研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2023-02-02 18:09:49）　

マツミヤ　タカアキ
松宮　孝明
MATSUMIYA Takaaki

所属法務研究科（法科大学院）

職名教授

その他所属
1.	法学研究科

学歴
1.	2006/03 (学位取得)	立命館大学博士（法学・立命館大学）
2.	1982/03 (学位取得)	法学修士
3.	～1980/03	京都大学法学部卒業
4.	～1985/03	京都大学大学院法学研究科博士課程
5.	～1976/03	滋賀県立虎姫高校

職歴
1.	2004/04	立命館大学大学院法務研究科教授
2.	1995/04	立命館大学法学部教授
3.	1990/04	立命館大学法学部助教授
4.	1987/04	南山大学法学部専任講師
5.	1985/04	京都大学法学部文部教官助手

所属学会
1.		日本医事法学会
2.		日本刑法学会
3.		日本犯罪社会学会
4.		日本法社会学会
5.		法と心理学会
全件表示（6件）

研究テーマ
1.	(1)刑事製造物責任、刑法学の体系論、医事刑法、交通刑法
2.	(2)経済刑法

研究概要
災害・事故の防止における刑事法の役割と限界災害・事故等の際に関係者の刑事責任（主に過失致死傷罪のそれ）を追及することの意味と限界を捜ることを主な課題とする。【研究テーマ(1)概要】刑事過失責任の主要分野である交通、医事、製造物の分野での刑事法の機能【研究テーマ(2)概要】証券取引や独占禁止の分野における刑事法の機能

現在の専門分野
刑事法学 (キーワード：刑事法学、刑事、製造物、刑法、体系、医事、経済、証券取引、独占禁止)

著書
1.	2022/11/20	「刑事再審制度の意味とその改革」
2.	2021/09/20	「先端刑法各論　現代刑法の理論と実務」
3.	2020/04/20	「ギュンター・ヤコブス著作集［第2巻］刑法と刑罰の機能」
4.	2020/04/10	「ハイブリッド刑法総論」
5.	2019/09/30	「先端刑法総論　現代刑法の理論と実務」
全件表示（64件）

論文
1.	2022/12/20	「他者による葬祭可能性の減少」』と死体遺棄――福岡高判令和4･1･19の問題点について―― │ 立命館法学 │ (404),142
2.	2022/09/20	「『タトゥー事件」からみる「医行為」と刑罰による「医業」独占の意味 │ 年報医事法学 │ (37),27
3.	2022/06/20	窃盗と遺失物等横領とにおける「不法領得」：大阪高判令和3・12・10および福岡高判令和3・3・29を素材に │ 立命館法学 │ (401),142
4.	2022/03/20	購入代金支払前の『商品』の費消と「不法領得の意思」：名古屋高判令和3・12・14を素材として │ 立命館法学 │ (399=400),874
5.	2022/03/20	治療的司法と刑罰との対話 │ 治療的司法ジャーナル │ (5),2
全件表示（177件）

学会発表
1.	2011/08/09	福島原発事故と刑事責任（ポスター）
2.	2009/09/12	量刑に対する責任、危険性および予防の意味（ポスター）
3.	2008/05/17	組織犯罪対策に見る『自由と安全と刑法』――共謀罪立法問題を含む―― （ポスター）
4.	2008/03/02	犯罪体系論再考（ポスター）
5.	2007/10	今日における犯罪論と刑罰論の関係（ポスター）
全件表示（22件）

科学研究費助成事業
1.	2018/04 ～ 2022/03	医療安全と紛争解決の有機的連携の促進のための複数領域による国際比較研究 │ 基盤研究(B)
2.	2018/04 ～ 2021/03	東アジアの経済刑法と国際的相互作用の動態 │ 基盤研究(C)
3.	2016/04 ～ 2020/03	現代民主主義の構築における司法の役割と国民的基盤－司法行動・制度改革の実証的研究 │ 基盤研究(B)
4.	2012/04 ～ 2015/03	東アジアの経済刑法 │ 基盤研究(C)
5.	2011/11 ～ 2014/03	裁判員制度における量刑基準の明確化および理論的考察のための刑事学的総合研究 │ 基盤研究(B)
全件表示（14件）

研究高度化推進制度
1.	2019/04 2020/03	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型財産犯における刑罰と処分の兼ね合い
2.	2017/09 2018/09	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 犯罪体系論の歴史的変遷
3.	2012/04 2013/03	研究支援制度分類：専門研究員プログラム種目：- 証券犯罪の総合的研究ー実効的規制のための基礎的考察
4.	2011/04 2012/03	研究支援制度分類：専門研究員プログラム種目：- 証券犯罪の総合的研究ー実効的規制のための基礎的考察
5.	2010/04 2011/03	研究支援制度分類：専門研究員プログラム種目：- 証券犯罪の総合的研究ー実効的規制のための基礎的考察

授業科目
1.	刑事法実務総合演習
2.	刑事法実務総合演習
3.	刑事法展開演習
4.	刑法A
5.	刑法A
全件表示（9件）

教育活動

●教育方法の実践例

1.	2010/09	法科大学に院における刑法Ⅱにおいて、財産犯および社会的法益に対する罪、国家的法益に対する罪に重点を置いた実践志向的な講義を展開している。
2.	2005/04	法科大学院における刑事法実務総合演習において、実務で頻出する事件を素材とした実践的な思考方法を、対話形式で学生に教授している。
3.	2004/04	法科大学院における刑法演習において、近年の重要な裁判例を素材とした実践的な思考方法を、対話形式で教授している。

研究交流希望テーマ
1.	刑法総則の体系中国、ロシア、英米、独仏との比較によって、刑法総則の立法形式の持つ意味を明らかにする。
2.	経済刑法、とりわけ証券犯罪発展著しい中国の経済刑法を、とりわけ証券犯罪の視角から研究し、わが国、アメリカ、ＥＵとの比較を試みる。

研究者からのメッセージ
1.	過失犯論を中心に刑事責任のあり方を考察法学部ではおもに刑法の総論または各論を担当しています。研究の中心は過失犯論で、とくに交通事故以外の公害や製造物被害、火災・労働災害などに対する刑事責任のありかたを考察しています。『刑事過失論の研究』（成文堂）、『火災と刑事責任』（共著・成文堂）などが、その成果です。　さらに最近では、交通事犯の処理や「再審」、「検死制度」などの刑事手続きの分野にも手を広げています。そこでの関心は、わが国独特の法律を軽視した擬似「法治主義」、つまり法を執行する側が法律を厳格に守らないという現象をどう見るかというところにあります。　滋賀県出身。南山大学講師を経て'90年に本学へ。郷里の湖北と濃尾平野の風景、そして京都の街並が好きで、天気のよい日は自転車通勤をしています。