研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-05-18 16:28:13）　

ノムラ　リョウイチ
野村　良一
NOMURA RYOICHI

所属経済学部経済学科

職名教授

その他所属
1.	経済学研究科

所属学会
1.		日本経済学会
2.		日本国際経済学会
3.		日本地域学会

研究テーマ
1.	寡占企業の技術選択
2.	戦略的貿易政策

研究概要
貿易政策および企業行動に関する理論的研究不完全競争下の国際貿易に関する理論的研究を行っている。特に、自由貿易協定（FTA）が形成される条件や、貿易政策が寡占企業の技術選択に与える影響について取り組んでいる。

論文
1.	2020/02	Vertical specialization in North–South trade: Industrial relocation, wage and welfare │ Review of International Economics │ 28 (1),119-137
2.	2019/03	差別化複占下での技術選択 │ 国際貿易理論の現代的諸問題　近藤健児・寶多康弘・須賀宣仁（編著） │ ,137-150
3.	2018/05	On the Incentive for a Self-interested Policymaker to Mimic the Behavior of a Social-welfare Maximizer │ Recent Developments in Normative Trade Theory and Welfare Economics (eds. by B. Tran-Nam, M. Tawada, and M. Okawa) │ ,155-168
4.	2016	Expansion of Free Trade Agreements, Overlapping Free Trade Agreements, and Market Size │ Regional Free Trade Areas and Strategic Trade Policies edited by T. Ohkawa, M. Tawada, M. Okamura, and R. Nomura │ ,3-20
5.	2016	Government Intervention Brings About Free-Trade Outcoms in the Long Run │ Regional Free Trade Areas and Strategic Trade Policies edited by T. Ohkawa, M. Tawada, M. Okamura, and R. Nomura │ ,119-136
全件表示（13件）

学会発表
1.	2016/08/26	The feasibility of multilateral free trade and mode of competition （口頭発表，一般）
2.	2015/08/08	Expansion of FTA, Overlapping FTAs and Market Size （口頭発表，一般）
3.	2011	Expansion of FTA, Overlapping FTA, and Market Size （口頭発表，一般）

科学研究費助成事業
1.	2017/04 ～ 2019/03	市場構造・技術選択とFTAの形成を通じた貿易の自由化 │ 基盤研究(C)
2.	2014/04 ～ 2016/03	非対称的な2国間のFTAの形成が貿易自由化に与える影響 │ 基盤研究(C)
3.	2011/04 ～ 2014/03	FTAの形成が貿易の自由化に与える影響に関する理論研究 │ 若手研究(B)
4.	2011/04 ～ 2014/03	諸政策行使の手番が経済に与える影響 │ 基盤研究(C)
5.	2008/04 ～ 2009/03	国際寡占市場における企業の技術選択と貿易政策 │ 若手研究(B)
全件表示（6件）

授業科目
1.	演習Ⅰ
2.	演習Ⅱ
3.	演習Ⅲ
4.	基礎演習
5.	国際貿易論
全件表示（11件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2015/11 ～ 2015/11	高校等の模擬講義：瑞陵高校模擬講義　貿易の利益
2.	2014/11 ～ 2014/11	高校等の模擬講義：貿易の利益

研究者からのメッセージ
1.	非対称的な2国間のFTAの形成が貿易自由化に与える影響急増する自由貿易協定（FTA）に関する今日的特徴として、その殆どが２国間FTAであり、また非対称的な国によるFTAが非常に多い点が挙げられる。こうした特徴を踏まえ、非対称的な２国間でのFTAが世界全体の貿易自由化に寄与するかを理論的に検討している。特に、（１）各国の市場規模の非対称性や各国企業の技術格差の存在がFTA締結および世界全体の貿易の自由化に与える影響、（２）各企業が費用削減的なR&D投資活動（技術選択）を行うことが可能な状況を想定し、FTAの形成および貿易自由化と企業の技術選択の関係を明らかにすることを目的としている。