研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2020-09-29 17:36:02）

ヒエダ　ヨウイチロウ
檜枝　陽一郎
HIEDA Yoichiro

所属文学部国際文化学域

職名教授

その他所属
1.	文学研究科

所属学会
1.		日本独文学会
2.		日蘭学会

研究テーマ
1.	ゲルマン語
2.	中世オランダ語
3.	中世低地ドイツ語文章論
4.	中世動物叙事詩
5.	少数派言語の社会言語学的考察

研究概要
中世低地ドイツ語と中世オランダ語低地ドイツ語、古フリジア語・中世に、ハンザの言語であった低地ドイツ語とそれと近い関係にある中世オランダ語研究・西ゲルマン語内部での両者の位置づけの研究中世においてリューベックを中心とするハンザ同盟の共通語であった中世低地ドイツ語とそれと近い関係に立つ中世オランダ語との接触や相互の影響を研究する。とくに、両者の境界域にあったフリースランド地域における古フリジア語から低地ドイツ語への言語交替期における言語状況を、遺存する中世の証書類や法文献によって明らかにすることを主眼とする。その際、音韻論はもちろんのこと、文章論の領域での比較を行ない、言語交替の実相を明らかにする。　また、低地ドイツ語およびフリジア語について、標準語の成立や方言の縮小などについて社会言語学的考察を行う。

現在の専門分野
言語学(ゲルマン語/中世低地ドイツ語/中世オランダ語) (キーワード：比較文化論, ゲルマン語、社会言語学、少数派言語)

著書
1.	2012/10	『狐の叙事詩』「ライナールト物語」「狐ライナールト物語」 │ ,全526 (単著)
2.	2010/07	『図録ブリューゲル版画の世界』 │ ,注釈270 (単著)
3.	2010/07	『図録ブリューゲル版画の世界』 │ ,版画銘文翻訳 (単著)
4.	2008/02	「ネリー・ナウマンさんの思い出」　山麓考古同好会・縄文造形研究会編『光の神話考古』ネリー・ナウマン記念論集　 │ ,252-253 (単著)
5.	2008/02	カール・ヘンツェ「最古代の中国における光の象徴および目と見ることの意味について」　山麓考古同好会・縄文造形研究会編『光の神話考古』ネリー・ナウマン記念論集 │ ,151-172 (単著)
全件表示（23件）

論文
1.	2014/12	キャクストンのヘマか—『狐レイナード物語』の一場面の考察— │ 『立命館文学』 │ (640),1-14 (単著)
2.	2014/03	書評丑田弘忍訳中世ラテン語動物叙事詩『イセングリムス』鳥影社 │ 図書新聞 │ (3151号) (単著)
3.	2014/02	『狐ライナールト物語』の冒頭における改変について │ 『立命館文学』 │ (635),916-935 (単著)
4.	2012/03	「韻文から散文へ—『ライナールト物語』韻文版および散文版の比較」 │ 『立命館文学』 │ (626),54-81 (単著)
5.	2011	「韻文から散文へ—『ライナールト物語』韻文版および散文版の比較」 │ 京都ドイツ語研究会 2011年第10号p.81-84 │ (10),81-84 (単著)
全件表示（17件）

学会発表
1.	2010/09/25	「韻文から散文へ—『ライナールト物語』韻文版および散文版の比較」 (京都ドイツ語研究会)
2.	2005/10	「schlafen gehenとgelaufen kommenをめぐる一考察　Reynke de Vos/Reinaerts Historieを中心に」 (日本独文学会秋季研究発表会　)
3.	2005/09	「不定詞と分詞の相克について」 (京都ドイツ語学研究会研究発表会)
4.	2003/11/22	「中低ドイツ語の西域における状況について─GroningenとEmdenのUrkundeを中心に─」 (日本独文学会京都支部秋季発表会)
5.	2001/11	中低ドイツ語初期におけるWestfalenおよびそれ以西の影響について (日本独文学会秋期研究発表会(信州大学))
全件表示（9件）

その他研究活動
1.	2007	「Us Work」 56 (オランダの語学専門誌「Us Work」)

受賞学術賞
1.	2013/10	ユネスコ国際翻訳家連盟日本代表機関　日本翻訳家協会第50回日本翻訳文化賞 (『狐の叙事詩』「ライナールト物語」「狐ライナールト物語」　編訳・読解)
2.	1995/09	ユネスコ国際翻訳家連盟日本代表機関　日本翻訳家協会第31回日本翻訳出版文化賞共同受賞 (ネリー・ナウマン『山の神』)
3.	1987/11	ユネスコ国際翻訳家連盟日本代表機関　日本翻訳家協会第23回日本翻訳出版文化賞共同受賞 (エミール・バンヴェニスト『インド・ヨーロッパ諸制度語彙集I,II』)

科学研究費助成事業
1.	2016/04 ～ 2019/03	オランダ・ベルギーにおける初期印刷本の研究 │ 基盤研究(C)

研究高度化推進制度
1.	2016/04 2016/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- ｵﾗﾝﾀﾞ・ﾍﾞﾙｷﾞｰにおける初期印刷本の研究
2.	2011/04 2011/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 『ライナールト物語』における韻文と散文の比較研究　(『ライナールト物語』韻文版および散文版の比較研究）
3.	2006/09 2007/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 中世低地ドイツ語の成立過程に関する研究

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2010/06	高校等の模擬講義：高大連携プログラムにおいて高校3年生を対象とした「西洋騎士階級の誕生」の模擬授業を担当した。