研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-06-05 14:46:07）

モリ　ヒロユキ
森　裕之
MORI Hiroyuki

所属政策科学部政策科学科

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構地域情報研究所
2.	政策科学研究科

学歴
1.	2008/03 (学位取得)	立命館大学博士（政策科学）
2.	～1990/03	大阪市立大学商学部商学科卒業
3.	～1993/03	大阪市立大学経営学研究科博士後期課程中退

所属学会
1.		環境経済・政策学会
2.		日本財政学会（理事）
3.		日本地方財政学会（理事）
4.		日本地方自治学会（理事）

研究テーマ
1.	財政学、公共政策、都市・地域経済

研究概要
地方財政、公共事業、制度派経済学、アスベスト災害財政学の分野として、地方財政の理論と制度および公共事業を主に研究すると同時に、アスベスト災害と公共政策のあり方についても考察を進めている。マルクスやヴェブレンらに代表される広義の制度派経済学の理論研究も行っている。

現在の専門分野
キーワード：地方財政論, 財政学, 都市経済論、公共政策

著書
1.	2022/12/10	自治体財政を診断する │ (単著)
2.	2022/07/01	City, Public Value, and Capitalism │ (共著)
3.	2020/12/10	新型コロナ対策と自治体財政 │ (共著)
4.	2020/09/20	現代社会資本論 │ (共著)
5.	2020/01	市民と議員のための自治体財政 │ ,163 (単著)
全件表示（18件）

論文
1.	2023/03/01	アスベスト被害の「責任」と石綿健康被害救済制度の改革 │ 地域情報研究 │ (12),19-32頁 (単著)
2.	2022/12/25	社会資本の理論と展望ー宮本憲一『社会資本論』の再評価を通じてー │ 碇山洋・武田公子・佐無田光・土井妙子編著『宮本経済学の再評価と継承』 │ ,71-87頁 (単著)
3.	2022/10/01	新型コロナ禍の中小事業者支援に対する自治体財政の役割と課題ー循環型社会連帯経済へ向かってー │ 中小商工業研究 │ (153),38-44頁 (単著)
4.	2022/04/30	大阪市財政の危機 │ 市政研究 │ (215215),22-30頁 (単著)
5.	2022/04/05	大阪都構想の問題点とその後の動き │ 法と民主主義 │ (567),14-16頁 (単著)
全件表示（195件）

学会発表
1.	2023/06/04	自治体財政とコミュニティの創生 (日本地方財政学会第31回大会)
2.	2021/11/13	新型コロナ感染症対策と自治体財政の変化 (2021 年度日本地方自治学会研究会)
3.	2021/06/05	地方財源の構造変化―コミュニティ・地域経済へのシフト― (日本地方財政学会第29回大会（シンポジウム「財源保障はどこへ行くのか」）)
4.	2019/09/01	現代の地域経営論を求めて－「官民連携」の哲学的・実践的考察 (経営哲学学会第36回全国大会)
5.	2019/06/04	Smart & Shrinking という概念の新たなまちづくり－水道事業の観点から (サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム（SSC）2019年度公開シンポジウム)
全件表示（46件）

受賞学術賞
1.	2009/05	日本地方財政学会佐藤賞（著作の部）

科学研究費助成事業
1.	2020/04 ～ 2023/03	リスク・マネジメントを軸としたアスベスト災害予防の公共政策研究 │ 基盤研究(B)
2.	2015/04 ～ 2018/03	アスベスト災害・公害の予防・補償・救済と国際的連関 │ 基盤研究(A)
3.	2009 ～ 2012/03	アジアにおけるアスベスト被害と救済・補償・予防制度の政策科学 │ 基盤研究(A)
4.	2006 ～ 2008	アスベスト災害・公害の政策科学 │ 基盤研究(B)
5.	2004 ～ 2005	小規模町村における自律的財政システムのあり方に関する研究 │ 若手研究(B)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2013/11 ～ 2014/10	有害性災害廃棄物対策の行財政研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 住友財団 2013年度環境研究助成

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- アジア･日本共創の展望
2.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 人口転換期におけるアジアの都市政策研究プロジェクト
3.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型ストック災害の予防・補償・救済の政策論
4.	2018/10 2019/03	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- Smart ＆ Shrinking　Citiesの国際比較研究
5.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究所重点研究プログラム種目：- 人口転換期におけるアジアの都市政策研究プロジェクト
全件表示（19件）

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2009/12	「人物からみる政策科学」では、経済学者・都留重人の遍歴と業績をわかりやすく紹介し、そこから現代において引き継ぐべき政策思想を伝える工夫を行った。
2.	2003/04	「基礎演習」において、グループワークを通じてオーソドックスな政策ディベートを身につけさせるよう工夫を行った。
3.	2003/01	「研究入門フォーラム」において、専門的な書籍の輪読、フィールドワークなど、各グループのテーマにそって適切な指導を進めてきた。
4.	2003/01	専門科目「財政学」において、理論、歴史、制度の３側面をバランスよく総合する内容の講義を行った。
5.	2003/01	専門科目「都市経済論」において、都市の経済理論にとどまらず、都市の歴史や地方自治にも重きを置いた内容にすることで、総合的な有機体としての都市の認識とそれに基づいた都市政策のあり方を考えさせる講義を行っ

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/08 ～ 2015/08	高大連携講義：立命館高校立命館宇治立命館守山高校立命館慶祥高校「サマースクール」を担当。
2.	2011/04	「環境からみる政策科学」においては、アスベスト災害、廃棄物問題、地球温暖化という「ストック公害」に焦点をあて、諸学者に対してわかりやすく講義を行った。

研究者からのメッセージ
1.	真にゆたかな共同生活の条件を求めて 90年に大阪市立大学商学部卒業後、同大学院経営学研究科へ進学。その後、高知大学、大阪教育大学を経て、'03年から本学へ。財政学、都市経済論、公共政策論を専攻しています。経済理論としては、政治・社会と経済との相互関係を前提とした広義の制度派経済学（Heterodox Economics）を研究しています。もともと都市問題につよい関心を持っていたことと、ゼミで財政学を学んだことの接点が、社会資本論という研究テーマにつながっています。深刻な財政危機と地方分権の流れという社会状況もあり、地方税財政改革のあり方に関する考察もおこなっています。また、近年はアスベスト災害と公共政策についての研究を進めています。