研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-03-31 20:04:15）　

スズキ　ケンイチロウ
鈴木　健一郎
SUZUKI Kenichiro

所属理工学部機械工学科

職名教授

その他所属
1.	総合科学技術研究機構防災フロンティア研究センター

学歴
1.	1993/05 (学位取得)	東北大学工学博士
2.	～1980/03	京都大学理学部卒業
3.	～1982/03	京都大学工学研究科博士前期課程修了

職歴
1.	2004/04/01	立命館大学理工学部教授
2.	2004/03 ～ 2004/03	立命館大学総合理工学研究機構客員研究員
3.	1998/04 ～ 1998/09	茨城大学工学部非常勤講師
4.	1987/08 ～ 1988/12	ミシガン大学客員研究員
5.	1982/04/01 ～ 2004/02/27	日本電気㈱（NEC)

所属学会
1.		電気学会

研究テーマ
1.	微小電気機械システム（MEMS）技術を発展させた機械・電気融合の無線・光コンポーネントの研究開発を行っています。この研究により、移動体ワイヤレス通信およびセンシングシステムの高機能化が実現され、次世代のユビキタスネットワーク社会の基盤構築に寄与することが期待されます。

研究概要
携帯端末用RF-MEMSおよび光MEMSデバイスならびにこれらを発展させた集積機械回路の研究携帯端末に応用できる情報通信ならびにセンサ応用の小型MEMSデバイスの研究開発を行う。ならびに、これらを集積化した新規なネットワークシステムの研究を行う。

現在の専門分野
応用物理学一般 (キーワード：情報通信用MEMS)

著書
1.	2019/01	「高周波対応部材の開発動向と5G、ミリ波レーダーへの応用第5節　MEMSスイッチを用いたフェイズドアレイアンテナの設計」 │ ,299-316
2.	2019/01	「集積化センサとマイクロマシン、電子情報通信学会知識ベース「知識の森」10群8編」
3.	2014/07	「電子機器・部品における故障・発火原因解析と対策技術　第8節　RF-MEMSスイッチの設計技術と不具合事例と高信頼性化」 │ ,233-235
4.	2013/07	「技術シーズを活用した研究開発テーマの発掘　第1２章第１節　ミリ波レーダを活用した研究開発テーマの発掘　」 │ ,487-491
5.	2012/10	「次世代自動車の夢を実現するセンサ開発と制御技術第２節　加速度センサの基礎と高機能化技術第4節　車両姿勢・プレーキの制御　［１］MEMS加速度センサと車両制御応用」 │ ,69-72, 580
全件表示（13件）

論文
1.	2019/10	MEMS resonator with wide frequency tuning range and linear response to control voltages for use in voltage control oscillators │ J. Micromech. Microeng. │ 29,125007
2.	2018/01	Silicon p-n diode actuators with depletion layer embedded in a beam of cantilever │ Japanese Journal of Applied Physics │ 57,017201:1-9
3.	2018	Evaluation of a 5 MHz p-n diode actuator with a laterally vibrating extensional mode │ Japanese Journal of Applied Physic │ 57,057201: 1-11
4.	2018	Evaluation of electromechanical transduction efficiency of p-n diode actuators with a silicon tuning fork resonator │ Japanese Journal of Applied Physics │ 57,107201: 1-16
5.	2018	Various vibration modes in a silicon ring resonator driven by p-n diode actuators formed in the lateral direction │ Japanese Journal of Applied Physics │ 57,067201: 1-11
全件表示（33件）

学会発表
1.	2019/11/19	Evaluation on a 500 kHz electrostatic MEMS oscillator using a differential circuit （ポスター）
2.	2019/11/19	Frequency-stable tuning fork MEMS resonator integrated with a p-n diode temperature sensor （ポスター）
3.	2019/11/19	Quasi-millimeter silicon hybrid antenna with a MEMS phase-shifter protected by permanent resist （ポスター）
4.	2019/11/19	Vibratory silicon MEMS antenna integrated with a beam forming antenna array （ポスター）
5.	2019/11/14	Development of a mechanically-vibrating MEMS antenna installed with a linear RF antenna array element （ポスター）
全件表示（135件）

受賞学術賞
1.	1991/12	IEEE Electron Devices Society 1990 year's Best Paper Award（Paul Rappaport Award）

科学研究費助成事業
1.	2011 ～ 2014/03	ピコリットル流量制御30GHz帯域MEMS可変キャパシタの研究 │ 基盤研究(B)
2.	2011 ～ 2012/03	超微小振動子を用いたマイクロ・ナノ接合の動的物性評価 │ 挑戦的萌芽研究

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2008 ～ 2010	UHF帯高性能MEMS発振器の研究開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 独立行政法人科学技術振興機構・重点地域研究開発推進プログラム（育成研究）事業
2.	2007 ～ 2007	GHz帯MEMS共振器の研究開発 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 科学技術振興機構実用化検討

共同・受託研究実績
1.	2010/04 ～ 2013/03	低電圧駆動パワーRF-MEMSスイッチとスイッチドキャパシタの研究 │ 共同研究
2.	2006/04 ～ 2009/03	ワイヤレス革新RF－MEMSの研究 │ 共同研究

取得特許
1.		MEMSスイッチ（4564549）
2.		MEMS共振器、MEMS発振回路及びMEMSデバイス（4690436）
3.		マイクロマシンスイッチ（4500201）
4.		マイクロマシンスイッチ（4573695）
5.	2008/03	マイクロメカニカル共振器（2008-053898）
全件表示（18件）

研究高度化推進制度
1.	2014/07 2015/03	研究支援制度分類：実用化・社会実装促進プログラム種目：- 安全安心社会の基盤をなすワイヤレスネットワーク実現のための柔軟に広帯域適合可能な流体高周波デバイスの研究
2.	2014/04 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究安全安心社会の健全性診断を可能にする共振現象を利用した超高感度センシングシステムの基礎研究
3.	2013/08 2014/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究・災害研究枠建造物健全性診断システムのための超高感度を持つMEMS慣性センサを利用した無線センサネットワークの研究
4.	2009/07 2010/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型誘電体分極を利用したＲＦ－ＭＥＭＳ可変フィルタの研究
5.	2007/07 2009/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究力学的非平衡状態におけるマイクロ共振器の研究

授業科目
1.	(教)工業技術概論
2.	マイクロマシン
3.	科学的な見方･考え方
4.	科学的な見方･考え方
5.	機械システム実験Ⅰ
全件表示（10件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/06 ～ 2015/06	高校等の模擬講義：立命館宇治高校「中3実験室見学ツアー」を担当。
2.	2009/06 ～ 2011/06	高大連携講義：高校生を対象としたWeb講義

研究者からのメッセージ
1.	大学に移って考えること　（2004年４月）私は永らく大企業で研究開発に従事してきました。そこでは技術、企画、組織等の多くを学ばせていただいたが、一方、現在の急激な社会の変化に旧来の大企業が適応に苦しんでいることをみてきました。大企業は、将来の方向性が明らかであるときには効率を追及することによって利益を生むことができるが、未来が不透明で危険がいっぱいあるときには、組織が大きいが故に変化することが難しい。そのため、変化の必要性を知りながら、ただ傍観して終末に向っていくより選択がないようです。一方、中小企業では、現在の科学技術の進歩は急激で研究開発に多額の資金が必要であるため、新しい研究開発の負担をになうことが困難です。以上のことから、大企業でも中小企業でも引き受けることができないこの時代的な課題を担うことが今大学に強く望まれていると感じます。私は、これから危険を引き受ける敏捷性と大規模な役立つ仕事をする活力をもち、日々精進したいと思っています。