研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-03-31 20:04:14）

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カナモリ　マサオ
金森　雅夫
KANAMORI MASAO

所属スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科

職名教授

学歴
1.	1988/09 (学位取得)	北海道大学医学博士
2.	～1979/03	大阪大学大学院医学研究科環境生態系博士課程中退衛生学・環境医学環境医学・衛生統計学博士課程中退
3.	～1977/03	奈良県立医科大学医学部医学科

職歴
1.	2016/04/01	立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学研究科教授
2.	2003/04/01 ～ 2016/03/31	びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部生涯スポーツ学科教授
3.	1997/04/01 ～ 2003/03/31	浜松医科大学医学部公衆衛生学講座助教授
4.	1992/04/01 ～ 1997/03/31	東邦大学医学部衛生学講座助教授
5.	1988/01/01 ～ 1992/03/31	国立公衆衛生院衛生統計学部室長
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委員会・協会等
1.		草津市草津市認知症対策推進委員会委員
2.		倫理委員会委員
3.		立命館大学共通教育連絡会委員
4.		高島市高島市健康増進計画「健康たかしま21プラン」推進協議会委員
5.	2016/04 ～ 2019/03	立命館大学体育会相撲部長部長
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所属学会
1.		日本公衆衛生学会
2.		日本疫学会
3.		日本衛生学会(評議員）
4.		日本登山医学会

資格・免許
1.	2005	日本体育協会公認スポーツドクター
2.		労働衛生コンサルタント
3.	1985	Master of Public Health（国立公衆衛生院）
4.	1977	医師免許

研究テーマ
1.	アスリートの健康管理・リスク管理の研究
2.	スポーツ活動のヘルスプロモーション効果に関する研究
3.	人間環境と疾病の関係の疫学研究

研究概要
スポーツ活動のヘルスプロモーション効果,およびアスリートの健康管理/リスク管理に関する研究―フィールド研究および既存データの統計学的解析に関する研究スポーツ活動と、環境および健康増進効果については、今まで２つのスポーツでのフィールド活動を通じて研究してきた。サイクリングと登山の２つである。１）サイクリングは、滋賀県バイコロジー・びわこ一周サイクリング「ビワイチ」である。びわこ湖岸一周170km以上のコースを2日かけてサイクリングするロングディスタンスかつモデレートなスポーツである。参加者は、県内外から50名以上集まる。年齢は15歳以上の青年から高齢者まで幅広い。ビワイチを完走して何を感じるのか？　まずは、達成感であり、自己満足感・自己絞扼感（self-efficacy）そして自信である。これは、active agingにつながり、健康寿命の延伸につなげるべく、免疫学的根拠を一部は得て論文発表した。２）登山のヘルスプロモーション効果についての研究では、山というスポーツ環境が人間に及ぼす効果が大きい。そしてリスク管理の重要性が増してくる。三浦雄一郎は、高齢にしてヒマラヤ登山の偉業を成し遂げた。そこには、アスリートみずからがトレーニングによるミラクルボディを作り上げた要因のみならず、不整脈管理や脳浮腫などの高山病予防対策の先端的医科学健康管理が勝利を得たといっても過言ではない。現在、フィールド活動として登山でのヘモグロビン、呼吸機能の変化について、一部は科学研究費をいただき、共同研究者ともに論文発表してきた。スポーツ学部での経験は13年、それまでは医学部および公衆衛生関係の部署にいたので、その両面のブリッジとして研究の役割を考察したい。ヘルスプロモーション・疾病などのスポーツ活動の効果・リスクの評価研究およびフィールド研究の実施で経験を深めるとともに、過去の既存資料を振り返ることによって、人間環境と未来の付き合い方について考察を深めていきたい。

現在の専門分野
応用健康科学, 疫学・予防医学, 衛生学・公衆衛生学, スポーツ医学 (キーワード：応用健康科学（2405)・疫学・予防医学(8101）・衛生学・公衆衛生学(8102)・統計・情報処理・スポーツ医学)

学会発表
1.	2018/10/03	転倒予防の介入研究に必要な統計学　 (第5回転倒予防学会　転倒予防学会誌5(2) pp65 2018)
2.	2018/10/03	認知症高齢者の転倒予防ケア質評価指標によるケア介入プログラムの効果-3地区における1日あたりの転倒の発生率に関する分析― (日本転倒予防学会)
3.	2018/09/23	Trends of Age-Specific Mortality with an Underlying or Contributing Cause Attributed to a Weather-Related Cause of Death in Japan, 1995-2015 (ISEE Conference Abstracts 2018 (1))
4.	2017/09	Evaluation on the effects of daily temperature on mortality in Kyoto and Hokkaido(Japan) from 1972-2012 using a Distributed Lag Nonlinear Model. (ISEE,)
5.	2017/08/19	医学統計入門：いつも迷う統計の疑問に答えるー多変量解析を中心にー (2017年度認知症ケア・老年学研究合同夏季セミナー)
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その他研究活動
1.	2019/10 ～ 2019/12	大人の学び舎　第３シリーズ（３回連続司会・１回講演）　立命館大学梅田校舎（富国生命ビル)
2.	2018/07/11 ～ 2018/09/12	立命館大学アカデミックセンター　おとなの学び舎2018夏　続・予防医学者の長寿戦略―認知症予防への挑戦 2018/7/11第1回認知症のライフコースモデルとリスク 2018/8/8 第2回運動と免疫能及び認知機能 2018/9/12第３回生涯学習と食生活―終末期の課題 (立命館大学アカデミックセンター　おとなの学び舎2018夏)
3.	2017/10 ～ 2017/12	・2017年10月27日　立命館大学アカデミックセンター　おとなの学び舎2017秋　予防医学者の長寿戦略―限界寿命への挑戦―第1回加齢と心肺機能・持久力・2017年11月24日　立命館大学アカデミックセンター　おとなの学び舎2017秋　予防医学者の長寿戦略―限界寿命への挑戦―第2回免疫能を中心に健康の復帰プログラム（七転八起）の検討・2017年12月22日　立命館大学アカデミックセンター　おとなの学び舎2017秋　予防医学者の長寿戦略―限界寿命への挑戦―第3回認知症予防・脳の活性化 (立命館大学アカデミックセンター)
4.	2009	専門実習において「子どもウォーキングエアロ」ビデオ作製、京都市教育委員会・京都市桃陽支援学校の身体ほぐしの教材
5.	2008	専門実習において「大津：銭湯マップ」地図作製、滋賀県生活環境部のホームページで公開

科学研究費助成事業
1.	2017/04 ～ 2019/03	骨折・転倒転落死亡と環境温度の関係に関する時系列解析 │ 基盤研究(C)
2.	2015/04 ～ 2019/03	「高所登山活動のヘルスプロモーションへの効果を検証する実践的研究」代表　林綾子　分担　金森雅夫 │ 基盤研究(C)
3.	2007/04 ～ 2010/03	EBNに基づいた認知症高齢者のための日本型転倒リスクマネジメントの開発と理論化 │ 基盤研究(B)
4.	2003 ～ 2004	AP-PCR-SSCPを用いた病態特異的な遺伝子多型の網羅的探索法の確立と応用 │ 萌芽研究
5.	2003 ～ 2005	高齢患者の転倒予防のための包括的IT(情報技術)ケアシステムの開発 │ 基盤研究(C)
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	1999/04 ～ 2002/03	百寿者の多面的検討と国際比較 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 厚生省長寿科学総合研究助成金
2.	1996/04 ～ 1999/03	老年病分野長期縦断疫学プロジェクトー老化の多設共同縦断疫学調査に関する研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 厚生省長寿科学総合研究助成金

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2017/04	情報社会での衛生・公衆衛生学教育指導論・リーダーシップ論

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2016/04 ～ 2017/03	2016年度教養科目基本担当「現代人とヘルスケア」

研究者からのメッセージ
1.	①体育会系アスリート及びトレーナーへ。体調管理で研究してほしい課題をあげてください。 ②統計情報解析を専門とする研究者との交流を期待します。 ①研究に関して、その課題は、些細な疑問から始まります。体育会系アスリートやトレーナーで、選手の体調管理のことで研究課題として考えてほしいことがありましたらぜひあげてください。 ②統計情報解析を専門とする研究者で、健康に興味のある方との研究交流を期待します。