研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2022-07-08 16:31:01）　

タナカ　タケシ
田中　武司
TANAKA Takeshi

所属総合科学技術研究機構

職名上席研究員

その他所属
1.	総合科学技術研究機構先端材料研究センター

学歴
1.	～1965/03	大阪大学工学研究科精密工学修士課程修了工学修士
2.	～1968/03	大阪大学工学研究科精密工学博士課程修了工学博士
3.	～1963/03	立命館大学理工学部機械工学科卒業

職歴
1.	1994/04/01 ～ 2006/03/31	委員歴多数につき省略

所属学会
1.		euspen
2.		アメリカ精密工学会（ＡＳＰＥ）
3.		精密工学会（ＪＳＰＥ）
4.		砥粒加工学会（ＪＳAT）
5.		日本機械学会（ＪＳＭＥ）

研究テーマ
1.	SPSによるダイヤモンド複合材料の開発とその応用研究
2.	光造形による砥石／ホイールの創製
3.	環境にやさしい冷風加工の研究
4.	超微細ダイヤモンド砥粒ビトリファイドボンドホイールの創製と研削性能に関する研究
5.	量子理論に基づく光励起マシニングの研究

研究概要
ナノテクノロジにおける精密加工理論の確立　超平滑面を光励起反応あるいは機能性流体を利用して創生しようとする研究やファインセラミックス等難削材の高能率研削用超砥粒ホイールの開発および研削・研磨加工理論の確立を目指し、精密・生産工学の発展に寄与しようとする。

現在の専門分野
生産工学・加工学 (キーワード：精密加工学、機械工作、生産工学、超微細ダイヤモンド砥粒、ダイヤモンドホィール、研削性能、ダイヤモンド複合材料、SPS、紫外線硬化樹脂、砥石、冷風、研削、削、紫外線、蛍光剤、ナノマシニング)

著書
1.	2011/12	機械実用便覧　改訂第7版 │ ,289-294
2.	2007/07	ナノカーボンハンドブック │ ,686-690
3.	2006/08	砥粒加工技術のすべて │ ,26-27
4.	2004/10	東北アジアビジネス提携の展望 │ ,167-181
5.	2001/10	微粒子工学大系　基本技術　固定 │ ,1054-1061
全件表示（7件）

論文
1.	2014	Polishing phenomena of aluminum alloy and a polishing-trial in ultraviolet-ray irradiation-Study of Ultraviolet-Ray Aided Machining │ 12,307-310
2.	2013	Polishing Technology and Phenomena of Inner/Outer Surface of Small Cup-Type Nickel Tube-Study of Ultraviolet-Ray Aided Machining │ 797,455-460
3.	2012/11	ハイブリッドプロセスの最新動向と可能性 │ 砥粒加工学会誌 │ 56 (11),722-725
4.	2011/09	Verification of Polishing Phenomena of Nickel Cylinder using Photocatalyst and Luminous Dye Excited by Ultraviolet Ray-Study of Ultraviolet-Ray Aided Machining │ Advanced Materials Research │ 325,489-494
5.	2011/04	光触媒とカチロンを用いたニッケル円筒の研磨現象について-紫外線励起加工の研究 │ 精密工学会誌 │ 77 (4),422-427
全件表示（104件）

学会発表
1.	2014	紫外線励起加工の研究（第１7 報）-紫外線により励起された光触媒と蛍光材料によるCo-Cr-Mo合金の研磨
2.	2014	紫外線励起加工の研究（第１６報）-紫外線照射下における各種材料の研磨可能性の一考察
3.	2013	紫外線励起加工の研究（第１４報）-紫外線で励起された光触媒と蛍光材料によるAl5052/Al(99+)の研磨現象の検証
4.	2013	紫外線励起加工の研究（第１５報）-紫外線により励起された光触媒と蛍光材料によるチタンの研磨
5.	2012/08/31	紫外線励起加工の研究（第１３報）－紫外線により励起された光触媒と蛍光材料によるアルミニウム合金の研磨（ポスター）
全件表示（140件）

受賞学術賞
1.	2009/03	精密工学会功労賞
2.	2008/09	砥粒加工学会特別功労賞
3.	2002/09	ABTEC2002ベストオーガナイザー賞
4.	2000	砥粒加工学会論文賞

共同・受託研究実績
1.	2010/05 ～ 2011/03	金属表面処理技術の基礎研究 │ 技術指導
2.	1994/04 ～ 2012/03	30件以上につき記載不能 │ 受託研究

取得特許
1.		砥石並びにその製造方法及び製造装置（特開平10-249735）
2.	2012/08	転動体の製造方法，ワークの研磨方法，研磨液および研磨装置（特願2012-181709）
3.	2007/06	金属の研磨方法（特願2007‐159445）
4.	2006/06	深穴加工装置（2006-163315）
5.	1987/11	ブリッジ型メタルボンドダイヤモンド砥石およびその製造方法（62-303578）

教育活動

●教育方法の実践例

1.	1988/04 ～ 2011/03	立命館大学における23年の在職期間中に，理工学部機械工学科に精密加工学研究室などを創設している．加工学研究室の設置は機械工学科で初めてで，生産加工学，精密加工学関連の教育を行っている．

研究者からのメッセージ
1.	ナノテクノロジにおける精密加工理論の確立田中先生の研究主題は精密加工学。超平滑面の光励起反応・機能性流体を利用した創生や超砥粒ホイールの開発および研削・研磨加工理論の確立。ホイールに使うダイヤモンド砥粒は鉄鋼材料を削ると摩耗が激しく、具合が悪い現象に着目。追究の結果、ダイヤモンドの炭素が化学反応を起こし鉄の中に入ることを発見、電子顕微鏡で確認しました。アメリカの高名な学者の来訪もあり、博士論文になった研究です。ダイヤモンド砥粒を固めホイールをつくる場合、固める材料に金属、高分子材料、ガラス質のいずれかを使いますが、それぞれ一長一短があります。金属の長所とガラス質の特質を合わせ持つ「メタリファイド」の開発は最近の業績で、ファインセラミックス等難削材用超砥粒ホイールを目指すもの。最近、光造形法を用いたホイールの製作法も発明。被削材と砥石を組み合せ、実験を続けており、ナノテクノロジにおける精密加工理論の確立と深化が目標です。機械いじりの好きな少年で、1964年本学理工学部を卒業、阪大大学院へ。高松高専から'88年母校に。趣味はゴルフ、囲碁。工博。（談）