研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2020-10-07 10:24:21）

コウノ　ケイイチ
河野　恵一
KONO Keiichi

所属法学部法学科

職名教授

その他所属
1.	法学研究科

学歴
1.	～2002/03	九州大学法学研究科博士後期課程単位取得満期退学
2.	～1998/03	九州大学法学研究科修士課程修了修士（法学）
3.	～1996/03	九州大学法学部卒業

職歴
1.	2018/04/01 ～	立命館大学法学部教授（現在に至る）
2.	2011/04/01 ～ 2018/03/31	立命館大学法学部准教授
3.	2006/04 ～ 2011/03	九州大学研究戦略企画室助手（助教）
4.	2004/04 ～ 2006/03	九州大学大学院法学研究院助手

委員会・協会等
1.	2017/04 ～ 2020/03	法制史学会近畿部会幹事

所属学会
1.		法制史学会
2.		法制史学会近畿部会

研究テーマ
1.	中世後期から近世にかけての紛争解決における暴力の行使と抑止
2.	喧嘩両成敗観念に関する研究
3.	戦国大名法に関する研究

研究概要
中近世移行期日本における法のあり方に関する研究我が国中世後期から近世初期にかけての法制度について研究を行っている。これまでいわゆる戦国大名の法、特に「喧嘩両成敗」観念を主要なテーマとしてきた。相争う両者を、その理由の如何を問わずともに処罰する、という両成敗の考え方は、中世後期に法令として現れ、近世前期にかけて喧嘩処理の一般的規範として社会に定着したとされるが、実際には当該期の喧嘩処理のあり方は多様であり、両成敗はその中の有力なひとつの規範に過ぎないことを明らかにしてきた。　今後は法社会学、紛争処理学などの隣接分野に関心を広げ、両成敗観念の成立と展開、その意義などについてさらに研究を進めていきたいと考えている。

現在の専門分野
日本史, 基礎法学 (キーワード：日本法制史、日本中世法、戦国大名法、喧嘩両成敗、中世的自力救済)

著書
1.	2015/02	法学ことはじめ │ ,13-14,107-108 (共著)
2.	2005/01	暴力ー比較文明史的考察ー │ ,113-142 (共著)

論文
1.	2023/02/01	（書評）川嶋四郎著『日本史のなかの裁判―日本人と司法の歩み』 │ 法学セミナー │ (617),142-143頁 (単著)
2.	2018/03	（書評）長谷川裕子『戦国期の地域権力と惣国一揆』 │ 法制史研究 │ (67),330-335 (単著)
3.	2017/12	｢分国法」における「喧嘩」処理規定に関する検討―紛争処理法としての喧嘩両成敗法の性格― │ 立命館法学 │ (373),1340-1300(542-502) (単著)
4.	2017/11	2017年学界回顧　法制史（日本法制史「はじめに」および「中世」） │ 法律時報 │ (1119),229,230-232 (共著)
5.	2017/03	（書評）特集「日本中世法慣習研究の現段階」（『歴史評論』799号） │ 法制史研究 │ (66),297-302 (単著)
全件表示（13件）

学会発表
1.	2019/10/20	喧嘩両成敗法の紛争処理的側面について (法制史学会近畿部会第459回例会)
2.	2018/12/09	松園報告へのコメント（シンポジウム「法の概念および日本前近代法の特質」第Ⅱ部「日本前近代の法と裁判――松園論文および大平論文を素材として」コメンテーターとしての報告） (法制史学会近畿部会第455回例会)
3.	2005/04/24	喧嘩両成敗法の法史上の意義について (法制史学会第57回総会)
4.	1999/04/11	戦国期毛利氏における法と支配ー喧嘩処理法の変遷を中心にー (法制史学会第51回総会)

その他研究活動
1.	2010/12/10 ～ 2010/12/10	特集研究　「分国法」の比較研究 (歴史読本2010年12月号)

科学研究費助成事業
1.	2018/04 ～ 2022/03	日本中世における法・裁判・紛争処理に関する再定位：中世法制史研究の基盤形成へ │ 基盤研究(C)
2.	2009/04 ～ 2011/03	「喧嘩両成敗」概念をめぐる言説に関する総合的研究 │ 若手研究(B)
3.	2007/04 ～ 2010/03	日本中世における紛争処理手続きに関する総合的研究 │ 基盤研究(C)
4.	2006/04 ～ 2008/03	中近世移行期日本における暴力事件の処理に関する実証的研究 │ 若手研究(B)

研究高度化推進制度
1.	2017/04 2018/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型前近代日本における紛争処理観の史的展開
2.	2017/04 2017/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 中・近世日本における法習慣と成文法-喧嘩両成敗を手がかりとして-

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2011/04	演習等少人数の授業において、参加メンバーと積極的にコミュニケーションをとることで、授業方針や授業内容の見直しとその実践とを常に心がけている。