研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-12-15 16:44:19）

ヒガシヤマ　アツキ
東山　篤規
HIGASHIYAMA Atsuki

所属 OIC総合研究機構

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構認知科学研究センター

学歴
1.	～1974/03	大阪市立大学文学部人間関係学科卒業
2.	～1976/03	大阪市立大学文学研究科心理学修士課程修了
3.	～1978/04	大阪市立大学文学研究科心理学博士後期課程中退
4.	1983/12 (学位取得)	大阪市立大学文学博士

所属学会
1.		関西心理学会
2.		サイコノミックソサエティ(Psychonomic Society)
3.		日本環境心理学会

研究テーマ
1.	空間知覚
2.	触覚と痛み

研究概要
感覚・知覚の心理学的研究生態学的妥当性の高い状況の下で大きさ、距離、運動などの視覚を研究する。また電気的皮膚刺激法、温度刺激法、機械的刺激法を用いて皮膚感覚（触覚と痛み）を研究する。

現在の専門分野
実験系心理学 (キーワード：実験心理学, 知覚)

著書
1.	1987	両眼視空間と輻輳の機能 (心理学モノグラフNo.18) │ (単著)
2.	2012/11	体と手がつくる知覚世界 │ (単著)
3.	2000/04	触覚と痛み │ (共著)
4.	2011/03	視覚ワールドの知覚 │ (共著)
5.	2003/01	触覚の世界：実験現象学の地平 │ (共著)
全件表示（13件）

論文
1.	2022/10/01	Postural and visual aftereffects to a slanted floor in lying and sitting positions. │ Vision Research │ 199,108077 (共著)
2.	2021/08/12	A frame at a different depth than a photograph enhances the apparent depth in the photograph. │ Attention, Perception, & Psychophysics │ 83,3216-3226頁 (共著)
3.	2020/09	Visual and kinesthetic alleys formed with rods. │ Vision Research │ 177,76-87頁 (単著)
4.	2019/08	Somatic perception of floor inclination. │ Acta Psychologica │ 199 (102896) (共著)
5.	2017/12	いろいろな逆さまの世界 │ 理大科学フォーラム │ (402),2-5頁 (単著)
全件表示（75件）

学会発表
1.	2022/12/13	触覚の心理学 (第4回ニューロモルフィックAIハードウェア国際シンポジウム)
2.	2019/08/29	Visual and kinesthetic alleys formed with sticks. (The 42nd Annual Meeting of European Conference on Visual Perception)
3.	2019/03/12	身体姿勢と視知覚 (日本機械学会関西支部第94期定時総会講演会)
4.	2018/11/25	さまざまな逆さまの世界 (第34回日本臨床皮膚科医会近畿ブロック総会・学術大会)
5.	2018/10/28	傾斜面に対する視覚および体性感覚の順応 (関西心理学会第130回大会)
全件表示（46件）

その他研究活動
1.	2019/02/15	さまざまな逆さまの世界 (日本臨床皮膚科医会近畿ブロック会報)
2.	2017/12/31	イグノーベル賞ファンクラブ　vol.14. (綾波書店編集部)
3.	2015/05/01	自著を語る：月の錯視―なぜ大きく見えるのか― (心理学ワールド　59号)
4.	2012/01/01	自著を語る：視覚ワールドの知覚 (心理学ワールド　56号)
5.	2007	身体の傾きとさまざまな空間知覚的属性 (平成16年度～平成18年度文部科学省科学研究費補助金研究成果報告書基盤研究C(１)『視覚・触覚・自己受容覚による方向の知覚』)

受賞学術賞
1.	2017/10	加西市市民栄誉賞
2.	2017/03	立命館大学有功賞
3.	2016/09	第26回イグノーベル賞知覚賞受賞
4.	2002	日本心理学会平成14年日本心理学会優秀論文賞受賞

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2018/03 ～ 2018/03	高大連携講義：広島県立安佐北高校において「いろいろな逆さまの世界」と題して講演を行った
2.	2018/01 ～ 2018/01	草津市立渋川小学校において「スペシャル授業」を行った(草津市教育委員会学校政策推進課)．
3.	2017/10 ～ 2017/10	兵庫県立北条高等学校においてイグノーベル賞受賞記念ふるさと講演会を行った
4.	2012/04 ～ 2012/04	高校等の模擬講義：大阪府清教学園高等学校で高校生を対象に大学出張講義をおこなった
5.	2010/12 ～ 2010/12	高校等の模擬講義：大阪府立枚方高等学校で高校生を対象に大学出張講義をおこなった
全件表示（6件）

研究者からのメッセージ
1.	人間の感覚・知覚の研究を中心とした実験心理学人間の感覚・知覚に関する研究を行っています。これまで手がけてきた第1の研究は空間知覚です。とくに、視空間の幾何学（視空間はユークリッド空間か）、空間の異方性（垂直線は水平線よりなぜ長く見えるのか）、大きさと距離の関係（対象の大きさがわかるには対象までの距離の情報は必要か）、地図情報の分析（目的地に移動するときに用いる有効な情報とは何か）などの解明を行ってきました。空間知覚の研究と並んで皮膚感覚（触覚と痛み）の研究も行ってきました。被験者の皮膚にパルス電流を流すことによって、刺激が感覚として統合される過程を実験的に明らかにしています。今後は、このような受動的な皮膚感覚だけでなく、能動的な触知覚の問題にも研究の範囲を広げていくつもりです。'96年より本学文学部に勤務しています。Who's　who　in　the　world　にも紹介記事があります。