研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-06-01 08:48:32）　

キタムラ　ヨシヒサ
北村　佳久
KITAMURA YOSHIHISA

所属薬学部創薬科学科

職名教授

その他所属
1.	薬学研究科

学歴
1.	～1983/03	広島大学医学部総合薬学科卒業
2.	～1985/03	広島大学大学院医学系　研究科生命薬学系　専攻博士前期課程修了
3.	1985/03 (学位取得)	広島大学薬学修士
4.		1985/10-1986/09　岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所　特別共同利用研究員（大学院生）
5.	～1987/06	北海道大学大学院薬学研究科薬学　専攻博士後期課程中退
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職歴
1.	1987/07/01 ～ 1988/05/31	北海道大学薬学部文部技官（教務職員）
2.	1988/06/01 ～ 1994/03/31	北海道大学薬学部文部教官（助手）
3.	1994/04/01 ～ 2007/03/31	京都薬科大学薬学部助教授
4.	1998/10/01 ～ 1999/09/30	ドイツフライブルク大学医学部精神神経薬理学講座客員研究員（アレクサンダーフォンフンボルト財団奨学研究員）
5.	2007/04/01 ～ 2015/03/31	京都薬科大学薬学部准教授

委員会・協会等
1.	1992	日本薬理学会評議員
2.	2000	日本神経化学会評議員
3.	2010/10 ～ 2012/09	日本薬理学会代議員
4.	2015/04 ～ 2017/03	日本薬学会近畿支部委員
5.	2016/10 ～ 2018/09	日本薬理学会代議員
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所属学会
1.		日本薬学会
2.		日本薬理学会
3.		日本認知症学会
4.		日本再生医療学会
5.		日本神経化学会
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資格・免許
1.	1983	薬剤師（1983/05）
2.	2005	応急手当普及員認定証（2005/11-2023/07）
3.	2016	覚せい剤研究者指定証（2016/02-2023/12）
4.	2016	麻薬研究者免許証（2016/02-2023/12）
5.	2019	スポーツファーマシスト（2019/04～）
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研究テーマ
1.	シヌクレイノパチーとDJ-1タンパク質
2.	プラナリア脳における神経ネットワーク再生
3.	アルツハイマー病とミクログリア

研究概要
神経変性疾患の発症メカニズム解明および根本的治療戦略の開発難治性の神経変性疾患として、パーキンソン病、アルツハイマー病などが、よく知られています。私たちは、これらの神経変性疾患の根本的治療法ならびに新規治療薬の開発を目指して研究しています。『脳』には、全身機能を調節する神経細胞とそれをサポートするグリア細胞（ミクログリア、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、NG2グリア細胞）、栄養を供給する脳血管が存在し、お互いが協調しながら、脳内活動を営んでいます。しかし、老化、遺伝的原因などにより脳のホメオスタシスが破綻し、疾患特異的な変性タンパク質の凝集体（レビー小体、老人斑、神経原線維変化など）が形成されると、パーキンソン病、アルツハイマー病などの神経変性疾患を発症します。超少子高齢化社会を迎えた現在、老化とともに発症頻度の高まる神経変性疾患の治療薬開発は急務の課題であり、多くの製薬企業もこの分野に参入しています。残念ながら現在、根本的治療が期待できる特効薬はありません。私たちは、動物（ラット・マウス）やヒト由来培養細胞を用いて発症メカニズムの解析から新規治療法の開発、創薬ターゲットの探索研究を行っています。現在、「アルツハイマー病とミクログリア」、「パーキンソン病とDJ-1タンパク質」を研究テーマに掲げ実験しています。また、再生能力が非常に高いプラナリア脳の神経再生研究から、脳神経ネットワークの３次元的自律的再生メカニズムの解明を目指しています。これにより、神経変性疾患の根本的治療法の開発に繫げることができればと、夢見ています。

著書
1.	2020/02	認知症plus予防教育（金森雅夫編）第3章［ベクトル2］1. 認知症の病型と抗認知症薬の作用メカニズム │ ,67-73頁
2.	2019/08	臨床薬学テキストシリーズ［薬理・病態・薬物治療］神経・筋・精神／麻酔・鎮痛：第１章：B-3　パーキンソン病；　B-4　ハンチントン病 │ ,62-77; 78-79
3.	2018/12	パートナー機能形態学（改訂第3版）ヒトの成り立ち：第1章ヒトのからだの構成；第12章　生殖器官． │ ,1-27; 257-277.
4.	2017/07	DJ-1/PARK7 Protein: Parkinson's Dosease, Cancer and Oxidative Stress-Induced Diseases (H. Ariga & S.M.M. Iguchi-Ariga, eds) Chapter 12: Therapeutic activities of DJ-1 and Its binding compounds against neurodegenerative diseases. │ ,187-202
5.	2013/07	Neural Stem Cells (L. Bonfanti, ed.) Chapter 10: A Survey of the molecular basis for the generation of functional dopaminergic neurons from pluripotent stem cells: Insights from regenerative biology and regenerative medicine. │ ,271-286
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論文
1.	2022	Lipoxin A4 receptor stimulation attenuates neuroinflammation in a mouse model of intracerebral hemorrage. │ Brain Sciences │ 12,162
2.	2022	Nicotinic acetylcholine receptors and microglia as therapeutic and imaging targets in Alzheimer’s disease │ Molecules │ 27,2780
3.	2021/01/19	MEK/ERK signaling regulates reconstitution of the dopaminergic nerve circuit in the planarian Dugesia japonica │ Neurochemical Research │
4.	2021	Kaempferol has potent protective and antifibrillogenic effectsfor α-synuclein neurotoxicity in vitro. │ Molecular Sciences │ 22 (21),11484
5.	2020/11	Neuroprotective effects of 5-aminolevulinic acid against neurodegeneration in rat models of Parkinson's disease and stroke. │ J. Pharmacol. Sci., │ 144 (3),183-187頁
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学会発表
1.	2021/10	α-シヌクレイン凝集体のクリアランスにおけるガランタミンの作用解析（ポスター）
2.	2021/07	ガランタミンはオートファジーを活性化することによりα-シヌクレインタンパク質の凝集を抑制する（ポスター）
3.	2020/10	ニコチン性アセチルコリン受容体を介したガランタミンのα-シヌクレイン凝集抑制作用（ポスター）
4.	2020/10	プラナリアにおけるドパミン神経の再生に関するアセチルコリンの作用解析（ポスター）
5.	2020/10	骨髄細胞由来ミクログリア様細胞のミクログリアとの相互作用ならびにニコチン受容体刺激による機能制御の解析（ポスター）
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受賞学術賞
1.	2010/03	平成22年度日本薬学会学術振興賞第4B部門（衛生化学・薬理学）
2.	2001/04	第5回アルツハイマー病・パーキンソン病国際学会ベスト・ポスター賞
3.	1997/03	第12回日本薬理学会学術奨励賞
4.	2007/03	2006年度 The Journal of Pharmacological Sciences 優秀論文賞
5.	2000/03	1999年度 The Japanese Journal of Pharmacology 優秀論文賞
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科学研究費助成事業
1.	2021/04/01 ～ 2024/03/31	神経変性疾患シヌクレイノパチーのストレスセンサーDJ-1に関する薬理学的創薬研究 │ 基盤研究(C)
2.	2018/04 ～ 2021/03	家族性パーキンソン病PARK7原因遺伝子産物への作用化合物の薬理学的創薬研究 │ 基盤研究(C)
3.	2013/04 ～ 2016/03	酸化ストレスセンサーDJ-1を分子標的とした神経変性疾患治療薬の創製 │ 基盤研究(C)
4.	2012/04 ～ 2015/03	新規ユビキチンリガーゼが関与するアルツハイマー病発症機構と根本治療薬の創製 │ 基盤研究(B)
5.	2004/04 ～ 2006/03	神経変性疾患モデル動物における神経・グリア・幹細胞移植の研究 │ 基盤研究(C)
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	2007/04 ～ 2012/03	DJ-1とDJ-1結合化合物による根本的神経変性疾患治療薬の開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 医療保健分野における基礎研究推進事業（独立行政法人　医薬基盤研究所）
2.	2004/04 ～ 2009/03	伝承からプロテオームまでの統合創薬の開拓¬―難病克服のための新薬開発を目指して │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 21世紀COEプログラム
3.	1998/10 ～ 1999/09	Second messenger mediated regulation of inducible nitric oxide synthase (iNOS) and inducible cyclooxygenase (COX-2) expression in microglia and in brain │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ Alexander von Humboldt-Stiftung: Research Fellowship

研究高度化推進制度
1.	2017/04 2018/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型酸化ストレスセンサーの分子神経科学的研究
2.	2016/06 2017/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型脳神経ネットワーク再生の分子薬理学的研究

授業科目
1.	ゲノム創薬科学
2.	演習3
3.	演習4
4.	創薬科学基礎演習
5.	創薬科学基礎演習
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教育活動

●教育に関する発表

1.	2016/02 ～ 2016/02	第２回立命館大学薬学部薬剤師生涯学習セミナー（南草津BKC）
2.	2015/11 ～ 2015/11	立命館大学科学技術振興会（ASTER）主催講演会（南草津BKC）

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2019/08 ～ 2019/08	高大連携講義：薬学部サマースクール「プラナリア脳再生＆脳不思議感覚」
2.	2019/08 ～ 2019/08	立命館大学オープンキャンパス薬学部：実験体験ツアー「切っても切ってもプラナリア：人体再生を目指して」
3.	2018/09 ～ 2018/09	高大連携講義：立命館アカデミックデイ：プラナリア脳再生＆脳不思議感覚
4.	2018/08 ～ 2018/08	立命館大学オープンキャンパス薬学部：実験体験ツアー「切っても切ってもプラナリア：人体再生を目指して」
5.	2017/08 ～ 2017/08	立命館大学オープンキャンパス薬学部：実験体験ツアー「切っても切ってもプラナリア：人体再生を目指して」
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社会における活動
1.	2019/05 ～ 2019/05	立命館大学１日キャンパス・アカデミック講演会（山梨会場）北村佳久「みんないつかは認知症になる？」

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