研究者学術情報データベース

（最終更新日 : 2021-12-22 23:48:34）

タキ　ヒロシ
瀧　博
TAKI HIROSHI

所属経営学部経営学科

職名教授

その他所属
1.	経営学研究科

学歴
1.	～1992/03	名古屋大学経済学部経営学科卒業学士 (経済学)
2.	2000/03 (学位取得)	名古屋大学博士（経済学）
3.	1994/04/01～1997/03	名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程博士後期課程単位取得満期退学
4.	1992/04/01～1994/03/31	名古屋大学大学院経済学研究科博士前期課程博士前期課程修了修士 (経済学)

職歴
1.	2017/04/01	立命館大学経営学部教授
2.	2009/04/01 ～ 2017/03/31	立命館大学大学院経営管理研究科教授
3.	2006/04/01 ～ 2009/03/31	立命館大学経営学部教授
4.	2004/10/01 ～ 2006/03/31	青森公立大学経営経済学部助教授
5.	2000/01/01 ～ 2004/09/30	弘前大学人文学部助教授
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委員会・協会等
1.	2000 ～ 2001	大学入試センター教科科目第一委員会委員簿記部会
2.	2002 ～ 2003	独立行政法人大学入試センター新教育課程試験問題調査研究委員会委員簿記部会
3.	2008 ～ 2009	独立行政法人大学入試センター教科科目第一委員会部会長簿記・会計部会
4.	2008	独立行政法人大学入試センター客員教授
5.	2008 ～ 2010	金融庁公認会計士・監査審査会公認会計士試験試験委員監査論
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所属学会
1.	1996/11 ～	日本監査研究学会
2.	1997/09 ～	日本会計研究学会
3.	2020/08 ～	日本内部統制研究学会
4.	2016/09	中小企業会計学会
5.	2015/05 ～	政府会計学会
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研究テーマ
1.	コーポレートガバナンスと公認会計士監査
2.	テクノロジー（特に人工知能）の進化と次世代の公認会計士監査
3.	会計プロフェッション規制に関する国際比較研究

研究概要
国際的な資本市場における監査の役割会社法および金融商品取引法上の公認会計士監査の諸制度の国際的な比較、テクノロジーの進化と監査制度、コーポレートガバナンスと公認会計監査との関係について、多面的に研究している。最近の関心事は２つ、　①AI等によって会計業務や監査業務はなくなるのか　②グローバル環境下での法的規制の困難さをどう乗り越えるかである。①は、結論からいうと、現在のAIは人間の判断を代替するのは難しいので、単純作業は自動化されるが、判断領域は残る。ただし、必要とされる専門家の数が多くなるか少なくなるか、また、新たにどのような専門知識が必要とされるかは未知である。また、企業のディスクロージャーの範囲は、統合報告等の記述情報へ拡大しており、その適切さをどう監査するのかは、あらたな判断領域として、研究対象となり得る。こうした判断領域については、オントロジー工学を適用して、暗黙知の明示化の可能性を追求する。　②は、すでに国際会計基準・国際財務報告基準や、国際監査基準等で実現している部分もあるが、問題は、資本市場規制の国際対応の難しさ、シャドーバンキング問題の国際化である。本来、規制というものは、違反者に制裁を科すことで実効性を確保する。しかし、それは、各国の伝統的な法制度の枠の中にあり、こうした制裁を国際的視点で厳格化することは難しい。さらにいえば、規制を巧妙に逃れて罰を受けない”不正”の増加が国境を越えた金融危機をもたらしている。こうした環境下における監査の可能性に挑戦したいと考え、研究を進めている。

現在の専門分野
会計学 (キーワード：監査論、プロフェッション論、新しいテクノロジーの監査への影響)

著書
1.	2020/08	『テクノロジーの進化と監査　　AIとデジタル技術が拓く新たな監査の可能性　（日本監査研究学会リサーチシリーズ XVⅢ）』 │ ,i-iii, 1-9, 173-187, 243-258 (共著)
2.	2013/10	『アカウンティング・プロフェッション論　 (日本監査研究学会リサーチ・シリーズXI）』 │ ,45-61, 189-202 (共著)
3.	2012/02	『会計士監査制度の再構築』 │ ,145-165,170-174,175-191,197-201 (共著)
4.	2009/07	『２１世紀　会計・監査・ガバナンス事典』 │ ,200-202, 212-214 (共著)
5.	2007/04	『新入門アカウンティング』 │ (共著)
全件表示（7件）

論文
1.	2021/09/09	２つの監査リスク │ 日本会計研究学会スタディ・グループ『財務諸表監査の基礎概念に関する研究　—最終報告書—』 │ ,193-204頁 (単著)
2.	2021/09/09	重要な虚偽表示リスクと発見リスクの意義 │ 日本会計研究学会スタディ・グループ『財務諸表監査の基礎概念に関する研究　—最終報告書—』 │ ,205-212頁 (単著)
3.	2021/08/01	財務諸表監査における自動化されたツール │ ディスクロージャー＆IR │ (18),65-71頁 (単著)
4.	2021/04/01	監査DXは財務情報の信頼性にどう貢献するか │ 企業会計 │ 73 (4),31-37頁 (単著)
5.	2019/09	監査リスクの概念 │ 『日本会計研究学会スタディ・グループ　財務諸表監査の基礎概念に関する研究　ー中間報告ー』 │ ,92-103 (単著)
全件表示（42件）

学会発表
1.	2021/09/05	テクノロジーの進化と監査人の役割 (日本監査研究学会第44回全国大会統一論題報告及び討論会)
2.	2019/08/03	AIの諸特性と監査制度への示唆 (日本監査研究学会第42回大会課題別研究部会「テクノロジーの進化と監査」)
3.	2019/08/03	テクノロジーの進化と監査における研究課題 (日本監査研究学会第42回大会課題別研究部会「テクノロジーの進化と監査」)
4.	2018/12/08	監査制度のグローバリゼーションとその課題の検討ードイツを事例としてー (日本会計研究学会第68回関西部会)
5.	2018/08/30	AI環境下における可監査性　ーブラックボックス問題と可読性ー (日本監査研究学会第41回全国大会課題別研究部会「テクノロジーの進化と監査」)
全件表示（21件）

講師・講演
1.	2021/09/10	AI監査が監査人の責任に与える影響について (日本・東京)
2.	2021/04/07	IFIARシンポジウム「高品質な監査と財務報告の信頼性向上に向けた取組」(モデレータ） (日本・東京)

受賞学術賞
1.	2014/09	日本監査研究学会監査研究奨励賞

科学研究費助成事業
1.	2020/07 ～ 2023/03	オントロジー工学による会計上の不正仮説生成に関する研究 │ 挑戦的研究(萌芽) (キーワード：監査の質, 不正リスク, 財務諸表監査, オントロジー, 粉飾決算)
2.	2020/04 ～ 2023/03	財務諸表監査の概念フレームワークに関する研究 │ 基盤研究(B)
3.	2016/04 ～ 2019/03	ＥＵにおける監査規制が監査の質に与える影響に関する学際的研究 │ 基盤研究(B) (キーワード：監査の質, 監査制度, 監査・保証業務, 制度比較研究, 会計監査, 監査規制, ＥＵ)
4.	2000 ～ 2001	会計情報の検証行為における事実認定に関する実証研究 │ 奨励研究(A) (キーワード：監査人の責任, 証券取引法違反, 会計情報の信頼性, 不正な財務報告, 会計, 情報の信頼性, 監査, 証券取引委員会, 規則 10b-5, 不正)

研究高度化推進制度
1.	2021/04/01 2022/03/31	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型テクノロジーの進化と監査
2.	2020/04/01 2021/03/31	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型テクノロジーの進化と監査
3.	2019/04/01 2020/03/31	研究支援制度分類：研究推進プログラム種目：科研費獲得推進型テクノロジーの進化と監査
4.	2012/04 2013/03	研究支援制度分類：学外研究制度種目：- 監査人の資格要件と法的責任の国際比較研究