研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-02-20 15:32:35）　

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ヤマグチ　ヒロノリ
山口　洋典
YAMAGUCHI Hironori

所属共通教育推進機構

職名教授

その他所属
1.	衣笠総合研究機構人間科学研究所
2.	衣笠総合研究機構地域健康社会学研究センター
3.	OIC総合研究機構ものづくり質的研究センター

学歴
1.	2002/04～2005/03	大阪大学人間科学研究科ボランティア人間科学講座博士後期課程修了博士（人間科学・大阪大学・第19152号） (社会心理学)
2.	1998/04～2000/03	立命館大学理工学研究科環境社会工学専攻博士前期課程修了修士（工学） (土木環境システム)
3.	1994/04～1998/03	立命館大学理工学部環境システム工学科卒業学士（工学） (土木環境システム)

職歴
1.	2020/04/01 ～	立命館大学共通教育推進機構教授
2.	2017/04/01 ～ 2018/03/31	デンマーク王国オールボー大学人文学部コミュニケーション心理学科客員研究員
3.	2011/04/01 ～ 2020/03/31	立命館大学共通教育推進機構准教授
4.	2006/10/01 ～ 2011/03/31	同志社大学大学院総合政策科学研究科助教授、准教授
5.	2006/04/01 ～ 2016/03/31	宗教法人應典院(浄土宗大蓮寺塔頭) 主幹
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委員会・協会等
1.	2024/04/17 ～ 2025/03/31	令和6年度大阪府観光客受入環境整備の推進に関する調査検討会議委員
2.	2024/02/14 ～ 2025/03/31	佐賀女子短期大学佐賀女子短期大学 Sajo Fufure 2030構想実現アドバイザー
3.	2023/07/01 ～ 2025/06/30	堺市文化芸術審議会委員
4.	2023/06/15 ～ 2024/03/31	令和5年度大阪府観光客受入環境整備の推進に関する調査検討会議委員
5.	2023/05/01 ～ 2024/03/31	令和5年度浜松市創造都市推進事業補助金審査委員・アドバイザー
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所属学会
1.		日本NPO学会（1998～）
2.		日本都市計画学会（2000～）
3.		日本グループ・ダイナミックス学会（2002～）・理事（2013〜2017・2019〜）
4.		国際ボランティア学会（2002～）・理事（2008〜2020）
5.		日本質的心理学会（2004年〜）
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資格・免許
1.	2019	認定心理士（公益社団法人日本心理学会・登録番号第60101号）

研究テーマ
1.	グループ・ダイナミックス
2.	災害復興
3.	ソーシャル・イノベーション

研究概要
高等教育機関における地域参加型学習による市民教育推進の総合的研究本研究はグループ・ダイナミックス(集団力学)の観点に基づく、高等教育機関における地域参加型学習による市民教育推進の総合的研究である。特にソーシャル・イノベーション研究の知見により、多様な主体の連携による地域の問題解決に資する公益的な実践の意義を愚直に追究する。本研究では、現代的な市民性を培う教養教育としてサービスラーニングという教育手法を展開する上で学部・研究科の専門を問わずに必要となる(1)概念整理、(2)教育内容、(3)評価基準、(4)事業推進体制、(5)外部機関との協働の枠組み等を明らかにする。そして匿名性、流動性、利便性、閉鎖性が指摘される超高齢社会において、支え合いの地域ネットワーク構築の方途を追究する。

現在の専門分野
学習支援システム, 自然災害科学・防災学, 地域研究, 社会心理学, 教育社会学, 土木環境システム, 都市計画・建築計画 (キーワード：市民社会、シチズンシップ教育、互恵性、省察、規範、活動理論、コミュニケーションデザイン、アクションリサーチ、フィールドワーク、地域活性化)

著書
1.	2024/12/26	「集落〈復興〉：中越地震と限界集落の物語」
2.	2024/09/09	「「集落のレジリエンスを高めるには」『コミュニティ・デザイン新論』」
3.	2022/06/01	「「まちづくりの学を求めて」『ギブ＆ギブ、おせっかいのすすめ　＝Let's Give it a Try＝　─鳥取県智頭町　地域からの挑戦─』」 │ ,245-259頁
4.	2019/10/25	「『はじめてのファシリテーション』（「ストーリーテリング」、「堂本印象旧邸宅の活用〜四面会議システムを用いた地域経営への事起こし〜」、「AoH（アート・オブ・ホスティング）〜誰もがやさしく、かしこく社会を導いていく知恵〜」）」 │ ,30-31, 122-125, 174-177
5.	2019/02	「「べき、と、である、を結ぶ。：目標と現状の整合による力量の向上のために」『アートNPOデータバンク2018-19：実践編！アートの現場からうまれた評価』」 │ ,133-146
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論文
1.	2024/12/15	PBLの風と土：(31) 学びと成長につながる活動のピーク設定 │ 対人援助学マガジン │ 15 (3),163-168頁
2.	2024/09/15	PBLの風と土：(30) 学びと成長につながる活動のピーク設定 │ 対人援助学マガジン │ 15 (2),278-283頁
3.	2024/06/15	PBLの風と土：(29) カリキュラムが支援へと立ち上がるとき │ 対人援助学マガジン │ 15 (1),155-160頁
4.	2024/03/15	PBLの風と土：(28) 担い手を理論がつなぎ方法論でつなげる │ 対人援助学マガジン │ 14 (4),207-212頁
5.	2023/12/15	PBLの風と土：(27)地域貢献は教育・研究・活動との交差点 │ 対人援助学マガジン │ 14 (3),158-163頁
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学会発表
1.	2025/02/22	ボランティア元年・30年：阪神・淡路大震災から令和6年能登半島地震の支援の今を見つめて（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
2.	2024/08/23	災害ボランティアにおけるミクロ・マクロ・リンク：支援と受援の相互関係から見る令和6年能登半島地震のグループ・ダイナミックス（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
3.	2024/02/10	能登地震における在留外国人の被災地ボランティア（口頭発表，一般）
4.	2023/03/04	地域と大学の連携で「つながる」を越えて何を目指すのか？一日本語学習支援・多文化交流における地域と大学の変容型パートナーシップに向けて一（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
5.	2022/09/18	実験・実践のリアリティと社会のアクチュアリティ：再現可能な一般性の発見と個別性からの普遍性の追求のあいだで（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
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受賞学術賞
1.	2021/10/24	日本質的心理学会第13回日本質的心理学会学会賞 (優秀アクションリサーチ論文賞：メタファーを通した災害復興支援における越境的対話の促進－新潟県小千谷市塩谷集落・復興10年のアクションリサーチから（山口洋典・渥美公秀・関嘉寛による『質的心理学研究』18号、2019年、pp.124-142）)
2.	2020/02	国際ボランティア学会 2019年度（第16回）隅谷三喜男賞 (声を伝える活動がもたらす新たな活動主体形成のプロセス-難民問題専門情報番組「難民ナウ!」を事例に（宗田勝也・山口洋典による『ボランティア学研究』19号、2019年、pp.75-86）)

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2022/03	日本語支援者の学び解明と促進を目指した多文化サービスラーニングの開発 │ 基盤研究(C)
2.	2018/04 ～ 2023/03	市民性涵養の関係性モデルを軸とした地域参加学習カリキュラムと教授法の開発 │ 基盤研究(C)
3.	2014/04 ～ 2018/03	インター・コミュニティ・デザインとしての災害復興支援に関する実践的研究 │ 若手研究(B)
4.	2012/04 ～ 2016/03	地域のまちづくりと連携した市街地型公的住宅団地の再生に関する研究 │ 基盤研究(A)
5.	2006/04 ～ 2010/03	非営利民間放送の持続可能な制度と社会的認知コミュニティ放送のモデルを探る │ 基盤研究(B)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2016/08 ～ 2017/03	住民主体の持続可能な共生型地域づくりとその担い手等に関する研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 厚生労働科学研究費補助金行政政策研究分野厚生労働科学特別研究

共同・受託研究実績
1.	2021/04 ～ 2022/03	大学のまち・京都のコア・バリューの再探究：単位互換の未来が拓かれるために【大学コンソーシアム京都・財団指定課題】 │ 受託研究
2.	2016/04 ～ 2017/03	被災経験からの受援力向上のための実践的研究：「被災地のリレー」への「準備運動」の視点から【JR西日本あんしん社会財団研究助成】

研究高度化推進制度
1.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型ソーシャル・フィクションによる生成力ある口伝のための方法論の確立
2.	2017/04 2018/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 参加型学習における問題解決活動と教育実践の相即にかかる理論的・方法論的アプローチ
3.	2015/07 2016/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究悲嘆からの回復過程におけるレジリエンスの高いコミュニティの設計概念に関する研究
4.	2014/07 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：若手研究悲嘆の受容と伝承の方法論に関する研究～当事者による語り直しの場づくりへの視座～
5.	2014/04 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究大学地域連携による学習プログラムおける評価システム構築と協働スタイルの収斂のための国際比較研究
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授業科目
1.	シチズンシップ･スタディーズ
2.	現代社会とボランティア
3.	現代社会とボランティア
4.	現代社会のフィールドワーク
5.	地域参加学習入門
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2012/11	シチズンシップ・スタディーズIにおける相互評価シートの共同開発と導入
2.	2011/04	大講義におけるTwitterの積極的導入

●教育に関する発表

1.	2017/05 ～ 2017/05	オールボー大学（デンマーク王国）の学内共同利用機関Learning LabによるPBLをテーマとしたFD研修での立命館大学の事例紹介
2.	2017/03 ～ 2017/03	第22回大学コンソーシアム京都FDセミナー第14分科会「災害復興支援活動における現場の教育力」コーディネート
3.	2016/11 ～ 2016/11	名古屋大学国際教育交流センター講演会「参加型学習のシステムとスタイル〜」話題提供
4.	2016/03 ～ 2016/03	第21回大学コンソーシアム京都FDセミナー第1分科会話題提供「地域貢献の視点から見たサービスラーニングの課題と展望〜学びのプロセスに着目して〜」（高橋あゆみとの共同）
5.	2015/08 ～ 2015/08	IDE大学協会近畿支部IDE大学セミナー「シチズンシップを涵養するための学びのシステムとスタイル」話題提供（森亮太との共同）
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●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2017/08 ～ 2017/08	第10回北海道高校生自然環境ミーティングのプログラムデザインと評価
2.	2016/08 ～ 2016/08	第9回北海道高校生自然環境ミーティングのプログラムデザイン
3.	2016/04 ～ 2017/03	大学コンソーシアム京都第22回FDフォーラム企画検討委員
4.	2015/08 ～ 2015/08	第8回北海道高校生自然環境ミーティングのプログラムデザイン
5.	2014/05 ～ 2014/05	高大連携講義：初芝立命館学校立命館コース2年生対象衣笠キャンパス研修「立命館で学び、地球規模で考え、足元から行動する」講演
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研究者からのメッセージ
1.	いま、母校で働いています。BKC開設の年に入学した際には土木工学を学んでいました。しかし、阪神・淡路大震災で被害を受けたまちに足を運ぶ中、見える世界をよくするだけでなく、見ている世界で見えていないことを大切にしたいと決意しました。そして社会心理学を専門分野としてコミュニケーションの問題を研究しています。　大学は、今後どういうlife（生活、生計、生命）を送っていくか、選択肢を広げ、選び抜く場所です。納得のいく選択肢がなければつくることもできます。その際に必要なことは他者と関わり、自分に向き合うことです。サービス・ラーニング科目等を通じて誠実な生き方・働き方を見出して欲しいと願っています。

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