研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-01-24 14:13:41）　

イケダ　シン
池田　伸
IKEDA Shin

所属経営学部経営学科

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構イノベーション・マネジメント研究センター

学歴
1.		経済学修士

職歴
1.	2001 ～	立命館大学経営学部教授
2.	2006/04 ～ 2006/09	神戸大学経営学部研修員
3.	1998/09 ～ 1999/09	Massachusetts Institute of Technology, Center for Technology, Policy, and Industrial Development, Visiting Scholar
4.	1994 ～ 2000	立命館大学経営学部助教授
5.	1992 ～ 1993	千葉商科大学商経学部助教授

委員会・協会等
1.	2023/09/07 ～ 2024/09/12	経済統計学会常任理事（全国プログラム委員会委員長）
2.	2021/10/31 ～ 2023/09/12	経済統計学会常任理事長
3.	2020/04/01 ～ 2022/03/21	経済統計学会理事
4.	2019/04/01 ～ 2020/03/31	経済統計学会機関誌「統計学」編集委員会編集委員長・常任理事
5.	2010/09 ～ 2013/09	経済統計学会常任理事
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所属学会
1.		経済統計学会
2.		日本流通学会

研究テーマ
1.	ビジネスモデルの検討：とくにクリエイティブ産業および小売業を対象として
2.	経営統計：企業活動の表象と統計利用の実態，ビッグデータや統計的品質管理との関連
3.	近代国民国家の成立と統計制度，統計思想とナショナリズム

研究概要
ビジネスモデルとは何か、近代の統計と国家の成立、経営統計の諸問題 (1) ビジネスモデルの定式化，デジタル化の影響 (2) クリエイティブ産業におけるビジネスモデル (3) 「国民」国家構築における「統計システム」の形成と役割【研究テーマ(1)概要】ビジネスモデルとは何であるか：クリエイティブ産業や小売業をおもな対象として【研究テーマ(2)概要】クリエイティブにおけるビジネスモデル：メディアとコンテント【研究テーマ(3)概要】近代国民国家の成立と統計制度，統計思想との関連

現在の専門分野
経営学, 経済統計学, 社会学(含社会福祉関係) (キーワード：経営統計学，クリエイティブ産業論、社会統計学，ビジネスモデル論)

著書
1.	2012/11	杉榮と忘れえぬ人々：1930年代日本の統計基礎論の周辺，『ビジネスの発見と創造：企業・社会の発展と経営学』，立命館大学経営学部50周年記念論文集 │ ,200-217頁
2.	2012/03	家計調査と家族の消費行動：英国 EFS2005-06 のマイクロ・データの紹介と分析，『政府統計データを利用した労働・家計に関する研究：「統計分析プロジェクト」研究成果報告』，シンフォニカ研究叢書 │ ,1-21頁
3.	2009/06	想像の数字:ナショナリズムと近代的統計システム，『社会の変化と統計情報』（「現代社会と統計」第1巻） │ ,255-79
4.	2000/01	工程の声をきく：統計的品質管理の勃興と衰退，『統計学の思想と方法』（「統計と社会経済分析」第2巻） │ ,47-85
5.	1998/05	起業のライフサイクル，『ベンチャーハンドブック』 │ ,42-8
全件表示（15件）

論文
1.	2025/02	マシン・AI ・技術的失業ブリニョルフソン=マカフィーのデジタル経済・企業論 │ 経営論集 72巻第2号 2025年2月 │ 72 (2),印刷中
2.	2024/12/01	「推計学批判」論：社会統計学の方法論争 │ 経済学論纂 │ 65 (5・6合併),印刷中
3.	2024/06/20	アイドルを探せ：クリエイティブ産業におけるメディア，タレント，ファンダム │ 立命館産業社会論集 │ 60 (1),129-146頁
4.	2024/03/31	「社会科学としての統計学」再訪：『統計学』70周年事業に向けて │ 統計学 │ (126),56
5.	2022/03	アマゾンのパラドクス：経営戦略と反トラスト法 │ 立命館大学経営学 │ 60 (6),53-86頁
全件表示（29件）

学会発表
1.	2024/09/12	「推計学批判」と有意性検定論（口頭発表，一般）
2.	2023/09/07	社会科学としての統計学再訪：『統計学』創刊70周年事業に向けて（口頭発表，一般）
3.	2020/11/07	有意性検定論再々考：歴史と課題（口頭発表，一般）
4.	2019/12/21	「小売不動産業」の観点からの日本におけるショッピングモールの基礎的研究（口頭発表，一般）
5.	2019/09/07	商業統計に関する現代的課題：小売業態，商業集積，オンライン化（口頭発表，一般）
全件表示（25件）

科学研究費助成事業
1.	1997 ～ 2000	ゼロエミッションをめざした物質循環プロセスの構築 │ 特定領域研究（計画）
2.	1995 ～ 1995	古紙リサイクリングの環境管理に関する経営統計的研究 │ 奨励研究
3.	1994 ～ 1994	故紙リサイクリングの成立条件および有効性に関する統計学的経済学的研究 │ 奨励研究
4.	1994 ～ 1996	統計調査環境の変容と調査個票の信頼性にかんする実証的研究 │ その他

研究高度化推進制度
1.	2010/04 2011/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究クリエイティブ産業におけるビジネスモデルに関する基礎的研究
2.	2006/04 2006/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 消費者研究における調査方法論の研究

授業科目
1.	プレゼミ
2.	企業と社会
3.	企業と社会
4.	専門演習Ⅰ
5.	専門演習Ⅱ
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2020/09/26 ～	大学院「統計学2」
2.	2019/09 ～ 2024/03	「経営統計論」
3.	2013 ～ 2014	「経営統計論」において，基礎知識の修得，技法の修得，問題解決へのグループワークおよびプレゼンテーションまたはレポート，コメント提出等の成果を組合わせてた評価軸を設定した
4.	2013	大学院「統計学２」（経営学研究科），「統計学」（経営管理研究科）において標準的な理論的基礎・課題，手法の修得を通じて研究方法として修得できるよう演習やコースツールを活用した
5.	2007 ～ 2012	「現代マーケティング」等において，コースツールを用いて，講義に関する連絡や学習の補助情報の提供，意見交換等を行い，講義終了後に試験を含む講評および成績分布の公表，表彰を実施した。
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研究交流希望テーマ
1.	クリエイティブ産業におけるビジネスモデルの特質クリエティブ産業における経済・企業活動の特質，コンテンツとメディア
2.	経営統計をめぐる諸問題：企業活動はどのように表象されるか
3.	消費文化研究におけるケーススタディとエスノグラフィー

研究者からのメッセージ
1.	クリエイティブ産業，ビジネスモデル，国民-国家，統計システム，経営統計，モダニズム以前は，品質管理という経営実務において統計理論という数理科学の一分野がどのように受容されたかについて，ポストモダニズム的な観点から研究を行ってきました。その結果，実務が理論を受容する過程では，思われているように理論が実務を支配・変革するというより科学的で規範的とされる理論の方こそが大きな変容をせまられたことがわかりました。しかも、そのような変容（eg. pdcaが非統計的に解釈される）に基づいたからこそ，戦後わが国の品質管理が労使ともに巻込むような社会運動のイデオロギーたりえた，と思われます。昨今はその状況が失われ形式主義的に陥っているといえます。　その後、社会統計学に関する研究として，国民-国家と「公的」統計との関連について関心を持って，ナショナリズムなどの研究を行いました。また，経営統計のあり方やその分析方法にも関心があります。これらを日本の大正-昭和初期の言説と制度や事件を対象に，モダニズムの一つのあらわれとして歴史的に理解したいと思いますが，他面で行政行為として統計をとらえる必要をあらためて感じています。　現在は，各産業における原基的形態たるビジネスモデルに関し，とくに「文化産業」論からクリエイティブ産業論に着目して研究を開始しつつあります。　短歌、能、禅とモータサイクル修理を趣味にしたいと思っています。