研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2025-06-09 10:40:01）　

ヒラオ　カズヒロ
平尾　和洋
HIRAO Kazuhiro

所属理工学部建築都市デザイン学科

職名教授

その他所属
1.	OIC総合研究機構イノベーション・マネジメント研究センター
2.	理工学研究科
3.	総合科学技術研究機構防災フロンティア研究センター
4.	衣笠総合研究機構歴史都市防災研究所

学歴
1.	1996 (学位取得)	京都大学工学博士
2.	～1989	京都大学工学部建築学科
3.	～1992	京都大学工学研究科建築学博士前期課程

職歴
1.	2019/04/01 ～ 2019/09/15	ＥＰＨＥフランス国立高等研究院＆コレージュドフランス(ＣＲＣＡＯ) 客員教授
2.	2004/08/29 ～ 2005/03/31	ＣＮＲＳフランス国立科学研究庁客員研究員
3.	1992/09/16 ～ 1998/03/31	京都大学工学部　建築学教室助手

委員会・協会等
1.	～ 1997	日本建築学会近畿支部50周年記念実行委員会委員
2.	～ 1997	京都府地球デザインスクール委員
3.	～ 1998	日本建築学会第2回アジアの建築交流国際シンポジウム実行委員
4.	1998 ～ 1999	京都市まちづくり・誘導規制委員会副委員長
5.	1998 ～ 2000	日本建築学会第三世界都市・住宅特別研究委員会幹事
全件表示（38件）

所属学会
1.		日本建築学会
2.		日本建築協会

資格・免許
1.	1993	一級建築士

研究テーマ
1.	京都の景観特性ならびにデザインコントロール手法に関する研究
2.	創造性に注目した設計プロセスの研究
3.	近世民家の定量分析と防火意匠の現状調査･修景提案

研究概要
建築設計・都市計画策定プロセスにおける合意形成手法建築設計・都市計画策定プロセスにおける計画関係者の合意形成に関連して、検討情報の種類・評価基準・理解しやすさ・適正な検討時期などについて、実践例を通して考察と体系化を試みる。

現在の専門分野
都市計画・建築計画, 建築史・意匠 (キーワード：設計方法、都市景観コントロール、民家の防火意匠)

著書
1.	2024/03	亀岡旧城下町地区―伝統的建造物群保存対策調査報告書―
2.	2024/03	令和５(2023)年度南丹市民家調査報告書園部・八木編 -調査カルテによるデータ分析と集落類型+実測調査家屋の各説・編年—
3.	2024/02	図説付属屋と小屋の建築誌もうひとつの民家の系譜
4.	2023/07	和束の茶業景観文化的景観保護推進事業調査報告編
5.	2023/03	令和４年度南丹市民家調査報告書-南丹市域における茅葺系民家の実数把握と調査カルテによるデータ分析—
全件表示（28件）

論文
1.	2024/07	今庄宿重要伝統的建造物群保存地区における町並み分析及び防災力向上に向けた予備的考察 │ 歴史都市防災論文集 │ vol.18,107-114頁
2.	2023/07	亀岡駅南城下町地区の町並修景と防火力向上に向けた予備的考察 │ 歴史都市防災論文集 │ vol.17,245-250頁
3.	2023/07	京都における公共路地の評価要因に関する考察と防災力向上のためのケーススタディー │ 歴史都市防災論文集 │ vol.17,113-120頁
4.	2023/02	日本の漁村集落空間に関する類型的把握-全国的視点と北近畿地方における事例調査から- │ 日本建築学会技術報告集 │ 第29巻 (第71号),378-383頁
5.	2022/07	出石伝統的建造物群保存地区における町家の平面･意匠分析および延焼防止力向上を加味した修理修景基準改定への提案 │ 歴史都市防災論文集 │ vol.16,81-88頁
全件表示（59件）

学会発表
1.	2025/06/29	京都市の公共路地における防災に対する事業者意識の把握とメニューの提案（口頭発表，一般）
2.	2025/06/29	京都府亀岡旧城下町地区における初期消火の主体と環境物件等に視点を据えた延焼抑止力の効果検証（口頭発表，一般）
3.	2025/06/29	京都府亀岡市域における旧山陰道・篠山街道沿い民家の屋敷構えに関する分析（口頭発表，一般）
4.	2025/06/28	京都府南丹市園部・八木町における類型的把握による集落構造の特徴と水防対策に関する研究-南丹市域の民家調査報告その４- （口頭発表，一般）
5.	2025/06/28	南丹市園部・八木町における茅葺系民家の定量分析に基づく分布域及び屋敷構えの考察-南丹市域の民家調査報告その２- （口頭発表，一般）
全件表示（208件）

その他研究活動
1.	2019/02	心斎橋阿呍 (建築と社会No.1163)
2.	2016/06 ～ 2018/02	松ヶ崎の町家 (建築と社会No.1151、p.14)
3.	2014/04	FREE PORT浜御殿 (建築と社会No.1105)
4.	2013/04	ＮＹＨ (建築と社会No.1093)
5.	2012/04	立体路地０７ (建築と社会No.1081)
全件表示（34件）

科学研究費助成事業
1.	2019 ～ 2023	「住空間史学」構築のための分野横断的研究 │ 基盤研究(B)
2.	2013 ～ 2016	建築家ルイス･カーンの言説分析に基づく設計支援ツールのモデル化に関する研究 │ 基盤研究(C)
3.	2012 ～ 2015	衰退する伝統産業と関連生活景観の観光資源化による維持・保全に関する研究 │ 基盤研究(C)
4.	2008 ～ 2010	オープンスペースとしての都市内境内空間の形態的特徴と緑化・防災への貢献 │ 基盤研究(C)
5.	2006 ～ 2008	都市空間における建物間の立体的な空隙に関する形態学的研究 │ 基盤研究(C)
全件表示（6件）

取得特許
1.		コンクリート製家具とその製造法（11205）

研究高度化推進制度
1.	2013/04 2014/03	研究支援制度分類：学術図書出版推進プログラム種目：- 沈黙と光　ルイス・カーンの建築

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2007/09	専門科目「建築構法」では、教科書からオリジナルに作成した約1000問からなる問題集をWeb-CT上に公開し、学生が講義後その問題を解くことで、復習しやすい環境を作っている。
2.	2007/04	専門科目「建築意匠」では、編著「テキスト建築意匠」ならびにオリジナル視覚資料と問題集を併用して、講義の充実ならびに予復習のやりやすい環境を作っている

●作成した教科書、教材

1.	2016/12	日本の建築意匠に関わるテキスト書籍の出版と講義開講

研究者からのメッセージ
1.	コミュニケーションとしてのデザイン・プロセス都市や建築などの所謂「環境デザイン」形成過程では、デザインされたモノの是非もさることながら、これに関係する人々間の合意形成の在り方が非常に重要となりつつあります。近年、都市計画においては市民参加の重要性が、建築設計においてはユーザーニーズの多様化が度々指摘されているように、これまで作り手側だけで担われていたデザインプロセスが、社会的に開かれたコミュニケーションプロセスへと変革しています。こうした背景を踏まえて、従来のデザイン方法論をベースに、コミュニケーション・ツールの検討や、目的の共有化手法、合意形成の段階設定などの課題について、実践を通して体系化することが目下関心のテーマです。また、海外事例や共有嗜好された都市イメージ研究なども併行して行っています。教育面では、学生諸氏の基礎的デザインスキルの充実に加えて、デザインを通したコミュニケーション能力の向上に寄与したいと考えています。1990年京都大学工学部建築学科卒業。1992年パリ建築大学研修生。京都大学工学研究科助手を経て1998年４月より現職。建築設計が専門。

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立命館大学平尾研究室