研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-12-17 09:41:33）　

ナトリ　タカシ
名取　隆
NATORI Takashi

所属テクノロジー・マネジメント研究科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構技術経営戦略研究センター
2.	OIC総合研究機構デザイン科学研究所

学歴
1.	～1987/07	英国ロンドン･ビジネス･スクールスローン･プログラムコース修了
2.	～2005/09	東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻博士後期課程修了
3.		東北大学博士（工学）
4.	～1980/03	東京大学経済学部経済学科卒業

職歴
1.	1980/04	日本開発銀行入行
2.	1987/07 ～ 1990/03	日本開発銀行調査部副調査役
3.	1993/07 ～ 1995/03	日本開発銀行企画部調査役
4.	2000/04 ～ 2002/06	日本政策投資銀行大分事務所所長
5.	2002/06 ～ 2005/10	日本政策投資銀行国際協力部次長
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所属学会
1.		研究・イノベーション学会、日本ＭＯＴ学会、プロジェクトマネジメント学会、日本経営システム学会、日本知財学会、日本ベンチャー学会
2.		組織学会、日本経営学会、日本中小企業学会、日本地域政策学会、日本計画行政学会、日本金融学会

研究テーマ
1.	中堅中小・ベンチャー企業の知的財産戦略
2.	中堅中小・ベンチャー企業の経営戦略
3.	産学連携による新製品開発
4.	中堅中小企業の新分野進出・新製品開発・イノベーション

研究概要
中堅中小・ベンチャー企業と地域イノベーションを主たるテーマとして技術経営を研究。具体的には中堅中小・ベンチャー企業の経営戦略、産学連携等による技術開発・新製品開発・人材育成、地域ビジネス・地域プロジェクト・行政経営等におけるイノベーションなどを研究している。研究内容の概要を述べる。......第一は中堅中小・ベンチャー企業における知的財産戦略の業績への影響に関する研究である。私は過去の研究において、中小企業は自社の知的財産権（特許権、実用新案権）の蓄積を業績（売上、利益等）に反映させていないことを統計的に実証し、その要因は知的財産戦略の不備にあると結論づけた。今後はさらに知的財産戦略の中身をブレークダウンして、どのような活動が業績に直接的に影響を与えているのかを定量的に検証する研究を行いたいと考えている。......第二は中堅中小・ベンチャー企業の経営戦略に関する研究である。特に成長企業、高収益企業の経営戦略（グローバル・ニッチ戦略等）の分類とそれぞれの得失の分析を行う。......第三は中小企業の産学連携による新製品・サービス開発の事業化における課題と方策に関する研究である。中堅中小企業が新製品・新サービス開発を成功させるためには、大学の持つ研究資源、人的資源が非常に有効であると考える。ところが、大学からの技術移転によって新製品・新サービスの開発に至っても、事業化段階で行き詰まることが多い。そこで、マーケティング、人材確保などの面から事業化の成功条件を研究で明らかにする。研究方法として中堅中小製造業企業が産学連携によって新製品・サービス開発の事業化に成功した複数の事例と失敗した複数の事例を取り上げ、それらの比較分析によって成功及び失敗要因を明らかにする。

現在の専門分野
経済政策, 財政・公共経済, 金融・ファイナンス, 経営学, 商学 (キーワード：技術経営、中堅・中小企業、ベンチャー企業、地域イノベーション、地域ビジネス、知的財産戦略、経営戦略、産学連携、新製品開発、経営学、金融、地域振興、行政経営)

著書
1.	2016/10	兵神装備が進める中小ものづくり企業のブランド戦略
2.	2015/03	中小企業のための技術経営（ＭＯＴ）入門－“つよみ”を活かすこれからの企業経営モデル－
3.	2011/12	「イノベーションを可能とする地域中小企業の経営システム」、「経営システム学への招待」日本経営システム学会編 │ ,228-236
4.	2011/03	「まちづくり市民事業の評価」、「まちづくり市民事業論」 │ ,239-245
5.	2009/09	『日本企業のイノベ－ション』「新事業開発における仲間型小規模組織の有効性―銚子市漁業協同組合外川支所におけるキンメダイの資源管理の事例から―」 │ ,経営学論集79集、日本経営学会編184-185
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論文
1.	2021/09	中小ものづくり企業の持続的競争優位―コスト優位と差別化の両立及びその条件― │ 日本地域政策研究 │ (27),114-119頁
2.	2021/09	地域政策としての地域企業育成―チーム・伴走・連携型による企業支援の主流化― │ (27),70-79頁
3.	2020/12	Short-Video Advertisements and Chinese Purchasing Decisions: Testing a New Model Based on Information Processing Theory │ International Journal of Japan Association for Management Systems │ 12 (1),65-70頁
4.	2020/12	Science Mapping for Advertising in Recent Decade Bibliometric Analysis　via Citespace │ International Journal of Japan Association for Management Systems │ 12 (1),103-110頁
5.	2020/12	A Qualitative Investigation into Definitions of Advertising in China The　Short Video Perspective │ International Journal of Japan Association for Management Systems │ 12 (1),93-102頁
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学会発表
1.	2021/11	創薬バイオベンチャーのコア技術創出におけるビジネス人材の有用性―知識統合促進のための概念モデル― （口頭発表，一般）
2.	2021/11	植物性原料をベースにした代替肉の日本市場への普及に関する研究―顧客満足度モデルによるアプローチ― （口頭発表，一般）
3.	2021/05	ハーズバーグ理論に基づく看護師の職場環境改善の検討（口頭発表，一般）
4.	2020/12	The Applicability of New Definitions of Advertising in China （口頭発表，一般）
5.	2020/10	ものづくり企業の持続的競争優位の条件とは－技術・技能の暗黙知の組織的継承が鍵－（口頭発表，一般）
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受賞学術賞
1.	2007/10	研究・技術計画学会第１回論文賞を受賞。対象論文「技術指向型地域企業に対する知的財産ファイナンスの円滑化方策に関する研究」、研究・技術計画学会誌　技術計画　Vol.20 No.4(2005)　p.319-335、2005年10月（査読付）
2.	2013/11	日本ベンチャー学会日本ベンチャー学会第8回清成忠男賞（論文部門）を受賞。対象論文「ウェブサイト活用による中小企業の技術マーケティング－潜在顧客から“探し当てられる”戦略の効果と課題－」、日本ベンチャー学会誌　ﾍﾞﾝﾁｬｰﾚﾋﾞｭｰ　March 2013、No.21, p.61-74,2013年3月（査読付） (ウェブサイト活用による中小企業の技術マーケティング－潜在顧客から“探し当てられる”戦略の効果と課題－)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2016/06 ～ 2017/03	「技術経営講座のプログラム開発と講義の実施」 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ ものづくり中小企業コンソーシアム　技術指導契約
2.	2016/05 ～ 2017/03	技術経営の視点による戦略的人材の育成 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 三郷金属工業株式会社　技術指導契約
3.	2016/04 ～ 2017/03	「技術の横展開講座」研修プログラムの構築と講義の実施 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 一般社団法人滋賀経済産業協会　技術指導契約

共同・受託研究実績
1.	2012/07 ～ 2013/03	滋賀県中小企業団体中央会会員様向け技術経営講座のプログラム開発と講義の実施 │ 技術指導
2.	2012/05 ～ 2013/03	滋賀経済産業協会　技術経営研究会企画におけるプログラム構築と講義の実施 │ 技術指導
3.	2011/05 ～ 2012/03	滋賀経済産業協会　製品企画研究会企画「待ち受け型から企画・提案できる人材づくりで生き残る」におけるプログラム構築と講義の実施 │ 技術指導
4.	2011/04 ～ 2012/03	滋賀県中小企業団体中央会会員様向け技術経営講座のプログラム開発と講義の実施 │ 技術指導
5.	2010/05 ～ 2011/03	滋賀経済産業協会会員向け企画「2極化する製品企画プロセスの研究」におけるプログラム構築と講義の実施 │ 技術指導

授業科目
1.	プラクティカムⅠ
2.	プラクティカムⅡ
3.	技術･事業評価論
4.	技術･事業評価論
5.	技術革新と高度産業社会
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2010/12 ～ 2010/12	プレゼンテーションに関する教材を作成し、大学院の課題演習、課題研究、特別研究において、学生に解説した。
2.	2010/09 ～ 2010/11	経営学部の専門演習において、企業訪問を実施し、訪問に際して学ぶべき課題を学生に与えた。訪問後に、学生に学習の振り返りをさせ、内容を発表させた。
3.	2010/07 ～ 2010/11	経営学部の専門演習において、企業経営に詳しい金融関係者を招き、特定テーマについて、学生にディスカッションさせ、現実の企業経営に関して学ぶ機会をつくった。
4.	2010/06 ～ 2010/06	経営学部の専門演習において、生産マネジメントに関するゲームを用いた演習を実施した。演習後に、学生に学習の振り返りをさせ、内容を発表させた。
5.	2010/06 ～ 2010/06	大学院のカリキュラムマップを作成し、教育学を専門とする学内の教員に内容を点検頂くとともに、コメントを頂いた。そして教授会で、当該カリキュラムマップを教員に紹介し、活用を促した。
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●教育に関する発表

1.	2010/06 ～ 2010/06	外部の教育に関する研究会において、新規に開発した商品開発に関する教材と、独自に作成した大学院のカリキュラムマップを発表した。

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