研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-04-01 14:05:43）　

タナカ　ヒロシ
田中　宏
TANAKA Hiroshi

所属ＢＫＣ社系研究機構社会システム研究所

職名上席研究員

学歴
1.	2006/06 (学位取得)	京都大学博士（経済学）論経博第327号
2.	～1983/03	京都大学経済学研究科経済政策学単位取得満期退学
3.	～1976/03	大阪外国語大学外国語学部ロシア語

所属学会
1.		比較経済体制学会
2.		比較経営学会
3.		国際経済学会
4.		EU学会
5.		進化経済学会
全件表示（6件）

研究テーマ
1.	ロシア-東欧諸国の市場経済への体制転換
2.	ロシア・東欧諸国のEUへの統合
3.	現代世界経済と技術革新

研究概要
比較経済、移行経済期におけるロシア・東欧経済研究社会主義から資本主義への移行過程にあるロシア・東欧経済を世界経済の中で考察しながら、その移行経済の特徴を析出する。それによって比較経済体制論、比較経済学の新たな地平線を追求。

現在の専門分野
経済理論, 経済政策(含経済事情) (キーワード：ロシア・東欧経済論＆EU統合論, 比較経済体制論　経済統合論, 市場経済への転換理論, 世界経済論, 体制転換, 市場経済, ロシア・東欧, 世界経済, 技術革新, 技術移転)

著書
1.	2018/09	ポランニーは再び国境を越えることができたのか │ ,5-23
2.	2017/01	EUのマクロリージョン戦略、八木紀一郎・清水耕一・徳丸宜穂編著『欧州統合と社会経済イノベーション』第7章 │ ,263-303
3.	2017/01	翻訳「ドロテー・ボーレ＋ベーラ・グレシュコヴィッチ著『欧州周辺資本主義の多様性』」 │ ,75-134
4.	2016/03	The Eurozone Enlargement Prospect of New EU member States For Euro Adoption: Chapter 4 "Some lessons from the successful EURO Adoption by the two CEE states" and Chapter 7 "Hungary’s divergent way to adopt the Euro │ ,55-63, 113-131
5.	2015/01	『欧州新興市場国への日系企業の進出――中欧・ロシアの現場から――』 │ ,1-18,197-228
全件表示（23件）

論文
1.	2019/10	2019欧州議会選挙とEUの展望 │ 経済 │ (289),12-25
2.	2019/06	欧州ポピュリズム対ハンガリー・ポピュリズム－－ハンガリーにおけるソーシャル・キャピタルの創発と欧州地域信任体系からの２つの離脱－－ │ 比較経済体制研究 │ (25),20-42
3.	2019/06	書評　Farkas Beata Models of Capitalism in the European Union, Post-crisis Perspective │ 日本EU学会年報　第39号　2019年 │ (39),173-178
4.	2019/05	匈牙利的Ｊ形转弯 │ 立命館経済学 │ 68 (01),61-82
5.	2019/03	”日本制造”和第四次工業革命 │ 立命館経済学 │ 67 (5-6),216-229
全件表示（114件）

学会発表
1.	2019/11/17	欧州ポピュリズムとハンガリーポピュリズムは何を語っているのか：地域信任と社会関係資本（口頭発表，一般）
2.	2019/04/05	Industry 4.0: View from a Japanese Manufacturing Perspective （口頭発表，特別・招待講演等）
3.	2018/10/12	Japanese Monodzukuri and Industry 4.0 （口頭発表，一般）
4.	2018/09/28	EUのこれまでとこれから（口頭発表，特別・招待講演等）
5.	2018/08/25	欧州ポピュリズム対ハンガリーのポピュリズム（口頭発表，一般）
全件表示（65件）

その他研究活動
1.	2017/09	シンポジウム報告「外資系企業誘致による地方産業の展望」 (社会システム研究)
2.	2016/12	専門家解説「ハンガリーの自動車産業の動向について」 (帝国書院地理・地図資料特別付録（教師用資料）)
3.	2011/03/01	Marx's Capital and Emerging of Comparative Economic Studies (The Journal od Comparative Economic Studies)
4.	2005	ロシアのWTO加盟とEU
5.	2004	チェコのEU(欧州連合）加盟－－－経済学者の観点から--
全件表示（9件）

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型 Industry4.0のテクノロジー革新の影響に関する東欧と東アジアの比較分析
2.	2018/04 2019/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型欧州統合の再生の関する理論的解明とその実証的研究
3.	2016/06 2017/03	研究支援制度分類：JSPS特別研究員採択推進プログラム種目：- 世界経済危機時とその後の東ｱｼﾞｱ経済統合とﾘｰｼﾞｮﾅﾘｽﾞﾑの展開
4.	2016/06 2017/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型地方・地域の社会技術の創造と欧州マクロ地域戦略
5.	2013/04 2014/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- Ｅast European Open varieties of capitalism
全件表示（6件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2010/04	学生の履修計画の参考となるよう科目「現代国際経済」「EU経済論」「比較経済論」「ロシア経済論」の「特長と手法の種類」を経済学部ホームページにて公開している。
2.	2006/04	科目「比較経済論」「ロシア経済論」「EU経済論」「現代国際経済」の成績分布を作成し、経済学部ホームページで公開した。

研究交流希望テーマ
1.	ロシア東欧での日系企業の活動、ユーラシア大陸両端の地域統合

研究者からのメッセージ
1.	移行経済の理論的・実証的な比較研究比較経済体制論を担当し、旧ソ連東欧の移行経済の比較研究を行っている。ベースとなる直接の研究領域はハンガリー。'76年大阪外国語大学を卒業後、京都大学大学院で旧ソ連研究を始める。'81～'82年ワルシャワ大学に留学。この時期に「世界経済諸関連の中でソ連東欧経済」を研究するという独自の方法論を確立、実証研究を現在まで続ける。'86～'87年ハンガリー科学アカデミー世界経済研究所、'91～'93年外務省専門調査員（ブダペスト在）を経て、ハンガリー研究にシフトした。ハンガリーの科学・技術開発、EU加盟、直接投資導入、移行経済政策、機械工業、労働市場、移行の類型論、南東欧の戦後復興、東欧の地域構造等の分析研究がある。現在、制度学派の成果をとり入れつつ、体制転換論とEU拡大論を軸にしてハンガリー移行経済論をまとめるのが目標。高知大学人文学部教授を経て、'00年４月に本学に。