研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-04-22 21:48:35）

フクマ　ヨシアキ
福間　良明
FUKUMA Yoshiaki

所属産業社会学部現代社会学科

職名教授

その他所属
1.	社会学研究科
2.	衣笠総合研究機構加藤周一現代思想研究センター
3.	衣笠総合研究機構クリエイティブ・メディア研究センター

学歴
1.	2000/04～2003/03	京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了京都大学博士（人間・環境学）
2.	1998/04～2000/03	同志社大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了
3.	1988/04～1992/03	同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業

職歴
1.	2005/05 ～ 2008/03	香川大学経済学部助教授（2007年4月より准教授）
2.	2004/04 ～ 2005/04	香川大学経済学部講師

委員会・協会等
1.	2019/07 ～ 2021/06	日本マス・コミュニケーション学会理事（企画委員長）
2.	2017/07 ～ 2019/06	日本マス・コミュニケーション学会理事（総務担当）
3.	2013/06 ～ 2015/05	日本マス・コミュニケーション学会理事（企画担当）
4.	2012/06 ～ 2013/05	日本マス・コミュニケーション学会理事（編集委員長）
5.	2011/06 ～ 2012/05	日本マス・コミュニケーション学会理事（編集副委員長）
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所属学会
1.		日本マス・コミュニケーション学会
2.		日本社会学会
3.		関西社会学会
4.		戦争社会学研究会

研究テーマ
1.	「戦争の記憶」「格差と教養」のメディア史・歴史社会学

研究概要
「戦争の記憶」「格差と教養」のメディア史・歴史社会学「〈戦争の記憶〉が戦後社会のなかでどう作られ、変容したのか」「格差や労働、学歴（教育）を取り巻く環境と人々の〈教養〉への憧れが、戦後日本においてどう変容したのか」を、歴史社会学やメディア史・思想史の観点から研究しています。

現在の専門分野
社会学 (キーワード：メディア史、歴史社会学)

著書
1.	2022/10/25	『司馬遼太郎の時代――歴史と大衆教養主義』（単著） │ (単著)
2.	2022/03/31	『昭和50年代論――「戦後の終わり」と「終わらない戦後」の交錯』（編著） │ (共著)
3.	2022/02/22	『シリーズ戦争と社会４　言説・表象の磁場』（編著） │ (共著)
4.	2021/03/31	『近代における熊本の人物群像』（分担執筆） │ (共著)
5.	2021/03/01	『戦後博覧会資料集成』第14巻 │ (共著)
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論文
1.	2023/04/01	対談「三人閑談　司馬遼太郎生誕100年」 │ 三田評論 │ (1276),74-87頁 (共著)
2.	2022/12/31	「전후 일본과 전쟁 체험론의 변화」（「戦後日本と戦争体験論の変容」） │ 『한림 일본학 연구 총서 Ⅱ 06（翰林大学日本研究叢書Ⅱ　06）　The Impact of Post-Imperial Japan's Culture Ppower on East Asia』 │ ,25-51頁 (単著)
3.	2022/12/31	書評「井川充雄著『帝国をつなぐ〈声〉』 │ 『社会学評論』 │ 73 (3),309-310頁 (単著)
4.	2022/12/10	「昭和の日本主義」 │ 山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【戦前昭和篇】』 │ ,165-179頁 (単著)
5.	2022/09	書評「佐藤文香著『女性兵士という難問』」 │ 共同通信配信 │ (単著)
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学会発表
1.	2023/03/11	「特攻の町・知覧」 (利他学会議vol.3　分科会１土地×記憶)
2.	2023/03/02	東アジアの現代史と「カクテル・パーティーの破綻」への問い ―書評浅野豊美編『和解学の試み：記憶・感情・価値』明石書店、2021年― (和解学叢書書評会)
3.	2022/07/08	司馬遼太郎の時代――「歴史という教養」と「二流」の昭和史 (リベラル・モダニズム研究会)
4.	2022/01/29	「戦争とメディア・文化：『継承』の欲望への問い」 (シンポジウム「いま『戦争』を考える」)
5.	2022/01/27	「今日の大学生にとっての『教養』：『勤労青年の教養文化史』と教養科目をめぐって」 (第６回教養教育研究会)
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講師・講演
1.	2022/11/20	「学徒出陣50年から30年戦争の記憶の継承を考える」 (東京（一橋大学）)
2.	2018/12/05	知覧：「特攻の町」と記憶の逆輸入 (立命館大阪梅田キャンパス)
3.	2018/11/07	沖縄：摩文仁の「誕生」 (立命館大阪梅田キャンパス)
4.	2018/10/03	広島-被爆遺構の「聖地」化 (立命館大阪梅田キャンパス)
5.	2018/05/27	勤労青年と教養の戦後史「人生雑誌」の盛衰と集団就職の時代 (ザ・ニューホテル熊本)
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受賞学術賞
1.	2017/12	公益財団法人サントリー文化財団第39回サントリー学芸賞［社会・風俗部門］（『「働く青年」と教養の戦後史：「人生雑誌」と読者のゆくえ』（筑摩選書、2017年）に対して）
2.	2007/06	日本マス・コミュニケーション学会内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞（『「反戦」のメディア史：戦後日本における世論と輿論の拮抗』（世界思想社、2006年）に対して）
3.	2003/10	日本社会学会日本社会学会奨励賞（論文の部）

科学研究費助成事業
1.	2022/04/01 ～ 2027/03/31	「中年文化」の戦後メディア史に関する歴史社会学的研究 │ 基盤研究(B) (キーワード：中年文化、戦後メディア史、格差・労働・福祉)
2.	2020/07 ～ 2023/03	戦後日本における勤労青年の教育・教養文化に関する歴史社会学的研究 │ 挑戦的研究（萌芽）
3.	2017/04 ～ 2021/03	転換期としての「昭和50年代」と大衆メディア文化の変容 │ 基盤研究(B)
4.	2014/04 ～ 2017/03	「人生雑誌」の歴史社会学的研究：「大衆とインテリの狭間」のメディア文化史 │ 挑戦的萌芽研究
5.	2012/04 ～ 2015/03	戦跡の歴史社会学―地域の記憶とツーリズムの相互作用をめぐる比較メディア史的研究 │ 基盤研究(B)
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研究者からのメッセージ
1.	「常識」を歴史と社会学で疑う原爆マンガ『はだしのゲン』を学校の図書室や学級文庫で読んだことがある人もおおいだろう。だが、なぜ、マンガでありながら『ゲン』は図書室に入りえたのか？　それはいつごろからなのか？また、われわれは8月15日を「終戦の日」として記憶している。だが、事実はそうではない。この日は、「玉音放送」はなされたが、ポツダム宣言受諾は8月14日、降伏文書調印は9月2日である。ちなみに、沖縄を守備していた日本軍が降伏文書に調印したのは9月7日である。にもかかわらず、なぜ「8･15＝終戦の日」という常識が成立しているのか？　そこでは、沖縄はどの程度視野に入っているのか？このように、私たちが「あたりまえ」と思っていることを疑ってみると、意外なものが見えてきます。私は、日本近現代史と社会学・メディア研究といった分野を扱いながら、「常識」を疑うことを楽しんでいます。

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