研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-04-03 15:05:29）

イシイ　マミコ
石井　真美子
ISHII Mamiko

所属文学部東アジア研究学域

職名教授

その他所属
1.	文学研究科
2.	衣笠総合研究機構白川静記念東洋文字文化研究所

学歴
1.	～1994/03	立命館大学文学部文学科卒業
2.	～2000/03	立命館大学文学研究科東洋思想専攻博士前期課程修了
3.	～2003/03	立命館大学文学研究科東洋文学思想専攻博士後期課程修了博士（文学）

職歴
1.	2006/09/01 ～ 2008/08/31	広島文教女子大学人間科学部非常勤講師
2.	2008/09/01 ～ 2009/03/31	武庫川女子大学文学部非常勤講師
3.	2008/09/01 ～ 2012/03/31	大阪大谷大学文学部非常勤講師
4.	2008/09/01 ～ 2012/03/31	立命館大学文学部非常勤講師
5.	2010/04/01 ～ 2012/03/31	武庫川女子大学文学部非常勤講師
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所属学会
1.		中国芸文研究会
2.		中国出土資料学会
3.		日本宋代文学学会
4.		日本中国学会

研究テーマ
1.	中国古代兵書の思想的研究
2.	中国古代兵書の文献的研究
3.	先秦～漢代の出土文献（主に兵書）の研究

研究概要
先秦～漢代の出土文献（主に兵書）の研究中国で近年多く出土している出土文献を使って、先秦～漢代にかけての軍事思想の変化と特徴を見てゆく。特に科学技術・天文学の発展にからみ、戦国時代に流行していた兵陰陽の思想について研究している。荒唐無稽に思える兵陰陽の思想であるが、現在伝えられている書と出土文献を合わせて考えてゆくと、その源流は地理学や天文学に基づく合理的な見解にあることがわかる。またその兵陰陽を各時代の為政者・軍人がどのように考えていたかを時代背景とともに考察する。博士論文では先秦の兵書『孫子』の構造を分析し、そこから編纂過程と編纂者の意図を研究した。　現在進行中の研究としては、1972年に出土した銀雀山漢墓竹簡の佚書を検討し整理を試みている。銀雀山漢簡は『孫子』など現在伝えられている本の他、軍事や陰陽思想に関わる多くの佚書を含んでおり、戦国時代末期から漢代初期の思想を窺うことのできる貴重な文献である。しかし発掘当時の状態が悪く、断片が多いため整理があまり進んでおらず、加えてその後続々と出土した他の文献の陰であまり注目されていない。2010年にようやく佚書の整理をした第二冊が出版されたが、まだ多くの残簡が未整理のまま残っている状態である。これらに検討を加えていく予定である。

現在の専門分野
中国哲学, 東洋史, 各国文学・文学論 (キーワード：中国哲学、中国古典文学、兵書、『孫子』、銀雀山漢簡)

著書
1.	2021/01/31	銀雀山漢墓竹簡〔貮〕論政論兵之類譯注 │ (共著)
2.	2013/10	『白川静を読むときの辞典』 │ (共著)

論文
1.	2022/12/31	佐藤碧海の詩と生涯（上）　――三河の漢詩人（一） │ 学林 │ (75),462-509頁 (単著)
2.	2022/05/31	『銀雀山漢墓竹簡〔貳〕』訳注（十三） │ 學林 │ (74),175-191頁 (共著)
3.	2022/05/31	【資料紹介】「参河郷友会雑誌」文苑欄掲載漢詩文題目一覧 │ 學林 │ (74),248-291頁 (単著)
4.	2021/12/31	『銀雀山漢墓竹簡〔貮〕』訳注（十二） │ 學林 │ (73),173-217頁 (共著)
5.	2021/06/30	『銀雀山漢墓竹簡〔貮〕』訳注（十一） │ 學林 │ (72),135-171頁 (共著)
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学会発表
1.	2019/10/27	銀雀山漢簡「將義」篇に見る將の要件 (中国芸文研究会)
2.	2017/07/22	銀雀山漢墓竹簡「地典」譯注補 (中国芸文研究会)
3.	2014/10/11	「銀雀山漢墓竹簡残簡の整理についての一考察」 (日本中国学会第66回大会)

科学研究費助成事業
1.	2019/04 ～ 2022/03	銀雀山漢墓竹簡の訳注および思想研究 │ 基盤研究(C)

競争的資金等(科研費を除く)
1.	2015 ～ 2016	漢字文献研究の深化と展望－「漢字文献の現在」国際シンポジウムの開催－ │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 一般財団法人橋本循記念会平成２７年度中国伝統文化に関する研究活動助成
2.	2014/04 ～ 2015/03	『銀雀山漢墓竹簡〔貳〕』訳注 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 一般財団法人橋本循記念会平成２６年度中国伝統文化に関する研究・調査助成

研究高度化推進制度
1.	2016/04 2016/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 銀雀山漢墓竹簡の研究

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2018/04 ～ 2018/04	専攻の学生を引率して黄檗版大蔵経印刷の見学を行った。
2.	2017/04 ～ 2017/04	専攻の学生を引率して泉屋博古館の見学を行った。
3.	2016/09 ～ 2017/01	専門科目「研究入門Ⅱ」において、学生達自身で調査して発表させる双方向型授業を実施。
4.	2015/04 ～ 2015/04	専攻の学生を引率して黄檗版大蔵経印刷の見学を行った。
5.	2015/04 ～ 2015/07	専門科目「研究入門I」において、学生達自身で調査して発表させる双方向型授業を実施。
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●作成した教科書、教材

1.	2013/01 ～ 2013/03	専攻の基礎知識などをまとめた「中国文学専攻　研究のしおり」を作成。

●教育に関する発表

1.	2012/08 ～ 2012/08	教員免許状更新講習「漢字をどう教えるか」において「漢字の歴史―白川文字学を通じて」という題目で講義を行った。

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2018/08 ～ 2018/08	オープンキャンパスにおいて、「中国古典文学に見られる動植物」という題目で講義を行った。
2.	2018/06 ～ 2018/06	高大連携講義：アカデミックプログラムにおいて、「中国古代の音楽文化」という題目で講義を行った。
3.	2017/05 ～ 2017/05	高大連携講義：アカデミックプログラムにおいて、「古代中国の「神頼み」」という題目で講義を行った。
4.	2015/04 ～ 2015/07	大学単位互換講義： (財)大学コンソーシアム京都単位互換講座「人文学特殊講義　白川学の世界」担当。
5.	2015/04 ～ 2015/04	立命館大学土曜講座「白川静再読―白川静先生生誕105周年を記念して―」において「『孔子伝』を読む」という題目で講演を行った。
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