研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2024-06-04 16:53:10）　

カトウ　ジュンゾウ
加藤　潤三
KATO Junzo

所属産業社会学部現代社会学科

職名教授

その他所属
1.	社会学研究科

学歴
1.	2009/09 (学位取得)	関西学院大学博士（社会学）
2.	2001/04～2004/03	関西学院大学大学院社会学研究科社会学専攻
3.	2001/04～2004/03	関西学院大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学
4.	1999/04～2001/03	関西学院大学大学院社会学研究科社会学専攻博士前期課程修了
5.	1995/04～1999/03	関西学院大学社会学部社会学科卒業

職歴
1.	2019/04/01 ～	立命館大学産業社会学部准教授
2.	2011/10/01 ～ 2019/03/31	琉球大学法文学部人文社会学部准教授
3.	2009/10/01 ～ 2011/09/30	琉球大学法文学部講師
4.	2004/04/01 ～ 2009/09/30	大阪国際大学人間科学部講師

所属学会
1.		沖縄心理学会
2.		九州心理学会
3.		日本グループ・ダイナミックス学会
4.		日本コミュニティ心理学会
5.		日本質的心理学会
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資格・免許
1.	2006	専門社会調査士

研究テーマ
1.	地域環境問題に関する社会心理学的研究
2.	沖縄系移民に関する社会心理学的研究
3.	移住に関する社会心理学的研究

研究概要
コミュニティの社会心理学的研究私の専門は社会心理学であり、その中でも地域コミュニティに焦点を当てた研究を行っている。主な研究テーマとしては、①地域環境問題、②地域資源の開発、③地域における人の移動があるが、研究の基本的なスタンスとして、地域住民の視点から、地域の持続可能性を高め、活性化を促進させる要因について検討することを重視している。 ①地域環境問題に関する社会心理学的研究　地域環境問題に対する住民の態度の構造を明らかにし、環境配慮行動を促進させる要因や実践的なアプローチについて、様々なフィールドにおける調査や介入実験から検討を行っている。 ②地域資源の開発　地域の多様なアクター（例えば住民、移住者、観光客）の視点の組み合わせから、地域資源を発掘、発見する方法について検討を行っている。特に写真調査法を利用した研究を展開している。 ③地域における人の移動　移住者（特に都市から地方にする地方回帰型移住）の地域選択の要因と適応プロセスについて、移住者を対象とする量的・質的な調査を行っている。また沖縄をフィールドに沖縄系移民に関する調査研究を行っており、県系人のアイデンティティやネットワークに関する研究を行っている

現在の専門分野
社会心理学 (キーワード：社会心理学、コミュニティ、環境、移住・移動、地域資源)

著書
1.	2022/03	フィールド研究２：写真調査法 │ ,167-178頁
2.	2020/04	やろうか、やるまいか…
3.	2019/02	第1章　島嶼地域の自律に向けた大学の役割 │ ,27-38
4.	2013/12	コミュニティの社会心理学　第4章環境問題とコミュニティ │ ,81-100
5.	2009/03	健康とくらしに役立つ心理学　第15章くらしとコミュニティ │ ,170-182
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論文
1.	2023/12	地方移住をやめるとき : 計量テキスト分析による移住の中断要因の検討 │ 立命館産業社会論集 │ 59 (3),55-72頁
2.	2023/06	地方移住における移住者の適応および地元住民の受容とソーシャルキャピタルとの関連:島嶼地域沖縄における地方移住 │ 島嶼地域科学 │ (4),1-17頁
3.	2022/06	海外移民に対する沖縄県民の受容態度とその規定因の検討 │ 島嶼地域科学 │ (3),1-15頁
4.	2021/12	若者における「新しい生活様式」の測定とその規定因の検討 │ 立命館産社論集 │ 57 (3),97-107頁
5.	2021/03	移住動機による地方移住者の適応プロセスの比較 : 沖縄の移住者の適応曲線の分析から │ 立命館産業社会論集 │ 56 (4),53-63頁
全件表示（35件）

受賞学術賞
1.	2010/08	日本グループ・ダイナミックス学会日本グループ・ダイナミックス学会2009年度優秀論文賞
2.	2009/10	日本グループ・ダイナミックス学会日本グループ・ダイナミックス学会2008年度優秀論文賞

科学研究費助成事業
1.	2022/04/01 ～ 2025/03/31	コロナ禍移住における移住者の適応と地方の受容に関する社会心理学的研究 │ 基盤研究(C)
2.	2018/04 ～ 2021/03	地方回帰型移住における移住者の地域選択と適応過程に関する社会心理学的研究 │ 基盤研究(C)
3.	2015/04 ～ 2018/03	越境的ネットワークの発展と拡散に関する社会心理学的研究 │ 基盤研究(C)
4.	2014/04 ～ 2018/03	「場所」の魅力の解明－場所経験が人生移行に与える影響 │ 基盤研究(C)
5.	2013/04 ～ 2016/03	社会経済的要因を背景とした伝統的沖縄食による３世代への介入研究 │ 基盤研究(B)
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授業科目
1.	ゼミナールⅠ
2.	ゼミナールⅡ
3.	ゼミナールⅢ
4.	ゼミナールⅣ
5.	プロジェクトスタディⅠA
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教育活動

●教育方法の実践例

1.	2012 ～	ゲーミング・シミュレーションの実施

●作成した教科書、教材

1.	2013/12	『コミュニティの社会心理学』

●当該教員の教育上の能力に関する大学等の評価

1.	2013/11	平成24年度琉球大学プロフェッサー・オブ・ザ・イヤー
2.	2011/11	平成22年度琉球大学プロフェッサー・オブ・ザ・イヤー

研究者からのメッセージ
1.	ミクロに、マクロに地域コミュニティをとらえる社会心理学は、個人（ミクロ）と社会（マクロ）の関係性をとらえる学問です。特に地域コミュニティは、このミクローマクロ関係が生じる「場」であり、社会心理学的な面白さが凝縮されています。また単に学問的な面白さだけでなく、地域コミュニティは人々の生活する場でもあり、時として様々な社会問題も抱えた場でもあります。地域コミュニティにおける理論と実践を融合した研究を展開していきたいと考えています。