研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-03-31 20:04:17）　

カワサキ　トシスケ
川嵜　敏祐
KAWASAKI Toshisuke

所属総合科学技術研究機構糖鎖工学研究センター

職名上席研究員

その他所属
1.	総合科学技術研究機構糖鎖工学研究センター

学歴
1.	1970/07 (学位取得)	京都大学薬学博士
2.	～1964/03	京都大学薬学部薬学科卒業
3.	～1966/03	京都大学薬学研究科修士課程修了
4.	～1969/03	京都大学薬学研究科博士課程修了

職歴
1.	1969/09/10 ～ 1982/06/30	京都大学薬学部生物化学教室助手
2.	1974 ～ 1976	米国立衛生研究所（NIH）客員研究員　[国外]
3.	1982/07/10 ～ 1989/03/31	京都大学薬学部生物化学教室助教授
4.	1989/04/01 ～ 1997/03/31	京都大学薬学部生物化学教室教授
5.	1991 ～ 1993	京都大学胸部疾患研究所客員教授兼
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所属学会
1.		The Consortium for Functional Glycomics
2.		日本細胞生物学会
3.		日本生化学会
4.		日本糖鎖科学コンソーシアム
5.		日本糖質学会
全件表示（9件）

研究概要
生体内における糖鎖の生理的意義の解明とその応用ポストゲノム時代の最重要課題である糖鎖の生体内での役割について、糖鎖に含まれる生体情報およびそれを解読する受容体（動物レクチン）の両面より研究する。

現在の専門分野
構造生物化学, 機能生物化学, 生物系薬学 (キーワード：糖鎖生物学, 生化学・分子生物学)

著書
1.	2018/05/25	糖鎖抗体によるiPS細胞の同定 │ ,166-168頁
2.	2017	GlycoEpitope
3.	2015/09	糖質科学の進歩　ルイ･Ｆ･ルロワール（Luis Federico Leloir）（1970年　化学賞）の業績を中心に
4.	2014	Glycoscience: Biology and Medicine GlycoEpitope: Database for Carbohydrate Antigen and Antibody │ ,267–273
5.	2014	Glycoscience: Biology and Medicine Mannnan-Binding Protein (MBP) - Ligand Glycans: A Novel Tissue Marker for Colorectal Carcinomas │ ,1021–1028
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論文
1.	2020	Glycan-dependent and -independent dual recognition between DC-SIGN and Type II serine protease MSPL/TMPRSS13 in colorectal cancer cells. │ Appl. Sci.10(8), 2587 │ 10 (8),2587
2.	2019/10	Glycan markers of human cells assigned with beam search arrays. │ Mol. Cell Proteomics │ 18 (10),1981-2002頁
3.	2018	Recognition of iPS/ES cells by glycan-binding antibodies, │ Glycoscience: Basic Science to Applications - Insights from the Japan Consortium for Glycobiology and Glycotechnology │
4.	2017	Binding specificity of R-10G and TRA-1-60/81, and substrate specificity of keratanase II studied with chemically synthesized olibgosacccharides │ Glycoconjugate Journal │
5.	2017	Special issue: Glycobiology on stem cells ---editorial │ Glycoconjugate Journal │ 34,691-691頁
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学会発表
1.	2021/02/12	Evaluation Of Residual Undifferentiated Human-induced Pluripotent Stem Cells In Chondrocytes By Cell Type-specific Glycosphingolipid Glycome Analysis Based On The Aminolysis-salsa Technique （ポスター）
2.	2016/11/21	Glycans on human undifferentiated pluripotent stem cells revealed by using newly generated monoclonal antibodies, R-10G and R-17F （ポスター）
3.	2016/09/26	糖鎖特異的ヒトiPS細胞傷害性抗体の認識するiPS細胞糖タンパク質の解析（ポスター）
4.	2016/09/02	ケラタン硫酸認識ヒトiPS/ES細胞マーカー抗体（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
5.	2016/04/21	Glycan Specific Marker Antibodies for Human iPS/ES Cells: Binding Specificity and Biological Significance （口頭発表，一般）
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受賞学術賞
1.	2001	日本薬学会薬学会賞
2.	1981	日本生化学会生化学会奨励賞

科学研究費助成事業
1.	2012 ～ 2015/03	ヒトｉＰＳ細胞に対する新規単クローン抗体の作成とその機能解析 │ 基盤研究(C)
2.	2012 ～ 2014/03	脳神経系に特徴的に発現するケラタン硫酸の構造と機能 │ 新学術領域研究
3.	2010 ～ 2011/03	糖鎖抗原データベース │ その他
4.	2008 ～ 2011/03	ヒト癌細胞より単離されたルイスаタンデムリピート構造を持つ糖鎖の構造と機能 │ 基盤研究(B)
5.	2006 ～ 2006	（研究成果公開促進費）糖鎖抗原データベース～GlycoEpitope Database～ │ その他
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競争的資金等(科研費を除く)
1.	2010 ～ 2010	糖鎖研究のための実験オンライン・プロトコル・データ整備　一式 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 糖鎖統合データベース開発事業（科学基盤研究）

取得特許
1.		iPS/ES CELL-SPECIFIC ANTIBODY HAVING CYTOTOXICITY TO TARGET CELLS AND USE THEREOF （PCT/JP2013/084374）
2.		Plasminogen-activating substance and the preparation and use of such substance （4265881）
3.		グルクロン酸転移酵素をコードするDNA （6040156）
4.	2012/12	標的細胞障害活性を有するiPS/ES細胞特異的抗体およびその用途

研究高度化推進制度
1.	2009/07 2010/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型ＣＤ４５の糖鎖シグナルを介するリンパ球の運命制御
2.	2008/04 2009/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：政策的重点研究グライコインフォマティクス
3.	2007/04 2008/03	研究支援制度分類：研究の国際化推進プログラム種目：研究成果の国際的発信強化動物レクチンの研究を中心とする糖鎖生物学研究成果の国際的発信
4.	2007/04 2008/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：政策的重点研究グライコインフォマティクス

研究交流希望テーマ
1.	糖鎖、レクチン、糖鎖認識抗体に関する研究糖鎖、レクチン、糖鎖認識抗体を利用した診断薬や治療薬の開発 (キーワード)糖鎖、レクチン、糖鎖認識抗体

研究者からのメッセージ
1.	ポストゲノム時代における糖鎖生物学研究ヒト遺伝子の全配列が決定された結果、タンパク質の半数以上が糖鎖修飾を受けた糖タンパク質であることが明らかとなり、これら糖鎖の構造と機能の解明がライフサイエンスにおけるポストゲノム研究の中心的課題の一つとなった。マウス、メダカなど様々なモデル生物を用いた糖鎖関連遺伝子操作による糖鎖機能解析、質量分析によるグライコプロテオーム解析、NMR、X-線結晶解析による糖鎖構造生物学的解析などの新しい方法論の導入により、糖タンパク質、糖脂質、プロテオグリカンなどの糖鎖が発生・分化、脳・神経系機能、免疫機能の調節、感染症・がん・生活習慣病、筋ジストロフィーなどの予防や病因と密接に関係することが明らかにされてきている。私たちは、これまでの方法論とインフォマティクスとの融合によるグライコインフォマティクスという新領域の創造により、糖鎖科学の新たな進展を図りたいと考えている。この第一歩として、糖鎖工学研究センターでは糖鎖構造と糖鎖認識抗体との関連をまとめたデータベースGlycoEpitope をWeb 上に公開している(http://www.glyco.is.ritsumei.ac.jp/epitope/)

ホームページ
http://www.glyco2.is.ritsumei.ac.jp/RCG/