研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-02-07 14:59:45）

オガワ　ケイコ
小川　慶子
OGAWA Keiko

所属薬学部薬学科

職名助教

学歴
1.	2018/03 (学位取得)	京都薬科大学博士 (薬学)
2.	～2014/03	京都薬科大学薬学部薬学科卒業
3.	～2018/03	京都薬科大学大学院薬学研究科薬学専攻博士課程修了

職歴
1.	2019/04/01	立命館大学薬学部　薬学科レギュラトリーサイエンス分野助手
2.	2018/04/01 ～ 2019/03/31	京都薬科大学研究員

所属学会
1.	2021 ～	情報計算化学生物学会
2.	2021 ～	和漢医薬学会
3.	2019 ～	レギュラトリーサイエンス学会
4.	2014 ～	日本生薬学会
5.	2012 ～	日本薬学会

資格・免許
1.	2022/03/22	危険物取扱者甲種
2.	2014	薬剤師免許

研究テーマ
1.	副作用データベースを用いた医薬品適正使用にかかわる研究
2.	化合物データベースを利用した有用活性化合物の探索研究

研究概要
副作用データベースを用いた医薬品適正使用にかかわる研究化合物データベースを利用した有用活性化合物の探索研究近年、データベースを用いた研究は盛んに行われており、多種多様なデータベースが公開されている。医薬品副作用データベースは医薬品の使用歴等とそれに伴い報告された有害事象をまとめたデータベースであり、様々な角度から医薬品と有害事象発生の関係を検討することが可能である。本研究はデータベースと医薬統計を用いて包括的に有害事象およびその発生条件を収集・整理・解析することで、医薬品の安全性を新たな観点から評価し、適正使用へとつなげることを目標とする。また、統計解析の手法を応用して、化合物データベースを用いた有用活性化合物の開拓研究も行っていきたい。文献検索や化合物データベースを利用して、特定の活性(もしくは毒性)を示す化合物の構造上の要素を解析することにより、これまで埋もれていた活性化合物の掘り起こしを行う。

現在の専門分野
生命・健康・医療情報学, 化学系薬学, 天然資源系薬学, 創薬化学, 医療系薬学, 医療社会学, 病院・医療管理学 (キーワード：レギュラトリーサイエンス、天然物化学)

論文
1.	2021/11/02	Effective Search of Triterpenes with Anti-HSV-1 Activity Using a Classification Model by Logistic Regression. │ Frontiers in chemistry │ 9,763794 (共著)
2.	2021/06/10	Spontaneous and Immune Checkpoint Inhibitor-Induced Autoimmune Diseases: Analysis of Temporal Information by Using the Japanese Adverse Drug Event Report Database. │ Clinical drug investigation │ 41 (7),615-627 (共著)
3.	2021/01/01	ケモインフォマティクス手法を利用したマラリア予防薬剤の開発戦略 │ ファルマシア │ 57 (1),62 (単著)
4.	2018/03	New diterpenes from Nigella damascena seeds and their antiviral activities against herpes simplex virus type-1. │ Journal of natural medicines │ 72 (2),439-447 (共著)
5.	2017/10/25	Oxazonigelladine and dolabellane-type diterpene constituents from Nigella damascena seeds │ Tetrahedron │ 73 (50),7054-7060頁 (共著)
全件表示（16件）

学会発表
1.	2023/03/28	FAERSを用いた医薬品による上部消化管傷害の時間的特徴を踏まえたリスク評価 (日本薬学会第143年会)
2.	2023/03/28	がん化学療法時における補気剤の併用薬としての有用性に関する医薬品副作用データベース (JADER) を用いた検討 (日本薬学会第143年会)
3.	2022/10/25	Development of Prediction Model for Adverse Events by Using Spontaneous Report Database and Chemical Structures (CBI学会2022年大会)
4.	2022/08/26	生物学的製剤による感染症の発症リスクの期間分析 (第8回次世代を担う若手のためのレギュラトリーサイエンスフォーラム)
5.	2022/08/26	薬学生を対象としたCOVID-19ワクチン接種に伴う副反応のアンケート調査 (第8回次世代を担う若手のためのレギュラトリーサイエンスフォーラム)
全件表示（16件）

受賞学術賞
1.	2021/09/03	第2回和漢医薬学会若手研究者フォーラム優秀発表賞 (医薬品副作用データベース (JADER) を用いた補気剤の有効性に関する検討)

研究者からのメッセージ
1.	化学構造から薬を科学する私は大学院博士課程において天然物化学を専攻しており、機能性物質や新規化合物の開拓を目標に、成分分離や化学構造決定、生物活性測定を行ってきました。その背景から化合物の化学構造に興味を持っており、化学構造が薬理作用に与える影響について研究したいと志すに至りました。医薬品の有害事象解析においても、有用な活性化合物の開拓研究においても、自らの知識と経験を活かして化学的な観点を交えながら研究を進めていきたいと考えています。

外部研究者ID
ORCID ID
0000-0001-7555-3636