研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-12-07 05:12:24）　

イタキ　マサヒコ
板木　雅彦
ITAKI Masahiko

所属国際関係学部国際関係学科

職名教授

その他所属
1.	国際関係研究科

学歴
1.	2006/11 (学位取得)	京都大学京都大学博士（経済学）
2.	～1980	京都大学経済学部経済政策卒業
3.	～1984/03	京都大学経済学研究科国際経済博士後期課程中退

職歴
1.	2000/04/01	立命館大学国際関係学部教授

所属学会
1.		経済理論学会
2.		国際経済学会

研究テーマ
1.	国際貿易理論
2.	国際過剰資本に関する研究
3.	対外直接投資・間接投資に関する理論研究
4.	弁証法と社会科学方法論の研究
5.	軌道分析と主成分分析

研究概要
社会科学方法論と国際過剰資本の研究資源配分と所得分配の多部門モデル研究国際貿易・投資・金融3分野を包括する理論研究。現在は社会科学と方法論に関する研究を遂行中。とりわけ近年は、軌道分析と主成分分析、および国際貿易理論の研究に従事。あわせて、フォン・ノイマン型モデルに依拠しつつ、資源配分と所得分配を双対的に表現する4部門モデルを構築中。

現在の専門分野
経済理論, 経済政策(含経済事情) (キーワード：国際経済論、経済理論、経済政策(含経済事情)、直接投資、証券投資、多国籍企業、過剰資本、弁証法、社会科学方法論)

著書
1.	2022/03	アメリカン・グローバリゼーションと中国経済体制――米中貿易の国際的枠組みと国内的基盤
2.	2021/04	国際経済から見た国際関係
3.	2016/03	プレリュード国際関係学
4.	2010/11	「国際過剰資本とグローバリゼーション」 │ ,267－28７
5.	2010/04	『現代世界経済をとらえるVer.5』
全件表示（11件）

論文
1.	2021/03	The formation of surplus capital in China　and the capital flight crisis in 2015―2016 │ The Ritsumeikan Economic Review │ 69 (5・6),156-192頁
2.	2020/03	The dual equation and the net economic resource │ The Ritsumeikan Journal of International Studies │ 32 (4),321-351頁
3.	2018/12	世界経済の構造 ――修正ケインズ・フォン・ノイマン型価格体系と物量体系の双対性より │ ワーキング・ペーパー・シリーズ │ IR2018-2
4.	2018/09	ケインズ経済学の失敗――修正ケインズ・フォン・ノイマン体系の視角から―― │ ワーキング・ペーパー・シリーズ │ IR2018-1,1－25
5.	2018/06	価格ニュメレールと国際不等労働量交換 │ 立命館国際研究 │ 31 (1),39－77
全件表示（64件）

学会発表
1.	2017/10/21	リカード・マルクス型貿易理論を目指して（シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等）
2.	2014/10/25	軌道分析と主成分分析からみた20世紀世界貿易の変遷とその今日的意味（口頭発表，一般）
3.	2014/06/07	軌道分析の応用による世界金利体系の析出（口頭発表，一般）
4.	2012/12/01	「国際金融危機の出発点――サブプライム・ローン危機を振り返って」（口頭発表，特別・招待講演等）
5.	2008/10/25	国際過剰資本の展開とサブプライム危機

受賞学術賞
1.	2008/10	日本国際経済学会小島清研究奨励賞

研究高度化推進制度
1.	2013/04 2014/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 国際過剰資本の観点からする世界経済危機の研究

授業科目
1.	Advanced Seminar
2.	Advanced Seminar
3.	International trade and Investment
4.	IR18‐AJ103 経済学
5.	IR18‐DJ209 グローバル･シミュレーション･ゲーミング
全件表示（15件）

教育活動

●その他教育活動上特記すべき事項

1.	2014/08 ～ 2014/08	高校等の模擬講義：国際貿易を通して国際関係をみてみよう
2.	2000/03	就職活動に関して合宿を行い、卒業生にも協力してもらいながら、職業意識の涵養に努めている。

研究者からのメッセージ
1.	社会科学方法論と国際過剰資本の研究「高校時代、歴史を動かしている根本は経済だから、経済史をやれと先生に言われたのが経済学への動機となった」と語る板木先生の専攻分野は国際経済論。現在、国際貿易・投資・金融の理論研究を続けています。「一つの国の中での相対的な生産力の格差で競争力が決まる国際貿易の原理を比較優位原理といいます。この原理が国際投資や金融の超過利潤を生み出す源にもなっているのではないでしょうか」と説明。アダム・スミス、リカードの古典経済学に始まり、近代経済学のヘクシャーやオーリンまで理論を再検討した論文などを書きました。'80年、京大経済学部を卒業、大学院へ。小野一一郎教授につき世界経済論を専攻、韓国繊維産業の戦後の発展を研究しました。京大経研助手を経て、'90年本学へ。河内長野市から片道3 時間の電車の中が勉強室。「特技は研究、趣味は教育」と笑います。（談）