研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-04-08 12:37:34）　

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スエチカ　コウタ
末近　浩太
SUECHIKA Kota

所属国際関係学部国際関係学科

職名教授

その他所属
1.	国際関係研究科
2.	衣笠総合研究機構中東・イスラーム研究センター
3.	衣笠総合研究機構国際地域研究所

学歴
1.	～2004/03	京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究博士課程修了学術博士（地域研究）
2.	～1998	博士前期課程 │ Middle East Politics │ Centre for Middle Eastern and Islamic Studies │ [UK] University of Durham │ 修了
3.	1998/12 (学位取得)	│ University of Durham │ MA in Middle East Politics with distinction
4.	～1997	横浜市立大学文理学部（文科系）人文課程卒業

職歴
1.	2022/04/01 ～	立命館先進研究アカデミー RARA フェロー
2.	2015/10/01 ～ 2016/08/31	ロンドン大学アジアアフリカ研究学院ロンドン中東研究所（SOAS-LMEI）研究員
3.	2014/04/01 ～ 2015/03/31	北海道大学法学部非常勤講師
4.	2014/04/01 ～ 2015/03/31	京都造形芸術大学通信教育部非常勤講師
5.	2013/04/01 ～ 2015/01/31	京都大学地域研究統合情報センター客員准教授
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委員会・協会等
1.	2023 ～	AFMA2024（Asian Federation of Middle East Studies Associations）実行委員
2.	2021 ～	日本中東学会第19期理事（企画担当）
3.	2019/06	日本比較政治学会企画委員長
4.	2019/05 ～ 2021/05	日本中東学会第18期理事
5.	2018/06 ～ 2019/06	日本比較政治学会企画副委員長
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所属学会
1.		日本中東学会
2.		日本国際政治学会
3.		日本比較政治学会
4.		日本イスラム協会（外務省管轄社団法人）
5.		British Society for Middle Eastern Studies (BRISMES)
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研究テーマ
1.	グローバル化の中の国家・民族・宗教
2.	現代シリアにおけるイスラームと政治：国家の変容とイスラーム思想の関係
3.	イスラム教圏東南アジアにおける社会秩序の構築と変容
4.	東地中海地域における人間移動と「人間の安全保障」
5.	現代中東における国家運営メカニズムの実証的研究と地域間比較
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研究概要
現代中東の政治と国際関係イスラーム政治運動・思想の分析を中心に中東諸国の政治および国際関係を研究。シリア、レバノン、パレスチナがメインフィールド。

現在の専門分野
地域研究, 国際関係論, 政治学, 宗教学, 思想史 (キーワード：中東地域研究、国際政治学、比較政治学)

著書
1.	2020/09	『中東政治入門』
2.	2018/01	『イスラーム主義：もう一つの近代を構想する』
3.	2016/01	『比較政治学の考え方』
4.	2014/11	日本国際政治学会編『中東の政治変動（国際政治第178号）』（責任編集） │ ,1-14
5.	2013/11	『イスラーム主義と中東政治：レバノン・ヒズブッラーの抵抗と革命』
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論文
1.	2024/01/15	「中東政治：中東を「難しい」で終わらせないために」 │ αSYNODOS │ 319
2.	2024/01	「シリアの読書案内」 │ 『アジア・マップ』アジア・日本研究Webマガジン, Vol. 2 │ 2
3.	2023/12/06	パレスチナ問題の忘却が生む分断 │ 『Voice』 2024年1月号 │ ,68-75頁
4.	2023/12	Measuring ‘State-Diffusion’ in Post-Conflict Authoritarian Syria: Evidence from the 2021 Public Opinion Survey │ Mediterranean Politics │
5.	2023/12	「ハマス・イスラエルと世界の「アポリア」」 │ 『外交』Vol. 82, 2023年11/12月号 │ 82,6-17頁
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学会発表
1.	2023/12/16	第I部「重層性の現在形」（口頭発表，一般）
2.	2023/12/12	「「10月7日」以降のパレスチナ情勢」（口頭発表，特別・招待講演等）
3.	2023/11/15	「ガザでいま何が起きているのか」（口頭発表，特別・招待講演等）
4.	2023/11/03	“Reconsidering ‘State-Diffusion’ in Jordan: Evidence from a List Experiment Survey” （口頭発表，一般）
5.	2023/10/22	「ヨルダンの「国家拡散」を測る：リスト実験によるサーベイ結果の分析から」（口頭発表，一般）
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その他研究活動
1.	2023/12/07	「ハマスはどう壁を越えたのか　動画で見る「異例づくし」の10・7」 (朝日新聞デジタル)
2.	2023/11/30	「二者択一を超えて（現代のことば）」 (『京都新聞』夕刊, 1面)
3.	2023/11/24	「貨物船乗っ取りのフーシやハマスも　「親イラン組織」の勢力図とは（イスラエル・パレスチナ　対立の真相　第38回」 (朝日新聞デジタル)
4.	2023/09/29	「パスポートの「強さ」（現代のことば）」 (『京都新聞』夕刊, 1面)
5.	2023/08/15	「欧州とアルゼンチン（現代のことば）」 (『京都新聞』夕刊, 1面)
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講師・講演
1.	2024/02/03	「中東を脱神話化する：異文化理解と情勢分析のあいだで」
2.	2024/02/02	「ガザ危機を見る視座」 (立命館大学・ハイブリッド開催)
3.	2024/01/22	「中東政治を理解する：その仕組みと展望」
4.	2024/01/17	「混迷の中東政治を読む：なぜ紛争が絶えないのか（現代社会を読み解く）（シリーズ「中東・イスラーム学び直し：地域研究が描き出す政治・文化・宗教」）」 (オンライン開催)
5.	2023/12/19	「パレスチナ問題から中東情勢を眺望する」 (朝日カルチャーセンター京都教室)
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受賞学術賞
1.	2018/12	Hadhari Global Network Hadhari Award for Islamic Civilizational Studies 2018
2.	2018/07	公益財団法人　大同生命国際文化基金第33回大同生命地域研究奨励賞
3.	2014/11	地域研究コンソーシアム第4回地域研究コンソーシアム賞・研究作品賞

科学研究費助成事業
1.	2023/04/01 ～ 2027/03/31	歴史的シリアにおける国家変容の研究：混合的手法による新たな地域研究の開発 │ 基盤研究(A)
2.	2023/04/01 ～ 2026/03/31	現代中東における「政治の宗教化」と「宗教の政治化」：ムスリム同胞団の比較事例研究 │ 基盤研究(B)
3.	2021/04 ～	グローバル関係論の時間論的基礎付けのための比較理論研究 │ 基盤研究(B)
4.	2021/04 ～	空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考：アジア、米との比較 │ 基盤研究(A)
5.	2021/04 ～	中東の非国家武装主体の越境的活動に関する比較研究 │ 基盤研究(B)
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	2016/04 ～ 2017/03	低成長期の発展途上諸国における政治経済社会変動の地域間比較研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 京都大学地域研究統合情報センター公募研究・個別共同研究ユニット
2.	2016	イスラーム穏健主流派の形成とその課題：知的資源の現代化と多元的諸潮流 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ NIHUプログラム「現代中東地域研究」京都大学イスラーム地域研究センター
3.	2012 ～ 2016	イスラーム世界の国際組織とグローバルネットワーク │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ NIHUプログラム「イスラーム地域研究」京都大学イスラーム地域研究センター
4.	2012 ～ 2012	中東地域における経済自由化政策をめぐる受容と抵抗：比較政治研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 京都大学地域研究統合情報センター公募研究
5.	2009 ～ 2010	現代イスラーム主義運動の分析枠組みの構築にむけて:シリアとレバノンの事例から │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 立命館大学・国際化推進プログラム「研究成果の国際的発信強化」

共同・受託研究実績
1.	2023/04/01 ～	アジア・イスラームとポストコロナ社会発展の課題 │ 機関内共同研究 │ 立命館大学アジア・日本研究所・重点研究プロジェクト
2.	2018/04 ～ 2019/03	現代アラブ諸国の公的領域におけるイスラームに関する総合的研究：メディア・NGO・社会運動 │ 共同研究
3.	2018/04	中東地域研究の新たなパラダイム構築に向けて：宗教と政治の絡み合いを再考する │ 共同研究
4.	2017/04 ～ 2018/03	現代アラブ諸国における政治変動とイスラーム：非国家アクターの役割を中心に │ 共同研究
5.	2016/04	イスラーム穏健主流派の形成とその課題：知的資源の現代化と多元的諸潮流（NIHUプログラム「現代中東地域研究」京大拠点） │ 共同研究
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研究高度化推進制度
1.	2024/04 2026/03	研究支援制度分類：国際共同研究促進プログラム種目：- 危機下パレスチナにおける社会的レジリエンスの実証研究：ヨルダンからのインフォーマルな資源分配
2.	2024/04 2025/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 「アジア・イスラームと変容期の政治・経済の動態解明」
3.	2022/09 2023/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 歴史的シリアにおける脱領域的紛争の実証研究：複合的手法を用いた国家変容の可視化
4.	2022/04 2024/03	研究支援制度分類：国際共同研究促進プログラム種目：- 危機下中東諸国における社会的レジリエンスの実証研究：ヨルダンのインフォーマルな資源分配を事例に
5.	2020/04/01 2021/03/31	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 「イスラーム国（ＩＳ）」以降の中東政治のダイナミクス：学際的手法による実証および理論研究
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2006	パワーポイント等の視聴覚教材を利用することで、受講生に対して中東・イスラーム世界の実態を効果的に伝える。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/08 ～ 2015/08	高校等の模擬講義：オープンキャンパス　模擬授業（IR専攻）
2.	2015/04 ～ 2017/03	2015年度・2016年度教養科目基本担当「イスラーム世界の多様性」

社会における活動
1.	2021 ～	キヤノングローバル戦略研究所「脱炭素と中東エネルギー地政学研究会」委員

研究者からのメッセージ
1.	「イスラーム」を軸とする現代中東政治研究専門は現代中東政治、特に東アラブ地域のイスラーム政治運動・思想を研究しています。冷戦後の世界においてイスラーム政治運動は国際政治の主要なアクターの１つとなりましたが、その実態は十把一絡げに「イスラム原理主義」とされるなど、十分に把握されているとは言えません。さらに、9.11事件や「イラク戦争」を経て、今や人々の関心は実態の把握（あるいは異文化の理解）よりも「彼ら」をいかにコントロールするかという、古くて新しい問題にシフトし始めています。こうしたなかで、アラビア語の原典読解と臨地調査を2つの柱に、「彼ら」の考え方や活動を紹介し、理解することに取り組んできました。地道な作業ですが、民主化や安全保障、天然資源の問題とおなじように大切なことだと考えています。これを手掛かりに、国際政治における「イスラーム」の意味と意義を今一度きちんと検討し、21世紀の国際社会のあり方を構想していきたいと思います。英国ダーラム大学修士、京都大学博士。

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