『くらしの学び庵』プロジェクト―」)
5.	2013/11	国立病院総合医学会優秀演題賞 (高齢者の退院支援における意思決定の実態家族への聞き取り調査より)
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科学研究費助成事業
1.	2023/08 ～	内閣府SIP：多様性寛容の共創システム開発 -『違いがあっても大丈夫』と共育しあえるコミュニティ構築‐ │ その他 (キーワード：多様性寛容・LGBTQ・LGBTQ＋)
2.	2022/04/01 ～ 2027/03/31	科研C＋研究基盤整備事業：認知症の人と家族ペアグループに対する多要素型心理社会的支援プログラム開発 │ 基盤研究(C)
3.	2021/04 ～ 2024/03/31	厚生労働科研費：軽度認知障害の人における進行予防と精神心理的支援のための手引き作成と介入研究 │ その他 (キーワード：軽度認知障害、進行予防、精神心理的支援)
4.	2019/06/01 ～ 2023/03/31	AMED認知症対策官民イノベーション実証基盤整備事業：MCI及び認知症を有する人とその家族介護者へのグループ型同時介入プログラムの実現可能性検証 │ その他 (キーワード：認知症、家族介護者、心理社会的支援)
5.	2018/04/01 ～ 2023/03/31	若手研究：認知症家族介護者の健康および介護環境に対するセルフコーピングの支援ツール開発 │ 若手研究 (キーワード：家族介護者, well-bing scale, 外的介護環境, Well-being, 内的妥当性, 外的妥当性, セルフコーピング, 認知症, 内的介護環境)
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	2022/04/01 ～	大阪ガス福祉財団：軽度認知障害および認知症の人と家族に対するレクリエーションアプローチによる心理社会的支援プログラム開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 大阪ガスグループ福祉財団「調査・研究助成」 (キーワード：認知症、家族介護者、心理社会的支援、レクリエーションアプローチ、回想法)
2.	2016/04/01 ～ 2019/03/31	軽度認知症および初期認知症をもつ人への心理的アプローチによる当事者・家族介護者相互効果検証研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究
3.	2015/04/01 ～ 2017/03/31	孤立防止のための互助・自助強化プログラム開発研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 大阪ガスグループ福祉財団「調査・研究助成」
4.	2015/04/01 ～ 2016/03/31	認知症介護におけるセルフヘルプ人材育成プログラムの開発研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 杉浦地域医療振興助成 (キーワード：認知症、家族介護者、心理社会的支援)

共同・受託研究実績
1.	2022/05/01 ～ 2023/03/31	軽度認知障害・認知症の人と家族に対するレクリエーションアプローチによる心理社会的支援プログラム開発 │ 学内公募：グラスルーツイノベ―ションプログラム │ グラスルーツイノベーション
2.	2022 ～ 2026/03/31	軽度認知障害または認知症を有する人と家族介護者への心理社会的支援手法の開発 │ その他の補助金・助成金 │ 研究助成 (キーワード：認知症・軽度認知障害・家族・介護・心理社会的ケア)
3.	2021/01/01 ～ 2022/03/31	コミュニティで導入可能な漫才を活用した認知症進行予防プログラム開発と介護環境評価スケールの改良 │ その他の補助金・助成金 │ 京都大学産官学連携本部出資事業
4.	2020/04/01 ～	AI を用いたチャットボットによる高齢者に対する情緒支援に関する研究 │ 国内共同研究 │ 東京都研究事業交付金 (キーワード：高齢者、情緒支援、AI、チャットボット)
5.	2020/04/01 ～ 2022/03/31	長寿医療研究開発費「認知症の人と家族介護者に対するストレスマネジメント手法開発」 │ 国内共同研究 │ 長寿医療研究開発費
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2014/04/01 ～ 2021/08/01	アクティブラーニングの実践：京都大学全学共通科目「超高齢社会の政策とコミュニティ」

●実務の経験を有する者についての特記事項

1.	1997/04/01 ～ 2011/07/31	医療ソーシャルワーカー

社会における活動
1.	2024 ～	認知症の人と家族向け多世代交流プログラム：お笑いを用いた心理社会的加入の効果検証研究
2.	2022 ～	MCI・軽度認知症の方と家族に対するレクリエーションアプローチを用いた心理社会的支援プログラム開発
3.	2014/10 ～ 2018/03/31	くらしの学び庵：－孤立防止のための自助・互助強化プログラム開発プロジェクト－

研究者からのメッセージ
1.	人生の中で「研究」という仕事、作業に出会った方へ１：研究と3つの時間生きている中で、「なぜ？」「どうなっているんだろう？」「不本意だ！納得いかない！」等の疑問、悩み、負の感情に出会い、ある事象を深く掘り下げていきたいと思った時、「研究」のスタートラインに立ちます。研究には、以下、3つの時間があると思います。 ① 自分、自分の周囲、社会を冷静に見つめなおす時間 ② 見つめなおした結果、明らかになった疑問や課題の解決方法を見つけ出し、エビデンスを確立する時間 ③ 明らかになった課題解決方法を社会に伝達する時間この3つの時間は、常に行きつ戻りつで、混とんとした時間を過ごすことも多いと思います。しかし、どのような時も、自分の「五感」を大切にしながら、性別・年齢・立場関係なく、相手の意見や経験を尊重することが重要だと思います。分からないこと、知らないことを恥だと思わないこと、他人のふんどしで相撲をとるような安易な道ばかりを選択しないこと（苦労を厭わないこと）も大切だと思っています。２：研究でパラダイムシフト常識の呪縛にとらわれていませんか。唐突な奇想天外物語ばかりでは少し困りますが、「奇想天外」なアイデアを形あるものにしていく過程で、常識を覆す新発見が生まれるものです。いわば、その研究領域でのパラダイムシフトが起こるかもしれません。その際に、たくさんの苦労があるかもしれませんが、苦労以上に「ワクワクする！」「楽しい！」の感覚があるなら、その研究は、あなたのライフテーマだと思います。特に超少子高齢社会における社会の不条理、生きづらさに興味関心がある方は、一緒に研究活動をしてみませんか。

ホームページ
認知症の人および家族向け心理社会的支援　（国立長寿医療研究センターもの忘れセンター）

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