研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-03-11 10:21:46）

キタオカ　アキヨシ
北岡　明佳
KITAOKA Akiyoshi

所属総合心理学部総合心理学科

職名教授

その他所属
1.	人間科学研究科

学歴
1.	1986/04/01～1991/03/31	筑波大学大学院博士課程心理学研究科博士課程修了教育学博士
2.	1980/04/01～1984/03/31	筑波大学第二学群生物学類卒業

職歴
1.	2016/04/01 ～	立命館大学総合心理学部教授
2.	2006/04/01 ～ 2016/03/31	立命館大学文学部教授
3.	2001/04/01 ～ 2006/03/31	立命館大学文学部助教授
4.	1991/07/01 ～ 2001/03/31	（財）東京都神経科学総合研究所主事研究員

委員会・協会等
1.	2007 ～ 2008	日本基礎心理学会編集委員
2.	2007/04	日本基礎心理学会理事
3.	2005	日本視覚学会世話人
4.	2009/07	日本心理学会地域別代議員(近畿)
5.	2009/11 ～ 2013/10	日本心理学会情報化委員
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所属学会
1.		日本心理学会
2.		日本視覚学会
3.		日本基礎心理学会
4.		日本神経科学会
5.		日本アニメーション学会
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研究テーマ
1.	傾き錯視
2.	坂道の錯視
3.	明るさの錯視
4.	色の錯視
5.	視覚的ファントム
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研究概要
錯視の実験心理学的研究形の錯視（幾何学的錯視）、色の錯視、明るさの錯視、運動視の錯視などを実験心理学的に、あるいはfMRIを用いて神経生理学的に研究する。 ●静止画が動いて見える錯視のメカニズムを明らかにし、運動視のメカニズムの研究に貢献する。 ●ツェルナー錯視、フレーザー錯視、カフェウォール錯視、渦巻き錯視などの幾何学的錯視のメカニズムを明らかにする。 ●色の錯視・明るさの錯視を現象的に分類し、そのメカニズムを明らかにする。 ●視覚的ファントムのメカニズムを明らかにし、視覚系は足りない情報をいかに補うかということについての洞察を深める。 ●その他、いろいろな錯視を実験心理学的に研究する。

研究概要（関連画像）
1. イチゴの色の恒常性錯視	2. 色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視
3. 「蛇の回転」	4. グレア効果

現在の専門分野
実験系心理学 (キーワード：知覚心理学、実験心理学、錯視、アート＆デザイン、幾何学的錯視、カフェウォール錯視、渦巻き錯視、色の錯視、明るさの錯視、静止画が動いて見える錯視、視覚的ファントム、視覚的補完、透明視、オオウチ錯視、踊るハート、最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視、中心ドリフト錯視)

著書
1.	2022/03/10	だまされる視覚　錯視の楽しみ方　（文庫本版） │ (単著)
2.	2021/09/15	錯視とは何か　エラー説と副産物説　　繁桝算男（編）「心理学理論バトル　心の疑問に挑戦する理論の楽しみ」新曜社, pp. 1-16 │ (共著)
3.	2020/12/25	現代がわかる心理学 │ (単著)
4.	2019/11	錯視と仕事　in　太田信夫（監修）・行場次朗（編集）「シリーズ心理学と仕事１　感覚・知覚心理学」 │ ,57-73 (共著)
5.	2019/10	「錯視は美しい」理由を考える　in 三浦佳世・河原純一郎（編著）「美しさと魅力の心理」 │ ,146-147 (共著)
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論文
1.	2023/03/04	Spatial color mixing and color illusions │ Proceedings of the 4th International Symposium 2023 by the International Research Center for Color Science and Art │ ,1-4頁 (単著)
2.	2022/07	<視覚にまつわるFAQ> No. 15　そもそも視覚の研究はなぜ必要？ │ VISION │ 34 (3),79-80頁 (単著)
3.	2022/07	Simple assumptions to improve Markov illuminance and reflectance │ Frontier Psychology │ 08 July 2022 (Section Perception Science) (共著)
4.	2022/06	The eye pupil adjusts to illusorily expanding holes │ Frontier Human Neuroscience │ 16:877249 (共著)
5.	2022/03/10	Motion illusion-like patterns extracted from photo and art images using predictive deep neural networks. │ Sceintific Reports │ 12 (3893) (共著)
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学会発表
1.	2022/09/08	リサジュー図形における運動奥行き効果への新しいアプローチ (日本心理学会第86回大会)
2.	2022/09/06	狭小な傍中心同名性暗点におけるフィリングインの異方性に関する事例研究 (日本視覚学会2022年夏季大会)
3.	2022/01/20	一直線上にある3つのドットのうち1つがずれて見える錯視―ドットの近傍に置かれた円弧の効果の検討― (日本視覚学会2022年冬季大会)
4.	2021/09/19	「縦長の目」における表情 (第26回日本顔学会大会（フォーラム顔学2021）)
5.	2021/08/23	The effects of wearing special glasses that cut yellow light on rotating illusions (European Conference om Visual Perception)
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その他研究活動
1.	2009/12/07 ～	錯視・錯聴コンテストを主催 (日本基礎心理学会大会内のシンポジウムあるいは懇親会内の座興として行なう。)
2.	2019/02/25	錯視・錯聴コンテスト・10周年記念総合グランプリ決定コンテスト主催 (明治大学中野キャンパス６階セミナー室３)
3.	2015/07/24 ～ 2015/07/24	トリックアートと不思議な視覚展（2）　虎の尾　より回転して見えるように色の境界線を丸く (中日新聞（しずおか）　2015年7月24日（金）　p.24)
4.	2015/07/23 ～ 2015/07/23	トリックアートと不思議な視覚展（1）　ローラー　静止画なのに回って見える (中日新聞（しずおか）　2015年7月23日（木）　p.21)
5.	2015/03/07 ～ 2015/03/07	青・黒それとも白・金　何色に見えますか (産経新聞　平成27年（2015年）3月7日土曜日夕刊　p.8　社会面)
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講師・講演
1.	2023/03/04	Spatial color mixing and color illusions
2.	2023/03/03	並置混色による色の錯視
3.	2022/09/26	色空間と色の錯視
4.	2022/06/04	北岡明佳先生オンライン講座〜錯視の楽しみ方入門〜
5.	2022/03/19	錯視と色彩
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受賞学術賞
1.	2020/10/04	フォーラム顔学 2020　オーディエンス賞（ポスター発表の部）
2.	2007/05	日本認知心理学会日本認知心理学会・第3回独創賞 (独創的な錯視研究に対して)
3.	2006/12	ロレアルアーツアンドサイエンスファンデーション第9回ロレアル　色の科学と芸術賞金賞受賞 (錯視デザインによる色の科学と芸術への貢献に対して)
4.	2005/11	今井賞選考委員会第1回今井賞（錯視の館賞） (「カメ」の錯視などに対して)
5.	1999	1998年度上武学術奨励賞

科学研究費助成事業
1.	2015/04 ～ 2019/03	錯視の多面的研究 ―実験心理学・脳機能画像・数理解析・生物学の手法を用いて― │ 基盤研究(A)
2.	2010/04 ～ 2014/03	新しい錯視群の多面的研究　―実験心理学・脳機能画像・数理解析の手法を用いて― │ 基盤研究(A)
3.	2009 ～ 2011/03	新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」・（領域代表者　自然科学研究機構生理学研究所・教授　柿木隆介）　「顔の錯視の探索的研究」 │ その他
4.	2006 ～ 2008	静止画が動いて見える錯視群のメカニズムの研究　(Psychological and neurophysiological study of anomalous motion illusions) │ 基盤研究(A)
5.	2003 ～ 2005	進出色・後退色研究の新たな展開：軸上色収差説を修正して復活させる │ 基盤研究(B)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2006 ～ 2010	Visiome プラットフォーム（PF) の継続開発･公開運用とコンテンツの収集・登録 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 理化学研究所との共同研究

共同・受託研究実績
1.	2006 ～ 2016/03	Visiome Platformの継続開発・運用とコンテンツ収集と登録

研究高度化推進制度
1.	2020/04/01 2021/03/31	研究支援制度分類：研究成果国際発信プログラム種目：- 錯視・錯覚研究に特化した国際学術雑誌「Journal of Illusion」創刊へ向けた諸活動
2.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型錯視の発展的研究：実験心理学・脳機能画像・数理解析・AI・生物学の手法を用いて
3.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型錯視研究の展開―実験心理学・脳機能画像・数理解析・AI・生物学の手法を用いて―
4.	2015/04 2016/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：基盤研究「肌色」の知覚のメカニズムの研究：静脈の錯視からのアプローチ
5.	2014/06 2015/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費連動型新しい錯視群の知覚・認知メカニズムと神経的基盤の解明
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2016/02 ～ 2016/02	「博士が教える科学教室　錯視工作」　（講演と指導・大垣市スイトピアセンター・創作実習室）

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2019/10 ～ 2019/10	博士が教える科学教室「北岡明佳　錯視工作教室」・大垣市スイトピアセンター・学習館館５階・創作実習室２
2.	2019/07 ～ 2019/07	高大連携講義：同志社中学校生徒さん訪問・錯視工作等（2019年7月13日（土））14:00～16:30
3.	2018/06 ～ 2018/06	思議の世界へようこそ　錯視ワークショップ第二早翠幼稚園（敦賀市） http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/Tsuruga2018.html
4.	2017/09 ～ 2017/09	ワークショップ　北岡明佳さんと錯視であそぼう！　＠福井県立こども歴史文化館・２階交流ひろば
5.	2017/08 ～ 2017/08	「だまし絵（錯視）体験」　サンケイリビング・子ども科学大学　＠大阪いばらきキャンパス
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研究者からのメッセージ
1.	私は錯視を研究してます。錯視とは、対象の物理的特性とは異なって見えた場合の視知覚のことである。具体的には、平行な線が平行でなく見えたり、直線が曲線に見えたり、同じ大きさのものの大きさが違って見えたりすることである。錯視は「おもしろい」という以外に、視覚（見るという仕組み）そのものが錯視的トリックを使って成立しているので、視覚の研究にも役立つ。私はさきほど例にあげた幾何学錯視以外にも、運動視の錯視、立体視の錯視、色の錯視など錯視をすべて研究対象としている。これらの成果をもとに、物体認知の研究も精力的に行なっている。私の研究のキーワードを３つ挙げるならば、錯視、恒常性、視覚的補完である。

ホームページ
北岡明佳の錯視のページ
Akiyoshi's illusion pages

メールアドレス

科研費研究者番号
70234234

researchmap研究者コード
1000327751

外部研究者ID
ORCID ID
0000000229608963