研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-09-15 14:06:45）

カワムラ　サトコ
川村　仁子
KAWAMURA Satoko

所属国際関係学部国際関係学科

職名教授

その他所属
1.	国際関係研究科
2.	衣笠総合研究機構人文科学研究所
3.	総合科学技術研究機構宇宙地球探査研究センター

学歴
1.	～2005/03	立命館大学法学部法学科卒業
2.	～2007/03	立命館大学国際関係研究科国際関係学専攻博士前期課程修了修士（国際関係学）
3.	～2010/03	立命館大学国際関係研究科国際関係学専攻博士後期課程修了博士（国際関係学）

職歴
1.	2023/04/01	立命館大学国際関係学部教授
2.	2021/09/13 ～	LUISS University Department of Political Science Visiting Professor
3.	2014/04/01	立命館大学国際関係学部准教授
4.	2012/04/01 ～ 2014/03/31	東洋大学法学部助教
5.	2011/09/01 ～ 2012/03/31	龍谷大学アフラシア多文化社会研究センター博士研究員
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所属学会
1.		憲法学会
2.		日本国際政治学会

研究テーマ
1.	非国家主体の自主規制による国際法規範の重層化に関する研究：科学・技術管理を事例に

研究概要
非国家主体の自主規制による国際法規範の重層化に関する研究　今日、グローバル化の進展とともに，民間を中心とした非国家主体の国境を越えた活動のネットワークによって，「グローバル市民社会（global civil society）」あるいは「グローバル共同体（global community）」と呼ばれる公共空間が形成されつつある。さらには，そのようなグローバル市民社会において，国家あるいは国家間による規制・管理が未整備な分野では,自らを規制するための規範や制度を自主的に制定する民間の行為主体が現れており，今後，そのような民間の行為主体が国家や国際機構と協力することで形成される，国家，国際機構，民間の行為主体の重層的ネットワークによる統治が、グローバルな領域に置いて重要となることが期待されている。　しかしながら，このようなグローバルな民間の自主規制は，その有用性を認識されつつも，重要な課題を抱えている。それは，国家ではない行為主体によって形成される規範や制度の「正統性」はいかにして求められるのかという課題である。　そこで本研究では，民間の自主規制が重層的なトランスナショナル・ガヴァナンスに寄与する可能性を追究するために，如何にすればグローバルな民間の自主規制が「正統性」を獲得することができるのか,また,そのような自主規制が国際法や既存の規範にどのように影響を及ぼし,トランスナショナルな課題に取り組むために、それら既存の行為主体や規範とどのような協力体制を築き上げることができるのかを明らかにする。

現在の専門分野
哲学・倫理学, 思想史, ヨーロッパ史・アメリカ史, 基礎法学, 国際法学, 新領域法学, 政治学, 国際関係論, 社会学 (キーワード：国際関係理論、政治思想、規範学、トランスナショナル・ガバナンス、オートポイエーティック・システム、グローバルロー、共和主義、先端科学・技術ガバナンス)

著書
1.	2022/03/30	グローバル秩序論：国境を越えた思想・制度・規範の共鳴 │ (共著)
2.	2021/04/30	プライマリー国際関係学 │ ,76-93頁 (共著)
3.	2017/03	ポピュリズムのグローバル化を問うー揺らぐ民主主義のゆくえー │ ,27-47 (共著)
4.	2016/11	グローバルサウスとは何か │ ,294-295 (共著)
5.	2016/07	ウェストファリア史観を脱構築するー歴史記述としての国際関係論ー │ ,172-185 (共著)
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論文
1.	2022/02/06	商業精神（Handelsgeist）のゆくえ │ 季刊・現代の理論 │ (単著)
2.	2021/06	先端科学・技術の研究・開発とリスク管理の両立のためのガバナンス：EU での試みを事例に │ 立命館国際研究 │ 34 (1),1-25頁 (単著)
3.	2021/05/12	世界初のAI規制法案 │ 公明新聞 │ (単著)
4.	2020/10/24	先端科学・技術のガバナンスー研究・開発のためのリスク管理の枠組みー │ (単著)
5.	2019/03	大量破壊兵器を用いた「テロリズム」に対するグローバル・ガヴァナンスの試み：科学・技術ガヴァナンスの視座から │ 立命館国際研究 │ 31 (4),125-140 (単著)
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学会発表
1.	2023/01/17	The Governance of Science and Technology, and International Cooperation (International Symposium: The Governance of Science and Technology, and International Cooperation)
2.	2023/01/16	Science, Technology and International Society (International Workshop for Younger Researchers: Science, Technology and International Society)
3.	2022/12/15	グローバル・リスクとしての科学技術 (立命館大学人文研助成プログラム第2回グローバル・リスク研究会)
4.	2022/11/02	Introduce Ritsumeikan University, College of International Relations, and my Career and Research (Roundtable 1 Exploration of Academic Collaborations between Kazakhstan and Japan)
5.	2022/10/29	先端科学・技術のガバナンスー研究・開発とリスク管理の両立のためにー (立命館大学土曜講座)
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講師・講演
1.	2022/07/14	先端科学・技術のガバナンスー研究・開発とリスク管理の両立のためにー (常葉大学水落キャンパス)

科学研究費助成事業
1.	2017/04 ～ 2023/03	国際的な官民連携による先端科学技術ガバナンスの研究：ナノテクノロジー分野を事例に │ 若手研究(B)
2.	2013/04 ～ 2017/03	非国家主体の自主規制による国際法規範の重層化に関する研究：科学・技術管理を事例に │ 若手研究(B)

共同・受託研究実績
1.	2022/04/01 ～ 2023	Exploration of Academic Collaborations between Kazakhstan and Japan │ 国際共同研究
2.	2015/04 ～ 2018/03	社会統合の変遷に関する国際比較研究－ナショナル・アイデンティティの再編成に注目して－ │ その他の補助金・助成金 │ 2015年度立命館大学人文科学研究所助成プログラム

研究高度化推進制度
1.	2021/04/01 2022/03/31	研究支援制度分類：学術図書出版推進プログラム種目：- 『国際秩序論』

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/12 ～ 2015/12	高大連携講義：【宇治】探求選択B　基礎演習ゼミナール大会見学
2.	2014/10 ～ 2014/10	高校等の模擬講義：チョコレートから考える国際関係学

研究者からのメッセージ
1.	研究分野専門は国際関係学、政治思想史（自然法を含む）、政治学、規範学です。社会学理論（フランス学派とオートポイエーシス）を用いて、国家間関係、国際社会、グローバル市民社会を理論的および制度的側面から分析しています。現在は、科学・技術の管理を事例に、非国家主体の自主規制によるトランスナショナル・ガヴァナンスとその規範に関する研究を行っています。