研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-08-19 15:54:15）

キタモト　エリコ
北本　英里子
KITMOTO ERIKO

所属理工学部建築都市デザイン学科

職名助教

その他所属
1.	衣笠総合研究機構歴史都市防災研究所

学歴
1.	2020/09/25 (学位取得)	博士（工学） (建築計画、都市計画)

職歴
1.	2021/04/01 ～	立命館大学理工学部初任助教
2.	2017/04/01 ～ 2018/09/30	立命館大学総合科学技術研究機構専門研究員

所属学会
1.		バーチャルリアリティ学会
2.		日本建築学会
3.	2019/04/01 ～	∟ 建築・都市 VR・MR 小委員会委員

研究テーマ
1.	情報技術を用いた建築都市のデザイン手法の構築

研究概要
仮想空間における設計手法の構築を目的とした研究として， VRを始めとしたxR技術の重要性や問題点を提唱し，仮想空間に対する設計の体系化を目指しています．　仮想空間は物理的に離れていても「時や場の共有」を可能にし，体感やコミュニケーションの場として重要性が高まっています．建築分野での活用は現段階では，一方通行な利用が主流ですが，モデリング，センシング，機械学習のような技術を組み合わせることで，マルチモーダルやクロスモーダルが代表されるように，物理的に離れた場所や人や物とリンクすることができ，インタラクティブに一体感を得ることができます．今までは，建築や都市で生じる問題に対して，ハード（施設整備など）とソフト（使い方など）を切り離して問題解決を図ろうとしてきましたが，それではオンライやリモートが当たり前の世の中で，建築分野の需要に限界があります．このような背景から，現実空間と仮想空間の類似性や相違性を明らかにしながら，仮想空間の設計手法を構築していきます．また，仮想空間を作成するためには，点群やポリゴン，テクスチャーやライティングのようなデータの扱い方を体系化する必要があります．さらに，センシング技術を用いて空間の構成要素や人間の感覚を，現実空間と仮想空間にインタラクティブに対応させることで現実空間と仮想空間の境界を曖昧にし，空間デザインの拡張に繋げることもできます．　これらの知見から，xRにおける仮想空間の設計資料やデジタルツインとしてのプラットフォーム化を目指し発展させていきます．

現在の専門分野
都市計画・建築計画, 統計科学, 感性情報学, 認知科学, 数理解析学 (キーワード：建築情報学，VR，MR，仮想空間，HMD，GIS，アルゴリズミックデザイン)

論文
1.	2020/10	勾配を取り入れた街路ネットワークの中心性の研究　－神戸における歩行経路を対象として－ │ 日本建築学会計画系論文集 │ (776),2267-2276頁 (共著)
2.	2019/12	移動コストを考慮した街路ネットワークの媒介中心性分析 │ (共著)
3.	2018/10	没入型仮想空間における空間知覚の研究　-パーソナルスペースの検討を想定した距離の知覚と心理評価を対象として- │ 日本建築学会技術報告集 │ (58),1303-1307頁 (共著)
4.	2017/07/01	GISを用いた木造密集市街地における袋路の避難経路の抽出方法に関する研究 │ 歴史都市防災論文集 = Proc. of urban cultural heritage disaster mitigation │ 11,143-150頁 (共著)
5.	2017/07/01	帰宅困難者数と未収容者の推計と避難施設の適正配置に関する研究 : 京阪神都市圏外を含めた京都市への来訪者を対象として │ 歴史都市防災論文集 = Proc. of urban cultural heritage disaster mitigation │ 11,191-198頁 (共著)
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