研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-12-29 22:28:00）　

オカモト　ヒロキ
岡本　広毅
OKAMOTO HIROKI

所属文学部国際コミュニケーション学域

職名准教授

その他所属
1.	文学研究科
2.	衣笠総合研究機構国際言語文化研究所

学歴
1.	～2008	リーズ大学英語英文学研究科英文学専攻博士前期課程修了
2.	～2015/09	立教大学立教大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程修了博士
3.	2008/11 (学位取得)	リーズ大学修士
4.	～2007	立教大学文学部英米文学専攻卒業

職歴
1.	2023/09/10 ～ 2024/03/31	西オーストラリア大学人文学部並びに中世近世研究グループ（客員研究者）研究員・ポスドク
2.	2023/04/01 ～ 2023/08/29	英国ダラム大学英文科（Academic Visitor）研究員・ポスドク
3.	2016/04/01 ～	立命館大学文学部准教授
4.	2014 ～ 2016	明治大学商学部非常勤講師
5.	2014 ～ 2016	学習院女子大学国際文化交流学部非常勤講師
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委員会・協会等
1.	2024/01/01 ～	国際アーサー王学会日本支部庶務
2.	2022/01/01 ～	日本中世英語英文学会評議員
3.	2021/01/01 ～ 2023/12/31	国際アーサー王学会日本支部ウェブ委員長
4.	2021/01/01 ～ 2022/12/31	日本中世英語英文学会編集幹事
5.	2019/01/01 ～ 2021/12/31	日本中世英語英文学会西支部運営委員
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所属学会
1.		国際アーサー王学会日本支部
2.		西洋中世学会
3.		日本英文学会
4.		日本中世英語英文学会

研究概要
中世英語英文学とその現代的意義中世イングランドの言語と文学の研究、またそれらの今日的意義を追究している。特に『ガウェイン卿と緑の騎士』に代表される中世アーサー王物語（文学的作品）と、中世に広く流布した建国神話（『ブルート』年代記）や歴史との関連性を探っている。中世の伝承や文学的伝統は、現代ファンタジー文学（『ホビット』や『指輪物語』など）の誕生と密接に関係し、今や現代の大衆文化の一端を形成している。中世の物語や文化の受容と変容のあり方も研究に含まれる。カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』も「中世主義」の観点より考察している。また、英語のルーツに遡り通時的知見を得ることで、現代の英語文化や＜世界共通語＞としての英語をより深く理解することができる。

研究概要（関連画像）
1. 通称『いかアサ』（岡本広毅・小宮真樹子編, みずき書林, 2019）	2. 『中世英語英文学研究の多様性とその展望』（菊池清明・岡本広毅編, 春風社, 2020）
3. 映画『グリーン・ナイト』(2021, 監督：デヴィッド・ロウリー／配給：トランスフォーマー）字幕監修	4. 『多文化理解のための国際英語文化入門』（ウェルズ恵子編, 丸善出版, 2022）
5. 『ガウェイン卿の物語』（みずき書林, 2023）（原著：ニール・フィリップ原著, イラスト：チャールズ・キーピング）翻訳

現在の専門分野
キーワード：中世英語英文学、アーサー王物語、中英語ロマンス、中世主義、英語の歴史

著書
1.	2024/12/03	『西洋中世文化事典』
2.	2023/01/04	『ガウェイン卿の物語—アーサー王円卓騎士の回想』
3.	2022/12/27	『多文化理解のための国際英語文化入門』
4.	2020/12/11	『中世英語英文学研究の多様性とその展望—吉野利弘先生山内一芳先生喜寿記念論文集』
5.	2019/03	『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか』 │ ,2-15, 259-278
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論文
1.	2023/10/25	リーズ大学のJ.R.R. トールキン（アラリック・ホール／岡本広毅訳） │ 『ユリイカ：詩と批評』 │ 55 (14),205-209頁
2.	2023/10/25	英雄精神と〈騎士道〉——トールキンのべオルフトノスとガウェイン │ 『ユリイカ：詩と批評』 │ 55 (14),191-204頁
3.	2023/04/29	書評：池上忠弘企画、狩野晃一編『チョーサー巡礼』（悠書館） │ 図書新聞 │ (3589)
4.	2023/03	"Sir Gawain and the Green Knight in Malory’s Template: “Finding Time for Romance” in Modern Arthuriana" │ POETICA: An International Journal of Linguistic-Literary Studies │ (97&98),55-72頁
5.	2023/03	「〈ガウェイン・カントリー〉の継承と発展―『忘れられた巨人』への着想源―」 │ 立命館文学 │ (683),165-181頁
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学会発表
1.	2024/12/07	Social Integration and Anglo-Scandinavian Identity in the Story of Havelok （シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
2.	2024/03/21	Medievalism and Arthurian Legend in Japan （口頭発表，一般）
3.	2023/12/09	J.R.R.トールキンのガウェイン像——“ofermod” と “chivalry” に着目して（口頭発表，一般）
4.	2023/08/07	Arthurian Legends and Gawain’s Reception in Japan （口頭発表，一般）
5.	2022/06/11	「ロマンスの時を求めて」 ——マロリー・テンプレートにおけるガウェイン物語の受容（口頭発表，一般）
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その他研究活動
1.	2024/12/21	J.R.R. トールキン『ホビット』と中世ファンタジーの原風景 (朝日カルチャーセンター千葉教室（オンライン）)
2.	2023/11/14 ～	NewsPicksトピックス「RPGで知る西洋の歴史」
3.	2022/11/25	「ガウェインとグリーン・ナイト」 (映画『グリーン・ナイト』パンフレット)
4.	2022/11/21	「J.R.R.トールキンとアーサー王円卓の騎士ガウェインの物語」映画『グリーン・ナイト』公開記念 (本屋B&B)
5.	2022/11/18	Filmarks映画試写会トーク登壇（『グリーンナイト』） (テアトル試写室)
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講師・講演
1.	2024/03/14	Japanese Role-Playing Games (JRPG) and Western Medievalism (Murdoch University)
2.	2021/04/24	アーサー王伝説の発展―歴史とファンタジーを巡って

受賞学術賞
1.	2015/01	福原英米文学研究助成基金第23回福原賞(研究助成）受賞

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2022/03	J. R. R. トールキンの中世英語英文学研究と「ファンタジー」創作を巡って │ 若手研究

共同・受託研究実績
1.	2021/06 ～ 2022/03	国際英語文化の多様性に関する学際研究 │ 機関内共同研究
2.	2018/06 ～ 2019/03	現代日本のファンタジー文化における西洋中世のイメージの源泉と受容 │ 共同研究
3.	2018/04 ～ 2019/03	『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか: 変容する中世騎士道物語』 (出版助成） │ 共同研究
4.	2017/06 ～ 2018/03	現代日本の大衆文化における中世（英語・北欧）文学・文化：西洋中世イメージの源泉と受容を巡って │ 共同研究

授業科目
1.	Cultural History of the English Language
2.	Thesis Writing
3.	ブリテン諸島周辺文化の多様性
4.	英語圏文化研究Ⅱ
5.	英語圏文化研究の基礎と応用
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2016/04	専門科目「英語圏大衆文化論」における「コミュニケーションペーパー」を利用した学生からの授業の感想・要望聴取と授業改善への活用。疑問点などは次回の授業で回答するなどの学生との意思疎通の実施。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2019/03 ～ 2019/03	高校等の模擬講義：「兵庫県立鳴尾高等学校」にて、1・2年合同模擬講義（英語のルーツと多文化性・多様性）を担当した。
2.	2018/06 ～ 2018/06	高大連携講義：「平安女学院高等学校」にて、立命館コース2年生を対象とした模擬授業（現代英語のルーツと多文化性：一地方の言葉から世界共通語 "Global Englishes"）を担当した。